期待してしまう
楽しみにしていることは
何かしらの出来事で叶わない。
期待すると裏切られる。
人生こんなことばかりです。
なぜこんなにもことごとく
自身の望むことが叶わないのか
納得いきません。
ただ楽しんで生きたいだけなのに、
イジメ、暴力、裏切り、嘘など
楽しみとは反するような出来事
ばかりです。
期待するからいけない。
執着を手放すといい。
そんな言葉を巷でよく聞きます。
でも、自然と心は
自身の求めていることを
期待する気持ちが生まれてしまいます。
自身の望みを頭で思い描いて
しまいます。
求めること、希望を持つことって
本当に控えるべきことなのでしょうか?
人生ってもっと楽しんでいいと
思うのですが、まるで
不幸になるルートに引き戻される
かのように、自身の希望と反する
出来事にぶつかってしまいます。
どうすればいいのかもう
分かりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
叶う希望はありますよ。
はい、ありますよ。遠くないところに。
例えばね、「今日は大きな湯船に浸かりたい」。これを叶えるにはどうするか?今から深夜営業の銭湯かスーパー銭湯を探して行くことです。
分かりますか?人間が叶えられる希望というのは、ほんの近くにしかないのです。「将来、IT企業を起こして大金持ちになる」、これを希望とすることはできますが、叶うかどうかは未定です。じゃどうするか?
希望の細分化です。「そのために今できることまでを描く。それを一つずつ叶える」ことです。「最後の望みが叶わなければ、全部パーだ」と思うかもしれません。けれど、それは貴方の勝手な考え。そこまで一つずつ叶えてきた希望は「叶った希望」であり、過去であり、確定したものです。「1000万円貯金したい」と言った人が、999万円で終わったら「無駄だった」と思いますか?
言葉は現実を離れて、どこまでも飛んでいきます。でも貴方は1cmずつ、ほんの僅かずつしか動いていけません。ジャンプしたように見えても、それは刹那の積み重ねです。
「叶えられる希望を持つ。叶えられそうな希望を持つ」。これが、私からのアドバイスです。