友人の入籍祝のマナーについて回答受付中
先日私の職場の同期で友人の女性が入籍されました。
入籍祝を贈ることになったのですがパートナーとの連名分と妹との連名分の両方を用意していました。
このことをパートナーに話すと複数箇所から連名で入籍祝を贈ることはマナー違反だから絶対にだめだと激怒されパートナーとの連名分の贈り物は辞めると言われました。
自分の無知さ故に結果としてパートナーとの贈り物の計画を潰すことになってしまったことは本当に反省しています。
一方でお世話になっている相手に対して最大限の誠意を持って少しでも多くお祝いしてあげたいという気持ちから行った行為に対してマナーというものを盾にして真っ向から否定されることに対しては納得ができていません。
そこでお尋ねしたいことは以下の2つです。
・そもそも入籍祝を複数回違う人と連名として送ることはマナー違反なのでしょうか?そうだとすれば何が良くないことなのでしょうか?
・精一杯誠意を持った善意の行いに対してマナーで論駁してくる相手に対してどのように折り合いを付けるのが丸く治まるでしょうか?
何か気持ちの整理の一助となるようなご意見をいただけたらと思います。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
相手の頑なさを受け流す寛容さを持ってみてください。
はじめまして。僧侶の釋聴法と申します。
拝読いたしました。ご友人への重なるお祝いの心、その「善意」を否定されたお気持ちは、さぞ苦しく、やりきれないものであったとお察しいたします。
結論から申し上げますと、「別々のグループから複数のお祝いを贈ること」自体は、決してマナー違反ではありません。 職場の同期としての「あなた(とパートナー)」、そして家族としての「あなた(と妹さん)」、それぞれ関係が異なるからです。むしろ、相手を思う心が重なることは、本来喜ばしいことです。
しかし、仏教には「正論は時に牙を剥く」という教えがあります。
①「正しさ」という執着を手放す
パートナーの方は、「正しいマナーを守らねばならない」という強い執着に囚われているのかもしれません。相手にとっては「恥をかかせたくない」という一種の愛情表現だった可能性もあります。ですが、善意を論駁(ろんばく)の道具に使うのは、少しばかり寂しいことです。
②折り合いの付け方
「マナーとしてどうか」という土俵で戦えば、互いに傷つくだけです。今は「自分の無知」を責める必要はありません。むしろ、「それほどまでに入籍祝を大切に考えてくれたのだな」と、相手の頑なさを「こだわり」として受け流す寛容さを持ってみてください。
今回は、パートナーとの連名が叶わぬのであれば、無理に押し通さず、「妹さんとの連名」に心を込めるのが、波風を立てぬ知恵かもしれません。
あなたの善意の根底にある「祝いたい」という純粋な気持ちは、何ら損なわれるものではありません。どうか、その温かな心を大切になさってください。
拝
縁起寺 釋聴法
こんにちは
他人のマナー違反に対し激怒する行為の方がよっぽどマナー違反だと思いますが..
様々な慶弔の場で、連名でお祝いやお悔やみの金品をを贈る機会はあると思います。私自身も連名でお贈りしたり連名で頂いたりする事があります。
調べました所、結婚祝い(ご質問では「入籍祝い」)を連名にする事は、内祝(お祝いのお礼)をするときに、ひとつのお祝いに対し、連名分のお礼を用意する必要があり、それが相手(新郎新婦側)に負担になるので、相手に対する配慮という意味で連名は避けた方が良いという事のようです。また複数で連名をした場合、機械的に考えれば、その数の分だけ内祝を用意する事になってしまいますからね。パートナーさんはその辺の所を気遣っていたのだと考えます。
折り合いの付け方ですが、「どうしたらマナー違反にならなくなるのか」を話し合うのが良いと思いました。「別々の名前でお祝いする」とか「ふたつ分連名したけど内祝とか気にしなくていいからね、と言ってから渡す」とか、落としどころをみつけていくのがよろしいかと思いました。
「え!?そんなマナーあったんだ!知らなかったよ。教えてくれてありがと。じゃあお祝いは各個人で送ることにするよ。」でいいと思いますよ。
マナーなんてマナー講師が勝手に作るから気にしないでいいけど、パートナーが守りたいマナーがあるならそれを尊重してあげたらいいと思いますよ。



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