結婚と両親への気持ち
初めてご相談させて頂きます。
私は一人っ子で、現在付き合って6年の彼氏と一緒に住んで一年になります。また地元からは2時間程離れたところに暮らしています。
彼氏は長男で、姉が一人おります。今回は、結婚にあたり両親や実家、墓を守ることと彼氏のこと どちらをとったら良いのか分からなくなり、相談させていただきました。
うちは家族仲が良く、私は小さい頃からいずれ婿を取り自分が実家を継ぐものだと言われながら、思いながら育ってきました。そのため、付き合う時に彼氏にもそのように伝えていたのですが、いざ結婚の話となるといつも上手くいかないのです。「君の説明では婿に行く理由が分からない、君の地元は治安が悪く、子どもを育てるには不安だし、今の仕事もある。今後戻ることはない」ときっぱり言われております。
私が地元に戻らなければ家は絶えます。それは両親に対して申し訳無いことです。きっと、家よりも人が心配ごとなのだとも思います。将来、両親にたくさん孫を見せたい気持ちもあります。
年老いて行く両親をみて、地元を離れたことへの申し訳なさを感じ、このまま結婚していいのかと悩む日々です。
結婚したらもっと深刻な悩みになるのではと思います。
また、母親からはもっと近くだったらいいのにと言われ、父親からは自分の代で終わってしまうのは寂しい と言われ、複雑な心境です。
彼とは苗字のことでも話が進まず、平行線です。
彼氏からは私が親離れをしていないことを毎回指摘され、「俺は君の親と結婚したいのではなく、君と結婚したい。もし、自分よりも両親や実家の方が大事なら別れよう。」と言われております。
何度話をしても、私が実家のことや両親への気持ちが大きくなり話は平行線です。彼氏に対しても申し訳無い気持ちがあり、好きな気持ちももちろんあります。
結婚とはこんなに難しいものでしょうか。
彼は初めてお付き合いした男性で、色々な思い出があり本当に大切な人です。
だけど、私は結婚の話となると両親の心配をしてしまいます。
私はどんな選択をしたらよいのでしょう。
幸せな結婚とはどんなものでしょう。
彼とは別れた方が良いのでしょうか。
いただいたお言葉をしっかりと受け止めます。
どうかよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
皆寂しいの
拝
ご存知の様に少子化の現代ですから
同じ悩みを抱える方は多いです
当方山形ですが
田舎ですから尚更家を継ぐか継がないかという問題は深刻な問題と捉えられ
答えを見出せず当事者が結婚を諦めてしまうケースも少なくありません
私自身も長男であり
結婚の時には相談者様と同じように
継ぐ事を擦り込まれ育てられてしまった
一人娘の妻の家に婿として入りました
相手方に婿入りをせがまれた時に私は純粋にこう思いました
「何故自分達の寂しさを埋める事だけを考え私の親の寂しさは考えないのだろう」と
そんな私に今は亡き父はこう言いました
「明日地球が終わるかもわからんのにそんな事はどうでも良いだろう」
面白い答えですね
先のことを案じた所で結局最良の答えなど無いのです
何より結婚しなければ貴女が寂しくなる
貴女の両親は結婚して寂しくなくなった筈なのに
貴女を失う前から寂しいと言ってる
何か違う
貴女より先に自分達がこの世を去ると認識しているはずなのに
貴女の幸せが二の次になっているようにも感じます
まるでまだ残ってるお菓子を抱えながら「もう一個」と言っているようなもの
これでは依存
あなた方が誰も寂しくならないように
その時その時良い行動していれば良いのです
明日地球が終わるかもわからんのに苗字なんざどうでも良いのです
寂しさを本当に埋めるのは一緒にいる時間の長さではなく
愛が詰まった時間だけ
質問者からのお礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。
お言葉ありがとうございます。
自分ではどうしようもない気持ちを聴いていただき、気持ちが救われて冷静になるきっかけとなりました。
ご自身の経験を交えてお話いただき、私と同じような経験の方がいることもわかりました。身近で同じ境遇の人はおらず、どうしても分かり合えない悩みだと思っておりましたので、ふっと体の力が抜けました。
「明日地球が終わるかもわからんのに
苗字なんざどうでも良いのです」
の言葉にハッといたしました。
苗字にこだわりすぎて、自分の幸せを失ういたくないことも気付きました。
苗字にこだわらずとも、大変なことがあったらその時に寂しくならない選択をしていくこと、その道を彼と一緒に考えて進んでいきたいと思います。
家のこと、墓のことと考える前に、最近できていなかった祖父母へ手をあわせ、感謝の気持ちを伝えることなど今できることも大事にしたいと気付きました。今は亡き祖父母からの愛情は今も私の記憶や心に残っており、寂しさを感じることはありません。きっと愛が詰まった時間だったからでしょう。
一緒にいることだけに幸せを求めず、その時に合わせて良い行動をとれるよう努めます。
今回のお言葉がなければ諦めていたかもしれない縁です。大切にしていきます。
本当にありがとうございました。