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性格

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有り難し有り難し 14

私はあまり性格がいいほうではありません。
本当は人に優しくなりたいし、人を許したいけれどうまくいきません。
そもそも、性格がいいとはどういうことなのでしょうか?
どうしたらよくなれるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

牛蒡 様 相談ありがとうございます。

性格の良し悪しは、本来備わっているものではありません。
本来、自分自身(生きとし生けるもの)は、光り輝く命が備わった存在です。
生まれたての赤ちゃんは、無抵抗で光り輝く存在です。
しかし育つうちに、成長するうちに、
他人から、または自分自身で
「私はあまり性格がいいほうではありません。」
と評価を下すのです。
なので、性格がいいとか悪いとは、他人の評価とか、
他人の影響を受け入れた自分自身でくだす評価ですから
本質的にいいとか悪いとか無いのです。

本来は、光り輝く命の輝きしかありません。
「本当は人に優しくなりたい」し、「人を許したい」と思うことで
命の輝きをとりもどすのです。
つまり、善しかありません。

ところが
「けれどうまくいきません。
そもそも、性格がいいとはどういうことなのでしょうか?
どうしたらよくなれるのでしょうか?」
と思ってしまうのは、
性格が良いとか、悪いとかの二極対立の仮説の判断・評価で考えてしまう習慣ができてしまったからです。

善しかないのです。命の輝きが本来なのです。
そう思って、自分の中の輝き、
自分の中の純粋な心の働きに意識を向けて
自分の中に光り輝く種があると思って、
行為をしていけば、自ずと良い方へ展開していきます。

「性格が悪い」とか関係なく、そんなことは無視し、気にせず、
もっと深い次元で、
自分の中の清らかさ、自分の中の優しい思いやりに気づけば
それを他人に分け与えることができます。できるように自然となります。
どうか、自分の心の中なの、輝き、明るさ、温かさに気づいて
それを発揮してください。
応援しています。
相談ありがとうございました。一礼m(__)m

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拝読させて頂きました。
あなた自身を許し認めると共に周りの方々をも許し認めることかと思います。

あなたは素晴らしい存在です。
同時に周りの方々も素晴らしい存在なのです。

どうぞ周りの方々と一緒にお互いを尊重なさり思いやりながらこれからの人生をお健やかに生きて下さいね。

あなたはこれからも成長なさっていかれるのですからね。

あなたを心より応援しております、そしてあなたの未来を心よりご祈念申し上げます。

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脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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