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自分が悪いと思ってしまう。

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私は何かちょっとしたことでも自分が悪いと思って落ち込んでしまいます。

最近の例でいうと大切なサインが抽選で当たり届きました。額装してもらったのですが色紙に少し傷がついていました。
普通だったらきっと元々傷はあったよね、傷くらいつくよね、当たって本当に良かった!ですむはずなのです。

けれど私の場合、出来る限り大切に扱うよう精一杯やったにもかかわらず、私が梱包を開く行動が間違っていたのではないかとか、額装をお店で頼んだ行為が間違っていたのでないかとか…

あるいはもっと漠然と、私の日々の行為が悪かったから、もっとちゃんと勉強しなかったから、遊んでしまったから、親との約束を守れなかったから罰があったんじゃないかとか、おそらくその傷は元々付いていたと頭のどこかで分かっているのに、自分が悪かったのでないかと自分を疑い続けてしまって辛いです。せっかく当選した喜びも自分を責めるものに変わってしまうのです。それがまた辛いです。

昨年大学院でとある職員の方から理由もなく責められたりということや、担当教授から博士課程に進学する旨のことをいうと他の大学院に最初から行ってれば良いとか(今の大学院は内部進学です)私が全く悪くないことも悪いと言い続けられていたことも自分を責める考えを日常化してしまったのかもしれません。

何かちょっとしたことでも私の行動が不運を招いてしまったのだと思わずに済むにはどうしたら良いでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何も悪くないですよ。。。

かなこさんは、人より、繊細な心を、優しい心を、持っている素敵な女性ですね。

日々の勉学も、人生も、誠実になさっておみえですね。

少し、頑張り過ぎているのかも知れません。

立ち止まって観ると、いろいろと、楽になりますよ。

怖いかもしれませんが、立ち止まってみましょうよ。

立ち止まって観ると、今まで、気付かなかった事にも気が付きます。

不運なんてありませ

貴女は、今、蕾です、綺麗な花が咲く前の、蕾が膨らむところです。

是非、切な花を咲かせて下さい。

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おきもち

長谷雄蓮華 (ラジ和尚)
ラジオ パーソナリティ 『 命の 相談会 』開催 愛知県愛西市...
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己の人生

拝読させて頂きました。
なんでもそうですがパーフェクトの人生なんてありません。
今は何でも工業製品として完成品がいくつもいくもできてしまいますがそれが最良のように考えてしまいます。ですがそればかりが正しい訳ではありません。
みんなそれぞれに違っていていいのです。
色紙に少し傷があってもそれはその色紙の目印になり個性になります。

仮にその色紙を紛失してしまったら、探す時にここに少し傷があるんです、と見分ける元になるのです。
また大学での勉強でも今そう思ったとしても後々になって進む道が変わった時に必ず今歩んできた道が生きてくることはあるはずです。
何でもマイナスばかりにとらえる事でもなく何でもプラスばかりでもなく結果めぐり合わせで移り変わって様々な答えが出てきます。それも一過程の一部でしかありません。

ですから今あなたが歩んできた人生でも無駄な事なんてないんです。必ず後々意味を成してくることばかりなんです。それがあなたの個性になり人生になってくるんです。

どうか今もそしてこれからの人生も自信を持ってご自分の志す道をしっかりと歩んで行ってくださいね。
人の話は話半分程度でいいんです。参考にする部分を参考にして最終的には己の選択如何です。
あなたの未来を心からお祈りさせて頂きます。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

長谷雄蓮華さま

ご回答本当にありがとうございました。ずっと自分が繊細過ぎと思い、直さなければならないと思っていました。

>かなこさんは、人より、繊細な心を、優しい心を、持っている素敵な女性ですね。

そんな風に言っていただけて気分が楽になりました。人の話を真剣に聞いて傷ついてしまう私を繊細であることが悪いと私のゼミの先生は話すので辛かったです。

>立ち止まって観ると、今まで、気付かなかった事にも気が付きます。

立ち止まって見つめ直してみようと思います。きっと仰るように気づかなかったことも気づけると思います。不運なんてありません、という言葉も嬉しかったです。
応援のお言葉も本当にありがとうございました。

kousyo Kuuyo Azuma さま

ご回答本当にありがとうございました。

>なんでもそうですがパーフェクトの人生なんてありません。
今は何でも工業製品として完成品がいくつもいくもできてしまいますがそれが最良のように考えてしまいます。ですがそればかりが正しい訳ではありません。
みんなそれぞれに違っていていいのです。
色紙に少し傷があってもそれはその色紙の目印になり個性になります。

何かと全て完璧じゃないとダメだとずっと思ってきたように思います。個性という捉え方が出来なくなっていたように思います。何事も他の人より完璧でなければならないと思っていました。なかなか変われないかもしれませんが頂いたお言葉を頭において置きたいと思います。

>ですから今あなたが歩んできた人生でも無駄な事なんてないんです。必ず後々意味を成してくることばかりなんです。それがあなたの個性になり人生になってくるんです。

私はずっと今の大学院に進んだこと、そして大学時代、大学院のために必死に勉強したことが無駄だったと思って過ごしていました。こんな目に大学院であうなら大学なんてC評価で良いから資格試験の勉強だけしておけば良かったと。でも無駄なんかじゃないと信じたいと思います。応援のお言葉も本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ