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後悔しないで生きるとはなんですか?

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こんにちは、私は23歳の女です。

私は高校生の時、家庭環境の変化(両親の離婚と母の再婚)から軽度の鬱病になり休学しました。
約1年の休学後、このままではいけないと思い通信制の高校に転入し卒業出来ました。
それからは地元の企業に就職して、その間にも人間関係でのストレスから抑鬱状態になり休職もしましたが半年で復帰し今年で就職してから3年経った為転職を決意し退職しました。

退職を決意した時、ふと自分の今までを振り返り果たして自分が進んできた道は、選択はこれで良かったのかよく分からなくなってきました。
学校にしろ仕事にしろ今まで「これが今の最適だ」と自分で考えて決断はしてきたつもりでいましたし後悔もしているつもりは特にありませんでした。
ただ、あの時鬱病にならなければ今より良い結果になったのだろうか等時々考えてしまうのです。

今までの選択が間違ってなかった、後悔なんて全くないとどうしたら思えるようになるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

学び続ける事でしょう。

こんにちは。「後悔」とは、過去の出来事に対するラベルの一つだと思います。物事を振り返る時、それが「後悔」というダンボール箱に入れられているか、「教材」という箱に入っているか、というイメージで私は捉えています。
つまり、物事それ自体は「事がら」であって、それ以上でもそれ以下でもない。貴女の判断・分類として「後悔フォルダ」に入れるか「教材」フォルダに入れるか、その違いです。
ゆえに、「後悔しない生き方」というのは、過去の出来事を「みな自分の教材と捉える・レッテル貼りをする」ことだと思います。「間違ってなかった」と強弁することではありません。「しくじり先生」みたいなものです。
過去を思い出して「あの時〜でなかったら」と空想遊びをするのは悪くありませんが、「もっと良かったかも」は現実に目を背けているだけでしょうね。
この「もし〜でなかったら」の用法は、「ロックバンドおかん」の「人として」が最高峰だと思います。Youtubeにもありますよ。

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有り難し
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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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