苦手な上司との付き合い方
職場に付き合い辛い上司がいます。
仕事内容のことでどうしてもその方に質問や指示を仰がなければならないことがあり、その対応に何となく冷たい印象を受けます。
その時の気分や人によって態度に差があるように感じてしまいます。
気付かないフリをしてこちらからコミュニケーションをはかりますが、その後ドッと疲れてしまいます。
できれば上手く付き合っていきたいのですが、どのようにしたらよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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苦手は苦手なりに…
苦手な上司ですか。困りましたね。仕事関係で苦手な方に出会ってしまうと毎日憂鬱になってしまいますよね。
さて、苦手な方と劇的に上手く付き合えるようになるスーパー裏技についてですが、それは
そ ん も の な い
と知ることだと思います。
私たちはつい目の前の辛い現実から逃げ、何かいい方法があるのではないかと画策したり、ごまかしたり、とりあえず問題を避けたりしますが、それは正面から問題を受け止めることができない人間の弱さです。
その弱さを認める所から歩みが始まるのでしょう。仏教に対処法を求めた所で劇的に人間関係を改善する裏技はありません。
よって、現実的な方法としては「なるべく付き合わない」ことでしょうが、仕事ならそうもいきませんよね。
辛いでしょうがじっくり向き合うしかないのかもしれません。相手をよく見ること、知ることです。そして自分を知ること。相手の何を苦手に感じ、相手の行動によって自分の心がどう感じているのかよく分析することでしょう。
相手の立場になって考え、相手の行動に理解を示そうとすることや、そもそも色んな人がいるのだから合わない人がいてあたりまえという心がけを持つことも大事かもしれません。
一度苦手意識を持つと苦手フィルターを通してしか見られなくたっりしますから、あらためてフラットな目でみてましょう。
たぶん、苦手なことは変わらないと思いますが…苦手なりに逃げずに付き合っていけたらよいですね。
仏教は相手をどうするかではなく、どこまでも私自身の在り方を知らされる教えです。
逃げる私、決めつける私、ごまかす私、なんとかしなければいけないとこだわる私…
色んな私が見えた時、ちょっと楽になれたらよいなあと願っています。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
自分の弱さであるということに気付かせていただけた今、不思議と気持ちが楽になりました。
自分の在り方を考えるよい機会です。
精一杯楽しんでいきます。
ほんとうにありがとうございました。
またよろしくお願い致します。