生き地獄のなかで苦しみを紛らわせる方法
回答 4
有り難し 35初めまして。
わたしは30代の独身女性です。
友達は1人もいません。
職場の人間関係もうまく行っていません。
関わった相手にひとときはいい印象をもたれても、最後には必ず嫌われて終わる、ということを人生の中で何度も繰り返しています。
唯一、私に対する悪感情を一切感じずに接することができるのは、この世で母親だけです。
関わる相手を不快にさせ、嫌われる度に傷つき、生き地獄のような毎日を過ごしています。
わたしは誰かを成長させるための試練や反面教師になるために生まれてきたのでしょうか？
何かの罪を償わされているのでしょうか？
この先の人生に希望も未練もなく、
他人を不快にさせ自分を責めて苦しみながら生きていくことに、なんの意味も見出せないのです。
家族に迷惑をかけるのは憚られるため、自ら人生を終わらせることにも踏み切れずにいます。
他にどうしようもないから、毎日仕方なく生きています。
この生き地獄を終わらせることは出来ないまでも、少しでも紛らわせるための知恵をお借りしたく、投稿をさせていただきました。
ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人に嫌われても構わない
世の中には気の合う人間と、気の合わない人間がいます。
あなたの場合、最も気が合うのはお母様なのでしょう。
ひとときはいい印象を持たれても、最後には必ず嫌われて終わるという人間関係を何度も繰り返してきたということですが、あなた自身はその相手のことをどう思っていたでしょう。
気の合わない人間と無理に友人になる必要はありません。
当たり障りのない付き合いで十分です。
職場の人間関係がうまくいっていないということですが、職場に求められるのはまさにそうした当たり障りのない付き合いだと思われます。
短いご相談文だけで、あなたのことは詳しくわからないのですが、人に嫌われるのを極端に恐れたり、相手に過度のことを求めたりする傾向はありませんか（外れていたらお許しください）。
我慢して人に好かれる必要はありません。
自分を嫌う人間には、嫌ってもらって構わないぐらいの気持ちで対応しましょう。
その代わり、他人に過度に期待するのもやめましょう。
あなたに友人がいないことと、この先の人生に希望がないことは、まったくの別問題ですが、そうしたあなたの他者に依存した考え方が影響しているかもしれません。
周りがどう思うが気にせず、自分の好きなこと、やりたいことに挑戦しましょう。
昨日とは違う今日を生きましょう。
あなたは自分を責める必要も、苦しめる必要もありません。
この世を天国にするのも地獄にするのも、すべてはあなたの心持ち次第です。
過去は過ぎ去りもう無い
過去は過ぎ去りもう無い。
未来は未だ来たらずまだ無い。
「今・ここ」の六根（眼耳鼻舌身意）だけが現実の人生。
心（思考や感情）は無常（瞬間ごとに浮かんで消えて変化している）であり、瞬間ごとに新しい心、瞬間ごとに新しい自分。
上記の内容を頭で一旦理解した上で、ヴィパッサナー瞑想やマインドフルネスという瞑想をやってみてはどうでしょうか。
「今・ここ」の1秒間の人生だけを見た場合、もちろん毎秒毎秒に何らかの苦しみ・不満・宿題はありますが、その1秒だけの苦しが地獄のような苦しみであることは少ないと思えるかもしれません。
どうせ死ぬ人生だけどこの1秒は死んでいない。
他人から嫌われてきた人生だけどこの1秒は他人とか関係なくただ呼吸しているだけ。
そのように思考や感情をリセットして平安な気分になれたら、日常生活でも怒りや悲しみを引きずらす、気軽で身軽な気分になれて家事や仕事も鼻唄混じりのようにリラックスしてできます。
そうなると心に余裕が出て（脳内の余計なアプリを休止できて）表情や言動が穏やかになり、他人からの印象まで変わる可能性があります。
とりあえず、「今・ここ」の1秒間の苦しみは意外と地獄じゃないなと、見直してみましょう。
自分のトリセツ
あなたのことはあなた自身が一番わかっているはずですから、自分の取扱説明書をきっちりと書きましょうよ。地獄だ、苦しいなんて悩む暇あったら取説を書いて、詳細まで仕上げる。
「こんなときは？故障かな？と思った時は」
「コールセンター（ご実家）までご連絡を」
こまかく、丁寧に、相手に分かってもらえるように書いてみて下さい。
そうすると、それはダブル、トリプル、無限功徳があります。
自分で自分のことが改めて分かる。
ああ、自分の弱い所はここだなぁ、とかここは自分の能力、長所になる、と。
感情的にボカーンとなってしまうポイントはこういうことだな。
人間的に、生物的な学びにもなる。
そして、いつか自分のことを受け入れてくれる人、といってもその人だって完ぺきではありませんから、お互いにお互いのことを理解して、理解し合うそのためにも、自分の取扱説明書をきちんと自分なりに書いてみるといいでしょう。
パソコンでも紙でもいいですから、
自分の性格、
自分のクセ、
弱い所、
ダメなところ、
過去において辛かったこと、
今も不安な事、定期的に思い出されること、
自分の苦手な事、
色々挙げてみましょう。
単純に人間は不安な事、よくわからないことに恐怖や不安を覚えるものなのです。
何故この世に仏教があるかご存じでしょうか？
その理由の一つは、人間はこの世界に生まれてくるときに、自分が生まれてくることも知らない、何ものであるかも知らんままに生まれてきたからです。
だから、人間はおおよそ、誰もやらんですけど、自分が自分のことを明らかにしようという志を持つことが大切なのです。
ぼーさんたちが坐禅、瞑想して、仏道修行して、あれは何をやっているのか。
資格を取る為です。(笑)
いいえ、実際にそういう人もいますが、本当はそうではありません。
ちゃんとやっている僧侶たちは一体、何をしているか。
この自分自身というものを理屈を超えて、実感体感として明らかにせんと工夫修行されているのです。だからこそ、きちんとそれをやりぬいた人は人の事、自分のこと、人間世界のことがようわかるようになるんです。
だから、人をこうすればいいああすればいいと教導ができるようになる。別に坊さんでなくてもそれをやれば誰でも安楽になれます。
まずは、自分を知ろうとする工夫や努力を悩む時間を捨てて取り組むことです。
仏道は自己を明らめる道です。
少しずつお話しなさって下さいね
拝読させて頂きました。
あなたが人と関わることができずに生きることとても辛い思いをなさっておられるのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれども、あなたが本当に辛い思いをなさり苦しんでおられること伝わって参ります。あなたのお気持ち心よりお察しします。
あなたがそのように苦しんでおられることをどうかお話しなさって下さいね。あなたが人とどんな風に関わってうまくいかないのかもゆっくりここでお話し下さい。
人との関わりは些細なことでも変わってきます。気を使い過ぎてしまうとかえってコミュニケーションをうまく取れなくなってしまったり、苦手意識があるとどうしても敬遠意思があって深く関係を築いていくことできないと思います。
いずれにせよあなたの思いを思いつくままにゆっくりお話しなさってみて下さいね。例えばここでオンラインでもお坊さん達とお話しなさることもできます。顔を出さないで話すこともできるのでできれば緊張なさらないで気軽にあなたのことをお話しなさってみてはいかがでしょうか。
少しずつ話していく中で気軽に話すようになっていくのではないかと思います。
苦しいお気持ちもあなたのお気持ちに負担かからない範囲でおっしゃってみて下さい。
あなたを心よりお待ちしてます。
あなたが少しずつ思いをお話しなさっていく中で気持ちが楽になり穏やかに毎日を生きることできますように、皆さんと気軽にコミュニケーションを取りながら安心して健やかに生きることできますように切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。
個別相談可能
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。
人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。
仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。
