いい加減とは、ちょうどいい加減のことです。やり過ぎないこと、偏らないこと。それを意識しながら、人に流されない、自分をしっかり保った生き方をすることだと思います。

自分の思いを通して歩むことも大事です。でも、思いを貫き通すとき、対立することがあります。そんなときは、いい加減スイッチを作動して調整してみてください。

真面目だからとか、好き嫌いされるとか、期待に応えるというのは、自分の気持ちよりも、他の気持を重視してしまうからしんどいですよね。でも、周りの目線意見はどうしても気になってしまいます。それは、皆そうです。解釈の仕方で、色々な行動規範にばらつきが出来て、自己中心的な人や、引っ込み思案の方などの差が出来るのだと思います。

その多様性は生物であるが故の自然のなりゆきであり、全てのものが同じように動く、考えるなどということはないのです。全ての物事にはイレギュラーがあって当たり前なのですよ。

違いがあるということ。勉強の出来る人は勉強の出来ない人達がいるおかげで、勉強の出来る人が成立します。その逆も然りです。

あなたさまの今までの人生は、立派なひとつの流れであり、苦しく思う現状も、世の中の多様性の中で生きていることの証だと思います。

あなたさまの気持が楽になり、人生がちょうどいい加減に楽しく過ごされますように。

卓阿

随心院

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前回の投稿と合わせて、拝読させて頂きました。

お母さんのことはショックでしたね。「内緒にしてほしい、会うことを認めて欲しい。」という言い分は、到底受け容れられることではなかったでしょうし、「娘なら私のことを理解してくれる、何時でも私の味方になってくれる。」と思い込み、貴方の気持ちをないがしろにした身勝手な打算が見え隠れします。事実を言うに言えない立場で苦しむ娘の心さえ、「きっと私のために黙認してくれている。」とお母さんは解釈しているかもしれないですね。そして、周りが見えなくなるくらいに深みに入られ、真相を知る貴方に対して取り繕うことで必死のように感じます。
このような行為には、何時か必ず終わりが訪れ、相応の報いが下されるでしょう。誰も傷付かず、何も壊れずに現状が維持出来るものではありません。もしかしたら、お母さんも日々葛藤の中で、このようなサイトに助けを請うておられるのかもしれません。

さくらさんが「巷の独り善がりな生き方（姑息な手段を使って得をしたり、私利私欲を優先している）は、決して私らしくない。」と考えるのは、本当の私ですね。そんな潔い志向の貴方に対して、私は敬意を表したいですし、育てて頂いた両親には感謝なさい。
一方で、今までの私に疑問を持ち、その中でもがいているのも、未来へ向かおうとする本当の私ですね。「一体何だったの？！」と感じてしまう人生の延長に私は存在し、この疑問にぶち当たった訳ですから、今までの貴方の人生が決して無駄だったとは思いません。

期待に応えようと懸命に頑張ることは何も悪いことではありません。そのような生き方もありますし、他者からの評価は時として大きな後押しとなるものです。ただ、期待に応えられなかったからといって、評価が下がってしまったとか、期待してくれた方々を失望させてしまったとか、申し訳ない気持ちになって自分を責めるよりも、先ずは精一杯頑張った自分を褒めてあげて下さいね。
そんな日々の繰り返しの中で、自分の道というものは徐々に形作られていくのです。理不尽なことや許し難いことが貴方を苦しめるでしょう。しかし、それらは10代の貴方の観念で捉えられてきたことで、貴方がこれから成人されて30歳、40歳になる頃には理解出来ることもあるかもしれません。

今は目一杯手足を伸ばしてジタバタして、そして暫くしたら深呼吸して、また歩き始めなさい。

桑木茂光

蓮華寺

初めまして。桑木茂光と申します。 大阪最北端に位置する能勢町にございます...

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