亡くなった愛犬
私が小学校低学年の頃、家で飼っていた大型犬の愛犬が13歳で亡くなりました。犬の年齢だとかなりの長寿だったそうで、発作を起こし、動物病院に運ばれ、夜を徹して獣医さんがついてくれていた中、朝方亡くなりました。
性格は全く吠えることなくとても穏やかで優しく、リビングで夫婦喧嘩をしていると、リビングにいた愛犬はベランダをつたって私の部屋に入り、一人でいた私に寄り添ってくれるような犬でした。
元々母親がおばあちゃんと買った小さな犬でしたが、とても大きくなりました。
家族皆、犬のことが大好きでした。
まだ小学校低学年だった愚かな自分は、愛犬の鼻あたりを触ったりとちょっかいを出したりしました。今犬の気持ちを考えると本当に嫌だったと思います。
犬は、亡くなった今でも私のことを恨んでいますか?
そしてもう1つ、人生で1度だけ不思議な経験をした事があります。
亡くなる数ヶ月ほど前、私は諸事情により不登校になりました。
学校の教師の方が家まで来てくださって、私を学校に来るように催促してくださいました。
しかし、その時はあまり気が向きませんでした。
先生方が帰られてから自分の部屋に戻ると、そこに犬が座っていました。
何となく犬を見ると、何故だか本当に分かりませんが突然「学校に行きたい」と思い、すぐ母親にその意思を伝えました。
母も驚いたようで、「先生に言われて無理して言っていない?」と聞かれましたが、否定し、自分から行きたいと思ったのだと伝えました。
もう10年近く前の話ですが、何故かその時のことは今でも覚えています。
ただ偶然行きたくなっただけなのか、犬が何か私にしてくれたのか。
そして、犬は今でも酷い事をした私の事を恨んでいるのでしょうか。
もし恨んでいるのなら、どうすれば許されますでしょうか?
そして今、犬は天国にいますか?幸せですか?
たくさん質問してしまいすみません、よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大切な大切な存在です
その子は10年前の事を思い出してもらい、今きっと喜んでいますよ。
鼻を触って、いたずらしたことを気にかけておられますが・・・
たしかに、わんこはくすぐったかったでしょう。
くしゃみが出そうだったかも知れません。
でも、そんなことでは怒ったり恨んだりしません。
わんこは心が大きいのです。
人がわんこと共に生活を望むのも、そのような理由からだと私は考えております。
学校の事ですが、わんこは気づいていたのかも知れませんね。
大好きなちぇるさんの表情や、声やしぐさをずっと気づかれないように見ていたのです。
「ガンバレ」と。
声で表現できない分、あなたの心に訴えかけていたのです。
わんこがエールを送り、それが空虚なちぇるさんの心にすっと入ってきた。
そのような事があっても、なんら不思議ではありません。
今、その子は幸せです。
ずっと覚えていてもらってるのですから。
「恨まれる」「嫌な事をした」
もうそのような事を考えなくてもいいんです。
ちぇるさんと素敵な時間を共に過ごした、大切な事を教えてくれた、かけがえのない存在です。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
どこかで、「本当に亡くなるのは、皆がその人の事を忘れた時だ」と聞いたことがあります。
お坊さんのおっしゃる通り、大切な存在だからこそ、10年近く経った今でも覚えているのかも知れません。
あの時、何の力なのか分からないけど本当に救われた気がしました。
犬に感謝し、犬の幸せを願ってこれからを過ごしていこうと思います。
ありがとうございました。