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W不倫の終わり

回答数回答 3
有り難し有り難し 66

昨年の秋より半年ほどW不倫の関係にあった女性と3ヶ月前に別れました。

喪失感が強くこの数ヶ月毎日考えてしまってます。
こんな内容だけに誰にも話せず苦しんでいます。

苦しみの原因は倫理的にも道徳的にも
全て自分の責任と頭では理解しているのですが
心が制御出来ていません。

妻も子供も裏切り
御相手の御家族をも裏切り
人の不幸の上に成り立っていた関係

四十過ぎた大の大人が本当に情けないです。

御相手の女性は自分より一回り以上年下で
いつの間にか完全に虜になっていました。

平凡な毎日が一変し忘れていた感情が甦った日々でした。

すれ違いや誤解で関係が終わったのですが

心の一部が欠落したような虚しさと

もう一度関係を修復したいと思う欲求と

お互いの家庭を壊さずに終われた安堵感など

自分が何を考えているのか

自分の気持ちに整理がつかない日々が続いています。

これから迷いの無い人生を送るために
自分を変えて行きたい。

お坊様の厳しい意見を頂戴して
正しい道を歩んで行きたいです。

どうか宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

誤りを正して

拝読させて頂きました。
あなたがそのように失ったと思し辛いお気持ちになるのはもっともでしょうね。
あなたのお気持ちをお察し申し上げます。

とはいえあなたがそう思っておられたもの全ては幻想でしかありませんし、我欲でしかありません。

どうかご自分の為した行いをしっかりと目を背けずにお向き合いなさり、真摯に反省なさって下さい、そして心から懺悔なさって下さい。
そして誠心誠意謝ってください。
それは言うべき時にはしっかりとお伝えなさって下さい。

あなたは大切な方です。同時にご家族皆さんも大切な方です。
そして相手の方もご家族皆さんも大切な方です。

どうかこれから大切になさって共に生き抜いて下さいね。

あなたは皆さんとこれからも本当に幸せに生きることができるのですからね。

誤りはしっかりと正して生き抜いて下さい。

あなたや皆さんがこれから共に仲良くお健やかに毎日わ生きていかれますようにと心からお祈り申し上げます。

再度拝読させて頂きました。
おっしゃる通りです。
これを機にどうぞ仏教を学び、真摯に皆さんと共に生きて下さいね。
これからも有難いご縁のもとご精進なさって下さいね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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自分を責めないこと

アーノルド様
こんにちは。拝見いたしました。

W不倫という事ですが、世間一般では責められる事ではあるのでしょうが、仏教においてはそうではありません。それは「正しいことだ」ということではなくて、人間の問題としてとらえているからであると思います。ただ自分を責めるだけはなく、なぜそうなったのかと自分の心の内面をよくよく明らかにする必要があるように思います。家族とは別の人を求めるようになるには、何かしら内的要因があるはずです。例えば幼い頃の体験(両親との関係)や現在の夫婦関係などです。「満たされない思い」をどこかで感じているのではないでしょうか。内面の感情、自分の本当の気持ちが明らかにされていないと、自分を戒めるだけでは限界がやってきますし、そうして押さえ込んだ感情は日常生活に影響を与え、結局家族関係にも影響を及ぼしていくのだと思われます。

宗教は心の内面を見ていく道です。ただ、私たちが学校で教えられるのは「どう生きるのか」という自分の外側へ向かう方向だけなのです。仏教は「内道」とも言いまして、自分の心の内面を仏様の智慧を学ぶことで明らかにし、自分自身を知る道です。それは自分の弱さと向き合う道でもあると思います。

まずは心持ちとして日常生活や今回の出来事について「今回の出来事は私に何を気づかせようとしているのだろうか」と考えてみていただければと思います。それを繰り返していくことで自分自身の「満たされる思い」に近づいていくのではないかと思います。自分を責めすぎないように。応援しております。

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御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせて...
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貪欲の煩悩

貪欲(欲の煩悩)は、快楽・悦楽を伴います。
しかし、仏教では、「煩悩」はすべて悩み苦しみストレスの原因だと説きます。

楽しいけれど、悩み苦しみの原因。
人生には、そのような刺激がたくさんありますね。

欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩は、すべて悩み苦しみの原因になります。

毎日、心の中で「欲・怒り・怠け・プライド」と唱えて、煩悩をスキャンしましょう。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

kousyo kuuyo Azuma様

ありがとうございます。

本心からの反省は今まで出来ていなかったと思います。
本当に全て幻想、我欲ですね。

諸法無我?と言うのでしょうか

今回の情けないですが出来事で
お釈迦様の諸行無常の精神を少しでも理解したいと思いました。

一人で生きているのでは無く様々な縁によって
生かされているのですよね?

自分も家族も相手も相手の御家族も大切な人達だともう一度真摯に考えてみます。

我欲に飲み込まれない様に
しっかりと心身ともに強くなりたいです。

ありがとうございました。

願誉浄史様

ありがとうございます。

貪欲について考えさせられました。

「欲 怒り 怠け プライド」

どれも今までの自分に強く出ていたものばかりでした。

何かを言い訳にして
自分の間違った行いも正当化していたと感じます。

まだ心の底からの理解には達していませんが
少しでもいつかその境地に近づけるように
自分を律して生きていけたらと思いました。

頭で考えている現実と
心で願っている現実との乖離が酷い日々が続いてましたが少し光が見えた気持ちになりました。

ありがとうございました。

けんじゅ樣

ありがとうございます。

「満たされない思い」

結婚してからずっとありました。

妻とも話し合った時期もあったのですが
自分の願いは押し通せず
諦め?の様な気持ちで
開き直って他の女性に気持ちを向けてしまった事が何度かありました。

今回の御相手には自分の満たされない感情を全て満たして貰っていて途中から完全に依存状態になっていたと思います。

この度の出来事で仏教から学びたいと思えた事が最大の気付きだったと思います。

「知足」と言う言葉も最近知り
足りる事を知れとの考えを持てる様になれました。

全ての事で相性の良い妻では無いですが
誠実な人間で尊敬できる人です。
子供たちも思いやりのある子供に育って
幸せな家庭を持っていることを実感してきました。
一切皆苦
諸行無常
諸法無我
愛別離苦
そして知足と本当に為になり考えさせられる言葉がたくさん有るのですね。

少しでも仏教に触れられた事が
今回とても幸運でした。

日頃の生活も考え方も変えて行けるように
頑張ります。

本当にありがとうございました。

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