劣等感が消えない
もう10年も前の失敗と後悔に囚われています。。
私は10年前大学受験に失敗しました。
普段の学期テストはそこそこできるほうでしたが、受験となるとまるでダメで、ことごとく落ちまくり、なんとか受かった別に行きたくもない大学に行くことにしました。(今思うとこの選択がよくなかったんだと思います。)
学部もさして興味のない分野で、なぜ私はここにいるんだろうという気持ちがずっと消えず、でも親に学費を出してもらっているんだから今更辞められないという状態で、ずるずると4年間通い続けて単位がギリギリの中なんとか卒業しました。
本当にダメな大学生の典型だったと思います。
そんな大学時代だったので、当然就職活動でもつまづきました。自分のアピールポイントが全く見当たらなかったのです。。
そして、就職が決まらないまま卒業を迎えました。
とりあえず働かなくては、と思いましたが、実家に戻ることはできず、都会へ出て2ヶ月間就職活動のためニートになりました。
本当にたくさん面接を受けました。でも、緊張と不安のあまりまともに話すことができなかったので、受かるはずもなかったです。今思えば精神状態がひどく不安定でした。。
それでも何とか職につけましたが、営業職がまるで向いておらず、チャラチャラした社風も肌に合わなくて1年ももたず辞めてしまいました。
それからというもの、派遣社員を転々として職歴は6社ほどにもなります。
今は観念して実家に戻り、非正規フルタイムで働いています。
そんな中、つい先日昔の友人に会い、順風満帆な暮らしぶりの彼女の様子を聞いていると劣等感が込み上げてきて自己嫌悪に陥ってしまいました。
好きな大学へ行き、好きな人を見つけて卒業後まもなく結婚し、仕事も楽しくて、可愛い子供もいる。友人は多くて、親戚家族も仲がよい。
それに比べて私は…
ここ10年何も得られずただ時間だけが経ってしまった感じです。
いつの間にかいい年ですし、結婚願望もありますが今の私のままでは結婚しても上手くいかないような気がします。
人と比べてもどうしようもないことは分かっているのですが、
私が欲しかった私にないものをたくさん持っている彼女を見るととても苦しくなります。
そして親に心配ばかりかけている自分が嫌で嫌で仕方がないです。
このどうしようもない劣等感をぬぐうにはどうすればいいのでしょうか。
ひとりは楽だけど、ひとりぼっちは嫌い。 気づけば心を許せる人が誰もいなくなってしまった。 自分の内面を知られるのが怖い。臆病だと思う。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
受験に失敗、不本意な大学に進学し充実せず卒業、就職活動の失敗、ニート、派遣社員も失業、今は泣く泣く非正規雇用…。順風満帆そうに見える友達と比べて、なんて自分はみじめなんだ。なんて自分には運がないんだぁ…というところでしょうか。
あなたには何もありませんか? 何も持っていませんか。そうですか。
じゃあ、そんなあなたにもできる仏道修行がありますよ。
①【眼施】(げんせ)・・・優しいまなざし
②【和顔悦色施】(わげんえつじきせ)・・・笑顔を絶やさず
③【言辞施】(ごんじせ)・・・優しい言葉
④【身施】(しんせ)・・・お手伝いする
⑤【心施】(しんせ)・・・気配り
⑥【床座施】(しょうざせ)・・・席を譲る
⑦【房舎施】(ぼうじゃせ)・・・居場所の提供
全部まとめて《無財の七施》といいます。
人間誰しも、物事が思い通りに運ばない時は「他人にかまっている余裕はない」と思うものです。自分のことで精一杯。。。
そんなときこそ、努めて他人に施すことに取り組んでいただきたいのです。
特別な何かは要りません。小さな小さなお気持ちの積み重ね。
あなたの気持ちは誰にも見えませんが、お気遣いはカタチとなって見えるものです。あなたの心は誰にも見えませんが、あたたかいまごころはカタチとなって見えるものです。
他人様の心に触れることで自分が癒される。
相手様が喜んでくださると自分が嬉しい。
こんなところから、元気を回復していって下さい。
自己中心的な人を仏教では【我利我利】(ガリガリ)といいます。
自分の事など差し置いて他人に尽くす事を【妄己利他】(モウコリタ)といいます。
【妄己利他】の人を世間が放っておくはずがない。
「なぁんだ、こんなことなら最初から…」と思えるような素敵な展開が待っていますよ。
人間ってひとくくりに捉えがちですが、一人一人違う生き物だと思うのです。例えるならその友人はウサギさん🐇のフレンズ、あなたはカメさん🐢のフレンズ。当然目標地点まで達するのはウサギさんの方が早いです。でもカメさんだって継続して歩んで行けば必ず目標地点までたどり着けるのです。それに人生は競争じゃないですから、後からたどり着いてもいいのです。また、ウサギさんが山が好きで、カメさんが海が好きなように、ウサギさんにとっての目標と、カメさんにとっての目標は違います。ですから、あなたらしい目標に向かって、そこにたどり着くと思われる道を毎日一歩一歩歩んだらいいのですよ。
質問者からのお礼
こんな情けない話に目を通して頂き、ありがとうございます。
吐き出したら少しだけすっきりしました。誰かに話を聞いてもらうことって、すごく大切ですね。
ぐちぐちと書いてしまいましたが、何も辛いことばかりなわけじゃなくていいこともたくさんあったので、自分は決して不運とは思ってません。
ただ、あらゆる面において継続的な努力が足りていなかったと思ってます。。
後悔するのはほどほどにして、今後少しでも誇れる自分になれるよう、人のため自分のために前向きに一生懸命生きていきたいと思います。