直感
最近、ついてないことばかりで、不安ばかり先行してしまい前に進もうという気持ちがおきません。
例えば、何かをしようと思うのですが、それを行えば嫌なことが起きるという直感?みたいなものがはたらき身動きがとれなくなってしまっています。
実際、「直感」というものは存在するのでしょうか?また、そのような不安にかられた場合どう対処していけば良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それは直感ではなく警戒心
2度、3度、4度と不運が続くと、人間、防衛反応が現われます。
そのような事をもう味わいたくないという、守りの反応が現われるのです。
ですから、それは直感ではないと思って良いでしょう。
それからもう一つ。
その出来事は、自分にとっては不幸、不運であっても、他の人にとっては何でもなかったりする。
ということは、絶対的な不運不幸は存在しないという事です。
たとえば、フラれた、電車に乗り遅れた、雨に出くわした、これは不幸かといえばそうでもありません。
フラれることによって、より良い人に出会えた。
乗り遅れたとしても、電車の中でいいアイデアがひらめいた、
雨に濡れたが、雨の日セールで安かった。
転んでも、転んだことで傷つかないことです。
もしくは、ただ転べるようになることです。
ただ、転ぶというのは、転んだら転んだという出来事を授かったままにするという事。
そこに余計な私見を交えない。「ついてない」とか余分な事を思うからあなたは、自分のその思いで傷ついているだけです。泣きっ面にハチ。さらに、そこに追い打ちをかけているのは自分の思いです。
刺されたら、刺された、ということだけ。
転んだら、転んだ、という事だけでいることです。
「ああ、そこに余計な思いを足していたんだなぁ、それで不運にしていたんだなぁ」ということに気づいてください。
そうすれば、出来事には善し悪しも、不運不幸もついていないという悟りのビジョンが手に入るでしょう。