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母の帰宅願望

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有り難し有り難し 15

現在、母は中度の認知症で施設暮らしをしています。

その母が、口を開く毎に 家(今までの住まい、持ち家)に帰りたい と言います

できることならそうしたいのですが、わたくし独身現在実家(母の言う、家)に一人暮らしです

その状態で母を実家暮らしさせるとなると、仕事を辞めて母の面倒を見ることになり、いずれ金銭的にショートします

仮に私が働いたとしても、各種の介護サービスを昼間利用しなくてはならなくなり、この場合も金銭的にショートするのは必然的です。

生活保護を受けるとしても 母が戻りたいという家(持ち家)を処分しなくては生活保護を受けられません。

家を手放しては、母の望む「家に帰りたい」にはなりません。

また実姉からの金銭的援助も無理な状態です。

そのことを母に話しても理解してもらえません ただ一言、

「自分の家に帰るのがなぜいけない、金がなくなりゃ役所に相談しろ、財産(家)を手放した後でなければ生活保護を受けられないなんてはなし聞いたことがない」と言って現実を理解しません

そのような状況を母に何と言って説明して、家に帰ってそのまま住み続けることは難しいことだと納得してもらえるのか悩んでいます

ご指導ください。

母は、普段の会話は支離滅裂ですが、家に帰る話だけははっきりと会話をします。 ですので相当、自宅願望がああると思います。望みをかなえてやれない自分にも腹が立ちます。

役所に行った相談したところ、財産である家を処分してからでないと生活保護は受けられないとのことでした


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

説明ではなく理解を示して寄り添ってあげてください

ぽんたさん

施設で暮らす認知症のお母様の帰宅願望にお悩みなんですね。認知症の方に接していると、とても不思議な感じがします。昔のことは詳細に覚えていたり、ある面ではとても理解しているかと思えば、簡単なことが理解できなかったりします。その日によっても違うし、家族の前と他人の前では違ったりもします。

あなたはとてもお母さん思いなので、お母さまの意思を尊重してあげたいと思っているのですね。でも役所にも相談して、それが無理であると言われたのであれば、現実的には難しいことです。

こんなときどう説明したら納得してもらえるでしょうか。もうすでにいろいろ説明はしているのでしょうし、この件については説明しても理解できないかもしれません。お母さまへの対応を説明から「理解」へと切り替えたらどうでしょうか。「帰宅願望」は「いま」「この場所」が自分の場所と思えないのです。「不安」や「落ちつけない気持ち」でいっぱいです。そこを理解して、その気持ちに寄り添うことを考えて対応していきます。

私たちが他人の家に泊まることになったとき、落ち着かずに、はやく自分の家に帰りたいと思います。そう思うと少し帰宅願望の人のもつ不安や落ち着かなさが理解できる気がしませんか?不安に理解ある態度を示し、でもいまはお母さんの要望どおりにできずに辛いと思っているあなたの気持ちを伝えください。認知症の人は理解力は低下しますが「感情」は理解できることもあります。気持ちを尊重されるとにより落ち着く場合もあります。施設の専門職の人と相談しながら、一致した対応をしていくことも大切です。

認知症の対応は人それぞれによって違います。その人の個性がそこに現れます。お母さまの帰宅願望の奥にある気持ちに触れることができるようがんばってみてください。

あまりご自分が思いつめることないように。認知症であっても息子さんの心の状態を母親は感じて不安定になることもありますから。ぽんたさんにとってもお母様にとっても穏やかな日々が訪れますようにお祈りさせていただきます。仙如

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もう充分親孝行はなさってます

再就職の事で回答させて頂いた憲章です。そちらでも書かせて頂いたようにもう充分にお母さんに親孝行されております。お母さんが納得なさらなくても帰れないものは帰れない、それしかないと思います。あちらでも書いたとおり人には限界があり、あなたはそこまで尽くされましたもう充分だと思います。それでもどうしてもお母さんの思いを叶えたいというのなら、家を担保に銀行でお金を借りそれが続くまではそのお金で生活する、それが尽きたら生活保護をお願いするという方法もあるかもしれませんが、お勧めは出来ません(尽きたときに生活保護が受けられるかも確実かわかりませんし、借金を抱え住む家も失うあなたが不憫です)。またそれはお母さんの大きな罪ともなる気がします。私はあなたの幸せを第一に考えて欲しいです。

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長くサラリーマンをしていて、16年前先代の跡を継ぎました。住職となって改め...
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質問者からのお礼

私が子供のころに両親がしてくれたこと、母自身の楽しみ趣味も我慢して子供の私にしてくれたいろいろなことをこの年になるといろいろ思い出し、今度は私が恩返しをしようと、がむしゃらになっていたような気がします。

でも、やるべきことはやってそれでも無理なものは無理であるという気持ちの切り替えしも必要なことに気が付きました

ありがとうございました

今後は、無理をせずできる限りのことをします

  

私が子供のころに両親がしてくれたこと、母自身の楽しみ趣味も我慢して子供の私にしてくれたいろいろなことをこの年になるといろいろ思い出し、今度は私が恩返しをしようと、がむしゃらになっていたような気がします。

でも、やるべきことはやってそれでも無理なものは無理であるという気持ちの切り替えしも必要なことに気が付きました

ありがとうございました

今後は、無理をせずできる限りのことをします

  

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