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共に生きるとはどういうことですか回答受付中

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私は、人と一緒に生きることができない人間かもしれないです。人と生きるということがどういうことなのか、わかりません。

結婚を考える仲の人がいます。
長い人生で、ふたりともなんの困難もなく生きていけるとは限りません。働けなくなったり、病気になることもあると思います。そんなとき、支えられる方が支えて、ときには助けられて、協力して生きていくのが夫婦だと思います。
しかし、もしものときに私は相手を支え続けられるだろうか、それを背負う力があるだろうか、と考えてしまいます(いろいろあって、私が背負うことの方が多いのではないかと予想しています)。
私は相手のことが好きなのに、自分を犠牲にできないかもしれないです。相手を背負う経済力も精神力もないですし、それを背負ってもなお、相手のことを愛し続けられる自信もありません。

子供の頃から、損得勘定で動くことが多い人間でした。自分の何かを与えることで損をしたくないと思っていたり、他者のためになにかしてあげたいと思うことがあまりありません。
モラルはありますし、他者への親切もできますが、それは結果的に自分のためになること、円滑に生きていくためにしていることです。
表面的にはそれでなにも問題なく生きてこられました。だけど、今私が一歩踏み出せないのは、わたしの利己的な性格や損得勘定が影響しているのだろうな、と思います。

おそらく、自分を犠牲にして相手を支える、という発想そのものが間違っているような気がします。一般に言われている、支え合って生きるという考え方は、わたしの感じているプレッシャーとは異なるもののような気がするのです。だけどその違いを言葉にすることができませんし、実感として理解することもできません。

本当は、相手と一緒に生きていきたいと思っています。でも、共に生きるとは、どういうことなんでしょうか。私はどうしたら変われるでしょうか。

2025年9月20日 11:02

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

気づきや学び、変化や成長も、誰かからの影響。繋がりが支えに。

自分を犠牲にしてまで支えることは、私にも出来ませんよ。誰だって我が身が可愛い、我が身が大切です。自分を偽ってまで耐えて生きれば、いつか潰れてしまうでしょう。

結婚って、好きな人と楽しみや喜びを共にしたい。長く一緒にいたい。一緒だからきっと幸せが増える。そんな想いが、「夫婦」という関係を望んでいくものではないでしょうか。

共に歩む人生の中で、起きる困難には、どう支えるかというよりも、まずは一緒に考えること。どうしようか、どうしたいのかと、互いの意思の確認を。そして、周りの助け(支援)の力も受けていけばいいのです。

親戚、近所、社会。地域コミュニティや、福祉や介護サービスもあります。それぞれに経験者も専門家もいます。繋がりが、大きな支えになっていきますよ。

本当に大切なものに出会った時、考えるよりも身体が動いていくものです。無理があれば、不調が出ます。それが、自分のストレスサインです。
誰かのために動く人に出会った時に、感謝が生まれたり、良き影響も受けていけばいい。

支え 支えられ、だけではない気づきや学び、変化や成長も、誰かからの影響により刺激されていくものです。そんな未来を描きたいと思うのであれば、結婚は良きものですよ。

2025年9月20日 12:13
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おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

お互いを心から思いやり助け合い

拝読させて頂きました。
あなたのお考えやお気持ちを読ませて頂きました。あなたのおっしゃることもとてもわかるように感じます。

確かに自分を犠牲にして他者を支え続けることは難しいと思います。やはり自分のことが大切ですし、人間誰しも自分が一番大切です。それでもいいと思います。

あなたがおっしゃるように損得勘定で他者を助けることもありだと思います。他者を助けることが巡りめぐって自分を助けることにつながっていきますからね。

私達は一人では生きていくことができません、誰でもそうです。ですから自分の為にでも他者を助け支えていくことも大切です。今自分が生きていることできるのは周りの方々やあまたのことがあるからです。ですから周りのものごとが自分を支えてくれることや恵みを与えてくれることに感謝し、自分ができることを出来る範囲で他者にやってあげることもとても善いことです。

お互い様ですからね。

相田みつをさんの言葉に「奪い合えば足らぬ 分け合えば余る」とあります。世界はその様にできて回っているのです。お互いのことを心から尊重し合い思いやり、助け合っていけば心から豊かに人生を生きることができるのです。

あなたが大切な方とお互いのことを心から尊重し合い思いやり助け合い、皆さんと喜びも悲しみも分かち合いながら心から幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させ頂きます。

2025年9月21日 9:58
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おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

結婚には利害の一致も大切な要素

例えば未来の病気のことなどは誰にもわかりませんし、どちらかが看病・介護が必要になることや、被災したり失業することも予測不能です。
それでも、結婚というのはある程度利害の一致を見出せる相手とするものでしょう。
例えば何歳までに子供を産みたいという人は、そのタイミング(タイムリミット)に同意してくれる相手にかどうかも利害の一つです。
また、パートナーと同居すれば住居や家電などもシェアできるし家事も分担できるので、コスパ・タイパは良くなります。
ということで、あまり遠い未来の心配をしても仕方ないので、目の前の利害の一致を見出せる相手かどうかを考えれば充分だと思いますよ。
あとは、欲・怒り・怠け・プライドの煩悩は誰にでもあるので、夫婦はお互いの煩悩を許し合いながら、ときには煩悩に負けないように叱咤激励し合うことも必要でしょうね。

2025年9月21日 13:48
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おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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