回答 2
有り難し 20年明けに白血病末期と診断された祖父を5月に亡くしました。祖父は祖母に頼りっきりの人生でしたが18年前に祖母を亡くしています。
祖父は伯父と2人暮らしです。伯父は偉そうで話が通じず、定職にもつかずギャンブル借金などで祖父母の財産を食い散らす生活でした。
祖母が亡くなってからしばらくして伯父が結婚しました。その女性も変わっていて全て任せていた祖父のお金も一年で3000万ほど使っていました。2人で祖父を犬以下と言うなど酷い夫婦でした。祖母の大切な食器なども全て捨てられました。祖父は畑といくつもの田んぼを一人で耕作し、食事も作ってもらえずおかゆを自分で作って付け合わせで食べるといった生活でした。伯父は無職にもかかわらず通院の多い祖父の送り迎えもせず、祖父は残った少しのお金でタクシー通院をしていました。
私も大学生の時にはよく家に行っていましたが、就職してからはほとんど行けず、祖父からの電話に出ないこともありました。会いに行くのも年に2、3回でした。
年明けに祖父は白血病末期と診断され、地元の病院では診れず離れた病院へ入院しました。そこからも私は仕事や友だちとの予定を言い訳に月に3回ほどしかお見舞いに行っていません。母と妹はよく行っていました。伯父は祖父の土地やものを全て売り払う手続きをしていました。洗濯物は母と伯母がしていました。面会が多いことを祖父は喜んでいました。
治療はしないことになり緩和病棟のある私の病院で最期を看取りたいといいましたが、伯父は聞き入れず古い藪医者に入院させました。がん末期患者は通常苦痛除去のため麻薬を使います。白血病のガイドラインでも第一選択ですが担当医に言うとそんなものはないと言われ祖父は苦しみ抜いて亡くなりました。私は祖父の好きなものを持って行ったり身体を拭いてあげたり笑わせたりして、祖父も喜んでくれていましたが、遂にありがとうと大好きが言えませんでした。手紙をかき棺桶に入れました。
田舎なので葬式にも仕来りがあります。伯父は全てを無視し来てくれた人にも失礼ばかりしていました。可哀想なお葬式でした。もちろん財産はすべて自分のもの、法事は一切しないそうです。家に来るなと言われ祖父の仏壇に手を合わせることもできなくなりました。
祖父を苦しめた伯父とその妻を怨み、生きている祖父に感謝と愛を伝えられなかった自分を悔いています。祖父に感謝を伝えたいです。
お坊さんからの回答 2件
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めめさんは、本当に、優しいですね。
私ごとですが、義祖母が、同じ様な旅たちでした。
お祖父の、遺産も、財産もあるのに、最終は、葬儀も出さないとさえ、、、
私共夫婦は、トコトン闘いましたが、所詮孫であり、、
今でも、心残りです。。
すぐに、家も処分して、一周忌も、やりそうにありません、、、
お祖父さん、喜んでおみえですよ。
供養とは、大切な方を 想うことです。
いつか再会する時に、どんな顔で再会するか、その為の生き様こそが、最高の供養です。
お仏壇に、手を合わせなくても、お祖父さんを想い、手を合わせてあげてください。
カタチより キモチです。
拝読させて頂きました。
お祖父様を亡くされて大変悲しい思いをなさっておられるのですね。お祖父様を思うと後悔の念があなたを余計に辛くしておられることかと思います。
あなたの思いを心からお察し申し上げます。
お祖父様はあなあっと出会い生き抜いて幸せだったのではないでしょうか。その様な伯父様に翻弄されて辛いことも多数あったでしょうがそれでも十分に余りある幸せをお感じなさっておられたのではないでしょうか。
お祖父様は仏様のお導きを正しく受けて清らかな心で仏様の元にお生れなさいます。そして心から安心なさってご成仏なさって下さいます。
私もお祖父様が仏様の元に往生なさいます様心からお念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お祖父様はこれからも穏やかにあなたをお見守り続けて下さいます。
あなたはこれからもどうかお祖父様を真心こめてご供養なさってください。合間合間にお祖父様を思い心から手を合わせてお祖父様に語り掛けてくださいね。
いつでもお祖父様はあなたもその声に耳を傾けていて下さいます。
あなたとお祖父様もご縁はこれからもずっと続いていくのです。
そしてあなたの身近であなたと共にいてくださるのです。
悲しみは尽きないでしょう、それでもあなたはこれからもお祖父様に導かれて成長なさっていかれるのです。
伯父様達のことはほっておきましょう。恨んだり憎んだりする価値のない我欲の塊のような愚かな方々です。その様な感情を持つことさえ無駄です。彼らはいずれその報いを受けます。
どうかこれからの毎日もあなたはお祖父様に見守られながら健やかに成長なさってくださいね。
あなたの成長やあなたの幸せを何よりお祖父様は喜ばれ願っておられるのですからね。
大法寺 長谷雄蓮華さま
ご回答ありがとうございます。回答を見て涙が止まりません。なにもない田舎だけど、その一員として生きてきた祖父をその一員として、地域の仕来りで送り出してあげたかったです。祖父が苦痛や苦悩から解放されたと思うとほっとした気持ちにもなります。きっとまた再会できるのですよね。納骨のとき、お墓を開けると曾祖母のお骨がありました。祖父の母です。祖母よりも後に亡くなりました。その上に置かれた祖父のお骨をみて、やっと会えたんだと思いました。その時の涙はほっとしたような、嬉し涙でした。そこに伯父たちが入ると思うとまた腹立たしく怨むような気持ちもでてきますが…。カタチよりキモチという言葉に救われました。少しカタチにこだわりすぎていたのかもしれません。祖父の身体はもうありませんし、魂は自由ですよね！祖父のことを忘れず、再会できたときにいろいろな話をして、また笑わせられるような経験をたくさんしたいと思います。そしてこれからも何度も祖父にありがとうと大好きを伝えていきます。
ありがとうございました！！
一向寺 Kousyo Kuuyo Azumaさま
ご回答ありがとうございます。私は伯父のことや後悔などマイナスのことにしか目をやれていませんでした。祖父は曾祖母にとても愛され、本当に優しく勤勉で母性にあふれる祖母と結婚でき、孫やひ孫の顔もみることができ、さらに農業やお百姓仕事を愛し、追求し、それが評価された素晴らしい人生でした。昔の写真をみてもいつも楽しそうで…私と話しているときは声をあげて笑っていました。今思いついただけでもこんなにも幸せな経験をしてきたんだとわかりました。祖父にも失礼でした。私も祖父に会えて、祖父の孫として生まれて本当に幸せでした。涙がとまりません。祖父と出会わせてくれてありがとうと采配したどなたかに伝えたいです。
実は祖父が亡くなってから、死後の世界で祖父は幸せになれるのか、祖母や曾祖母、祖父が幼い頃に戦争で亡くなった曽祖父に会えるのか、地獄に落ちたりしないかが心配で仏教について調べました。気付いたときに南無阿弥陀仏を唱えています。ネットの情報でどこか心の底から信じられないような気持ちでしたが、心から安心して成仏すると聞いてほっとしました。祖父は直接は口にださずとも家族一人一人のことを考えてくれている大きな人でした。きっと裁判で罰を下されることもなく、仏様のところに行っていると思います。
今でも毎日のように祖父を思い出し、愛しています。これからは手を合わせて祖父に語りかけていきます。祖父との縁は続くと聞きなんだか心強い気持ちになっています。
伯父たちのことはもう考えません。時間が勿体無いですね。私自身、思い出すこともないぐらい幸せな人生を送りたいと思います。
ありがとうございました！！！
