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知らない人の悪意から身を守る方法

回答数回答 1
有り難し有り難し 33

私は、何度か知らない人から悪意を受けることがあります。

例えば、電車の車内で本を読んでいたら、男子学生グループからいきなり蹴られたこと。
後ろからクスクス聞こえるとは思っていたのですが、まさか私のことを標的にしていたとは蹴られるまで思わず・・ダッシュで駅へとゲラゲラ笑いながら駆け降りる、全く知らない男子グループを見て、あまりに突然のことであっけにとられ何もできず、その時はただただ、ショックでした。

例えば、満員すし詰めのイベント会場で、後ろの女性の肘がずっと我慢できないほど痛い位置に当たっており、仕方なく(あの、肘が、)と声をかけると、よりグッ!と押し込まれ、うるっせーんだよ、ブス、このブス、と暫く耳で囁き続けられたこと。

他にもあり偶然ではないようで、道行くおじいさんから、おじさんから、酔った女性、意地悪そうなカップルからなど・・友人と複数でいたとしても、まず私が一番の標的になることが、とても多いです。

過去、友人に相談した折には、「その人たちは怖い人には絶対に突っかからないだろうから、責めても反論しなさそうに見えるんじゃない?」と言われたことがありました。
そういえば外国の方によく道を聞かれるように、隙のある人相なのかもしれません。

どんなに心の中で「あの人たちはイジワルしたくなったんだ、余裕がなかったんだ、気が立ってたんだ、同じ土俵に立ってはいけない」と自分を慰めても、些細なことで頭の中で、その時の彼らの笑い声や、蔑む声が聞こえてきて、ああいう人たちにずっと言われる人間なのだろうかと、とてつもなくみじめな、泣きたい思いになることがあります。

どうにかこの理不尽なサンドバッグのような思いから脱却したいです。
人生の中で、多くの人が経験しているようなことなのでしょうか。
何とかこういった人たちや、過去の出来事から、身を守る、見方が変わる考え方は、ないでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

居場所は選ぶべし

たしかに強くなればそのようなチンピラの害意にさらされることは少なくなるでしょう。でも、それ以前の問題だと私は思います。単純に住んでいる場所や行く所の治安が悪いだけでしょう。

私はゲーマーですが、ゲーム自体は面白いのにユーザーのいわゆる民度が低すぎるために楽しめず、止めることもあります。私がネットでQ&Aの回答者を始めて10年以上なりますが、hasunohaに落ち着いたのも荒らしがいない(運営者さんが守って下さる)という治安の良さゆえです。お坊さんでもそうなんです。
海外旅行でも「この地区は治安が悪いので絶対に行かないで下さい」という場所が必ずあります。日本に住んでいても『あくまで程度の問題』であって、決して悪い人がいないわけではありません。私も学生時代に電車の某路線の良い歳したサラリーマンたちが「俺は世界の中心だ!!!」みたいな感じであまりに厚かましいので遠回りしていました。
イベントなどは特に色んな人(つまり良い人も悪い人も)集まります。それに混雑すればするほど自分のストレスコントロールが出来ない幼稚な人が目立つものです。

そういった『お土地柄』やイベントに参加する『客層』というものを見極め、『危ない所に近寄らない・できれば住まない』ことが自分の身を守る上で大切です。なんでもかんでも自分のせいにしちゃいけませんよ。

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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質問者からのお礼

大慈様

ご回答ありがとうございます。

場所の治安、とは思ってもみなかったので、驚きました。
ゲームへの置き換えもすんなりと頭に入ってくるようです。
もちろん民度が…といったこととは逆に、周りに優しくする方や良い事もあるのですが、そういう時は治安が良い、もしくは優しくした人が、好きな作品の為に初めての人にも良くしたい、と努めている場合があるかもしれない、と振り返って納得し、落ち着きました。

ありがとうございます。
次からは避けるよう、また出会ったとしても、冷静な気持ちで落ち着くことができそうです。

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