本当にいろいろと大変な思いをされていらっしゃること、お察し致します。
　「もうどうしたらいいかわかりません」とおっしゃっておられますが、当方も正直「なんとお答えしたらいいかわからない」状態です。
　唯一つ申せるのは、いろいろ大変な思いをなさっているのはあなただということです。もっと正確に申せば「いろいろ大変な思いをなさっている（と感じている）のはあなた」だということです。
　職場でパワハラを受け、ひどく叱られ、利用されているのもあなたがそう感じているからです。もちろんその思いにウソはないでしょう。でもあなたはなぜそのような状態に置かれているのでしょうか。
　もちろん周囲の人がひどい人達だからということはあるのでしょう…でも、その判断すらもあなたの主観によるものなのです。
　出来れば周囲の人達に「なぜ、私にそういう態度を取るのですか？」と尋ねることは出来ませんか。
　もちろん尋ねたのだから、その答えを最後までしっかり聞かなくてはなりません。少しでも御自身に批判的な意見が出た瞬間に「そんなことはない。それはおかしい。もう聞きたくない」と話を遮っては、周囲の人のあなたに対する思いを聞き出すことは決して出来ません。
　ならば、やはりこれからも「分からず屋で、意地悪な人達」と仕事を続けていくしかありません。
　世の中は自分の思うようにはなりません。世の全ての人がそれぞれ辛い思いを抱えて生きています…政治家もアイドル・大女優もプロスポーツ選手も…人々から賞賛され続けている人も、その分だけ ものすごい重圧の中で生きています。
　あなたの歩むべき道は二つあるように思います。人からいろいろと言われても、とにかく「自分を貫き通す道」、そして「言われても仕方ないかなと受け止め、出来るだけいろいろ言われないように努めていく道」です。
　どっちも大変ですが、ご安心下さい…人の人生は一切が苦というのが仏教の真理ですから。皆平等に苦しみ背負って生きているのですから。
　だから仏さまがあなたを見捨てないのです、離さないのです、支え続けて下さるのです。
　どうか、他の人の言うことを怒りで遮断することなく、最後まで聞いてみてください…そこからこそ得られるものがあるはずです…。
　

小林　覚城

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”不幸な人は一生不幸なままで負の連鎖から抜け出せないのでしょうか？ ”
”それとも、私は誰かに呪われてるんでしょうか？ ”
”まだまだ耐えなきゃいけないんですか？”

あなたは、自分こそが世界で一番不幸だと思い込み、自分ばかりが貧乏くじを引かされていると思い込んでいるだけで、他人様からの忠告に耳を傾け、自分の間違いを改善したり、ミスをカバーしたり、ちゃんと自分の責任を果たせていないのでは？だから、叱られるのでは？
やれパワハラだ、やれモラハラだと騒げば、きっと上司の方は何も言わなくなるでしょう。でも、それだけです。面倒くさいから放っておかれるのです。きっと、そうなったらそうなったで、あなたはみんなが私を無視する、居場所がないとまた別の言い訳を探してくるでしょう。

相手様の厳しいお叱りには、あなたにとって栄養となるものは本当に全くありませんか？あなたは、自分だけがいいように利用されるといいますが、それって挽回のチャンスが与えられているのではないんですか？

【無慚愧は名づけて人とせず、名づけて畜生とす】
まず、きちんと反省しましょう。叱られると気分は悪いですが、気分はしょせん気分です。気分に左右されているうちは、立派な社会人とはいえないでしょう。

＜追記＞
”とにかく、私ばかりが理不尽な扱いを受けてます。”
なんであなたばかりなのでしょうか？上司の方のあなたに対する言い方が妥当かどうかより、その点のほうが重要な気がします。

労働環境の改善を求めるなら、労働組合か労働基準局に行けばいい。
不当な上司をやっつけたいのなら、弁護士のところにでも行けばいい。
ただ慰められたいだけなら、ホストクラブにでも行けばいい。
少なくとも私は、無責任な白々しい慰め言葉は載せたくありません。

我々坊さんがこのhasunohaでできることは、限られた文字数の中であなたがご自身を問うよう促すことだけです。

転落院

淨流寺

【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談して...

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