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浄土真宗本願寺派を少し知るだけですが
ヨーロッパにおける日系各宗派の仏教寺院がどんな活動をしているのか、正直、よく分かりません。私はカナダを中心に合衆国本土やハワイの浄土真宗本願寺派の活動については多少は調べていますので、それと関連付けたところでお答えします。
イギリスはインドを植民地化していた関係で非常に早い時期から、インドの思想や歴史について調査研究していました。そのため少数ながら仏教徒もいました。浄土真宗教団で活動した初期のころの白人僧侶は英国人また英国で仏教を学んだ人たちです(アーネスト・ハントなど)。つまり歴史的には早くから仏教徒が欧州に少数ながらいたということです。しかし、これらの人々は日本仏教に対する理解はあまり深くなく、初期仏教を信じ実践していたので、ある種の軋轢があり、批判を受けていました。
欧州を含め日本以外の地域では、現在も浄土真宗が多くの信者を獲得しているとはいえませんが少しずつ増えているとはいえます。日本以外では仏教といえば、瞑想ということになっているので、それを取り入れ、仏教への入り口にしているようです。言い換えると、たくさんの人が浄土真宗に魅力的に感じ、自らの信仰として選ぶ段階には達していない生みの苦しみの段階にあるということでしょう。ハワイを含めた北米でも同じことがいえると思います(南米で瞑想をなさっているとは聞きません)。
北米や南米は日本から多数の人々が移民なさったので、その人たちの宗教的要請によりお寺が建てられたわけです。つまり信者さんは最初からある程度以上の人数がおいでになったわけです。ヨーロッパはそうした人は非常に少ないわけですから、その点でもたいへんであると思います。以下に示す恵光センターのような例外はありますが、ヨーロッパの浄土真宗系のお寺は小規模なものがいくつかはある、といったところです。
恵光センターのサイト
http://www.eko-haus.de/ja/