hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

裏切り者

回答数回答 2
有り難し有り難し 40

二カ月前彼女が、所持金も無くイキナリ父親とは
気が合わないと、実家を飛び出してしまいました
所持金が無いので、毎日の食事もろくなものが食べれないので、生活費の一部を負担していたのですが、私
も、裕福では無いので、だんだん生活が苦しくなったと
ので、彼女に社会福祉を受ける様に言いましたが、
彼女は、プライドが高いのか、子供なのか社会福祉
は絶対嫌やと言いました。
私は仕方なく、2人の共通の友達にお金を貸してもらえるように頼みましたが、友人も持ち合わせてなかった
ので、仕方なく彼女の父親に助けを求めました
すると父親は、娘には今迄出来る事はすべてして来たから、もーこれ以上は、娘が努力しない限り手助けはしませんと言われてしまいました。困った私は、その
ママ彼女に伝えました、すると彼女はこの裏切り者
めと激怒してしまいもー連絡しないと言いこちらから、連絡しても、今忙しいからととりつくしまもあり
ません、これって私が悪かったんでしょうか?
自分は、彼女とこのまま関係を続けレたら、続けたい
のですが、どうしたら良いのかわかりません
因みに彼女も、心の奥では、父親と仲直りしたいと
考えてると思うのですが、以前に縄で縛られたり、
手錠を掛けられたりしたのが、トラウマになり
中々素直になれないだけなんです、僕は、人として
彼氏としてどのようにしたら良いのでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人として 彼氏として? 

どうもあなたのほうこそ、その彼女に【共依存】状態のように思えます。金をせびられたり暴言を吐かれたり…それが無いと逆に不安なのではありませんか?

あなたの質問文では「二カ月前彼女が、」と始まりますが、じつはもっとずっと以前から彼女の支配されワガママに付き合わされてきたのでは?
憶測でこんな事を綴りまして大変申し訳ないのですが、彼女も”あなた”もちょっと尋常ではありませんよ?

”裏切り者めと激怒してしまいもー連絡しないと言い”
裏切り者で上等。これを機に別れるなり距離をとるなりして、よく頭を冷やしたほうがいいと思います。

”僕は、人として 彼氏としてどのようにしたら良いのでしょうか?”
彼女には父親に対してトラウマがあるようですが、それはそれ。
所持金もなく、つまり何の考えもなしに飛び出していき、彼氏に金をせびり、苦しくなった彼氏に裏切り者呼ばわりをして一方的に連絡を拒む…
そんな人に安易にせっせと金を運びひっついていくあなたは、きっとご自身はどこまでも一途で親切なつもりなのでしょうけど、彼女から立ち直らせる機会を奪っているという意味では、結構ひどい事をしていると思います。

彼氏、彼女とは言いつつも、あなたたちはじつに軽く安い関係です。
結局、お父様が一番健康で妥当な判断をされていると思います。

あなたも「人として 彼氏として」なんて格好つけていないで、まずは状況を正しく理解してください。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談してください。 でも、悪い事とやりたくないことはやりません。 https://www.facebook.com/rental.monk rental_monk hasunoha.tenrakuin@gmail.com
平日は夜間のみ対応可能。

総合的判断で彼女をいたわり 今日の今の彼女に今の反応を

彼女の過去を知るにしても、それは過去データ。
今日の今の彼女は今日の新鮮。
今日だってもう昨日の心理状態ではありません。
人間はいつでも、今日こんにちの今を生きて「きょうの料理」を今日新たに観てきょうの料理を今日今から食べるのです。
お二人はどっちも人間的に精神的な成長を求めるべきではないでしょうか。
仏教ではそれを説きます。
どうして、なんも自分の精神性を高めようという心無しに、自分の人間性も精神性も高まるなんてことがありましょうか。
ゲームの世界でさえ、何もしなければ知性やマジックポイントや能力は増えていきません。
自分のことばっかりやっているということを自覚して、お互いの為になることを始めたらどうでしょうか。
どっちも、自分のことばっかりをやっている気がします。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

煩悩スッキリコラムまとめ