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男性不妊

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有り難し有り難し 24

このままでは子供は無理だからと、独身の時に婦人病の手術を行いました。
その数年後に結婚。

何年経っても授かれないので産婦人科へ行った所、男性不妊でした。
原因は夫が飲んでいる薬のため、見込みはほぼゼロに等しいでしょう。

何のためにお金をかけて痛い思いをしたのか。
憧れていた賑やかな暮らしができない寂しさ。
祖母の介護に追われる母に、孫を見せてあげられない申し訳なさ。
様々な理由から心の持ちようが分からなくなっています。

他の人となら産めたのにと、最低なことさえ考えてしまいます。

どのように気を紛らわせればいいのでしょうか。
ご回答をお待ちしております。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

子育てにいくらかかるか計算して

子ども一人を育て、たとえば大学に行かせたら、いくらかかるでしょうか?
コストと労力を考えてみると、そのコストと労力・時間を、夫婦で旅行に行くなどに充てることも良いなと思えないでしょうか?

ただ、それでも子どもが欲しいなら、旦那さんと相談して、
他人の精子を提供してもらったり、里子・養子をもらう方法もあります。

仏教では、生きることは苦しみだと考えます。
子どもがいない人には子どもがいない苦しみ、子どもがいる人には子どもがいる苦しみがあるのです。
息を吸えば、息をはきたいという苦しみが生じ、息をはけば、今度は息を吸いたいという苦しみが生じます。

と、いうことは、子どもがいないから不幸、子どもがいるから不幸、ではないのです。
欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩が強いと、子どもがいてもいなくても、悩み苦しみが増えます。
煩悩を弱めたり制御したりできれば、子どもがいてもいなくても、悩み苦しみは減らせます。

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