おばあちゃんに謝りたい
祖母についてです。
祖母は3年程前に亡くなりました。
私は小さい頃からおばあちゃん子で、どこに行くにもおばあちゃんと一緒。
優しかった記憶や大事にされていた記憶、いい思い出がほとんどです。
しかし、母と祖母は物心ついた頃から仲が悪くて、特に母は姑である祖母に酷い事をされた時があり苦手だったようで次第に大人になるにつれて私は母の味方(?)につき祖母を邪険に扱うようになりました。
簡単に言うと祖母が介護状態になっても優しくしてあげられなかったのです…。
祖母が亡くなってから私は目覚めたかのように介護の仕事をしてますが祖母にどうしてもっと優しくしてあげられなかったのだろうと後悔しかありません。
他のお年寄りには仕事と言えど優しく接してるのに。
祖母が大好きだったのに祖母にだけ冷たくしてしまった…。
私が面倒見て、もっともっと長生きさせてあげたかった…。
出来ることなら、おばあちゃんに会って謝りたい…。
もう一度抱きしめて、優しい言葉を沢山かけてあげたい…。
日々、後悔で押し潰されそうです…。
どうしたら、おばあちゃんに伝わりますか?
私に何が出来ますか?
教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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その人が喜ぶことを
あいあいさんご質問読ませて頂きました。
亡き方への
もっとこうしていれば。なぜあんなことをしてしまったのか、言ってしまったのか。
誰しもが思う自然な感情なのかなと思います。
しかし時は戻せない。
嘆き嘆き反省すればするほどに時が戻るのならば、後悔し、反省し、涙することは意義のあることでしょうが。
現実はご存知の通りです。
なら、今何ができるか。
おばあさまに対してどう向き合うのか。
いたずらに後悔、反省に生きていてはならないと思います。
よく『供養』といいますが
供養とは『その人が喜ぶことをする』ことです。
おばあさまの『喜ぶこと』ってなんでしょうか?
あいあいさんが後悔の中に生きることでしょうか?
謝って謝って謝り倒してもらうことでしょうか?
ちがうでしょう。
おばあさまの気持ちになってください。
ほかならぬあいあいさんの幸せを願い、喜びとされるのではないでしょうか?
あいあいさんの後悔、謝りたい心はもう十二分に伝わっています。
おばあさまは『もういいよ。わかったから。それよりあなたが幸せに生きていってほしいのよ』とおっしゃってるように思えてなりません。
なによりおばあさまの事を縁として
たくさんのお年寄りに優しい言葉をかけてあげられるあいあいさんの事を誇らしげに思っておられることと思います。
お祖母様は見守っています
拝読させて頂きました。
お祖母様はあなたがそのように思っておられることを痛いほどわかっておられます。
今お祖母様は仏様の元で心安らかになられて穏やかにご成仏なさっておられます。
南無阿弥陀仏
そしていつでもあなたをお見守りなさってくださっておられますよ。
あなたがこれからの人生を精一杯生き抜いていかれます様に、あなたが素晴らしいご縁の中で幸せに生きて頂くようにと心から願い陰日向となってあなたを支えて下さいます。
これからあなたはお仕事を通して多くの方々の役に立つために働いていかれます。
沢山のご縁を生かし、あなた自身のお力を生かしてお祖母様への思いも込めて誠心誠意お勤めなさって下さいね。
そして辛いことがあったら心からお祖母様にお伝えなさってくださいね。お祖母様はいつもあなたの思いをしっかりと聴いていて下さいますからね。
どうかこれからお仕事頑張って下さい。あなたは多くの方々に必要とされている大切な方ですからね。
何よりお祖母様にとって大切な方ですから。
質問者からのお礼
回答下さった僧侶様、大変ありがとうございます。感謝しております。
祖母が見守って下さってるとの事を聞き涙が溢れました。
おばあちゃんが許してくれるのであれば、まだまだ未熟な私ですがおばあちゃんの為にも謝ってばかりの気持ちにサヨナラして、幸せになれる努力をしていきたいです。
仕事でも、誠心誠意勤めていきたいと思います。
ありがとうございました。