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恐れを受け入れ、克服する方法が知りたいです

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こんにちは、私の悩みは人一倍に恐れを抱くことです
具体的に言うと人に話しかけるときや何かをするときこうなったらどうしようという病的な不安です
共感しづらい症状かもしれません、日によって症状は違いますが失敗した日などには、恐怖が大きくなり夜に幾度も起きて憂鬱な気分になって全てから逃げたくなります
お恥ずかしい話ですが仕事からも学校からも何度も逃げてきました
誰でも経験するようなことだと思いますが、過去に親友に裏切られたり、親に見捨てられたり、信頼していた人から見放されたり、普遍的で人生の糧となるようなことが自分自身の弱さで許容量を超えてトラウマになっているのかと思いました
世の中には優しい人がたくさんいるのを知っています、しかし恐怖が理性ではコントロールできない程に体に染みついて、前に進めません
あまり詳しくはないのですが脳のことについて調べてみると扁桃体という部分が小さいほど恐怖を覚えることが少ないらしく、私の個人的な考えですがもしかしたら私は扁桃体が大きく余計な恐怖を覚えやすいのかという考えに至りました
しかし、生きていくうえで行動しないわけにはいきません
まだ決まったわけではありませんがもし恐怖を覚えやすいという性質であれば、自分自身の持つ性質を受け入れて前に進まなければなりません
歯を食いしばって前に進むため、一つ大きな柱を心の中に抱きたいです
答えを一つ提示されてそれに従ってもその柱は脆くすぐに崩れ去ってしまうものだと思います、一石一鳥で身に付くものではないと理解していますが、この苦悩を克服する手掛かりが知りたいです


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大丈夫てすよ

拝読させて頂きました。
あなたのおっしゃることはよくわかります。私も恐怖心が人一倍大きい方です。
今でも些細な人が気にしないような失敗を悔やみ、引きずってしまいます。又明日などしなければならないことを失敗したらどうしようかと不安になり悩み恐怖を覚えて眠れなくなってしまいます。

ですからあなただけが特別に恐怖心が強いのではありません。
どうか先ずは安心なさって下さいね。

じつはそのような方は意外と多いものです。

表面には出なくてもそのような恐怖心を抱えているものですからね。

最終的には気持ちを整理することです。

割り切る事、なるようになる、と冷静に見直すことが答えかと思います。

仕事でも自分でも自分でなくても何とかなるものです。或いはものごとなんとかなるようになっていくものです。
そしてあなたは決して独りではないことです、孤独ではありません。必ず誰かが見守っていて下さり、陰日なたと支えて下さっている方々がいらっしゃるのです。

何でも自分独りでかかえてしまうのではなく、周りの人とも助け合いながらなしていくのです。

それでも衝動的に不安や恐怖にかられることがあるでしょうけれども決してあわてる必要はありません。

ゆっくりと呼吸なさり心を落ち着けて頂き、神仏やご先祖様に手を合わせて下さい。

いずれあなたの心は穏やかに落ち着いて参りますからね。

どうか安心なさって下さいね。

あなたがこれから心穏やかに落ち着いてご生活なさっていかれて皆さんと共に心からお健やかに成長なさっていかれますようにと切に神仏やご先祖様にご祈念申し上げます。

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脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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