共に生きるとはどういうことですか回答受付中
私は、人と一緒に生きることができない人間かもしれないです。人と生きるということがどういうことなのか、わかりません。
結婚を考える仲の人がいます。
長い人生で、ふたりともなんの困難もなく生きていけるとは限りません。働けなくなったり、病気になることもあると思います。そんなとき、支えられる方が支えて、ときには助けられて、協力して生きていくのが夫婦だと思います。
しかし、もしものときに私は相手を支え続けられるだろうか、それを背負う力があるだろうか、と考えてしまいます(いろいろあって、私が背負うことの方が多いのではないかと予想しています)。
私は相手のことが好きなのに、自分を犠牲にできないかもしれないです。相手を背負う経済力も精神力もないですし、それを背負ってもなお、相手のことを愛し続けられる自信もありません。
子供の頃から、損得勘定で動くことが多い人間でした。自分の何かを与えることで損をしたくないと思っていたり、他者のためになにかしてあげたいと思うことがあまりありません。
モラルはありますし、他者への親切もできますが、それは結果的に自分のためになること、円滑に生きていくためにしていることです。
表面的にはそれでなにも問題なく生きてこられました。だけど、今私が一歩踏み出せないのは、わたしの利己的な性格や損得勘定が影響しているのだろうな、と思います。
おそらく、自分を犠牲にして相手を支える、という発想そのものが間違っているような気がします。一般に言われている、支え合って生きるという考え方は、わたしの感じているプレッシャーとは異なるもののような気がするのです。だけどその違いを言葉にすることができませんし、実感として理解することもできません。
本当は、相手と一緒に生きていきたいと思っています。でも、共に生きるとは、どういうことなんでしょうか。私はどうしたら変われるでしょうか。
お坊さんからの回答 3件
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気づきや学び、変化や成長も、誰かからの影響。繋がりが支えに。
自分を犠牲にしてまで支えることは、私にも出来ませんよ。誰だって我が身が可愛い、我が身が大切です。自分を偽ってまで耐えて生きれば、いつか潰れてしまうでしょう。
結婚って、好きな人と楽しみや喜びを共にしたい。長く一緒にいたい。一緒だからきっと幸せが増える。そんな想いが、「夫婦」という関係を望んでいくものではないでしょうか。
共に歩む人生の中で、起きる困難には、どう支えるかというよりも、まずは一緒に考えること。どうしようか、どうしたいのかと、互いの意思の確認を。そして、周りの助け(支援)の力も受けていけばいいのです。
親戚、近所、社会。地域コミュニティや、福祉や介護サービスもあります。それぞれに経験者も専門家もいます。繋がりが、大きな支えになっていきますよ。
本当に大切なものに出会った時、考えるよりも身体が動いていくものです。無理があれば、不調が出ます。それが、自分のストレスサインです。
誰かのために動く人に出会った時に、感謝が生まれたり、良き影響も受けていけばいい。
支え 支えられ、だけではない気づきや学び、変化や成長も、誰かからの影響により刺激されていくものです。そんな未来を描きたいと思うのであれば、結婚は良きものですよ。
お互いを心から思いやり助け合い
拝読させて頂きました。
あなたのお考えやお気持ちを読ませて頂きました。あなたのおっしゃることもとてもわかるように感じます。
確かに自分を犠牲にして他者を支え続けることは難しいと思います。やはり自分のことが大切ですし、人間誰しも自分が一番大切です。それでもいいと思います。
あなたがおっしゃるように損得勘定で他者を助けることもありだと思います。他者を助けることが巡りめぐって自分を助けることにつながっていきますからね。
私達は一人では生きていくことができません、誰でもそうです。ですから自分の為にでも他者を助け支えていくことも大切です。今自分が生きていることできるのは周りの方々やあまたのことがあるからです。ですから周りのものごとが自分を支えてくれることや恵みを与えてくれることに感謝し、自分ができることを出来る範囲で他者にやってあげることもとても善いことです。
お互い様ですからね。
相田みつをさんの言葉に「奪い合えば足らぬ 分け合えば余る」とあります。世界はその様にできて回っているのです。お互いのことを心から尊重し合い思いやり、助け合っていけば心から豊かに人生を生きることができるのです。
あなたが大切な方とお互いのことを心から尊重し合い思いやり助け合い、皆さんと喜びも悲しみも分かち合いながら心から幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させ頂きます。
結婚には利害の一致も大切な要素
例えば未来の病気のことなどは誰にもわかりませんし、どちらかが看病・介護が必要になることや、被災したり失業することも予測不能です。
それでも、結婚というのはある程度利害の一致を見出せる相手とするものでしょう。
例えば何歳までに子供を産みたいという人は、そのタイミング(タイムリミット)に同意してくれる相手にかどうかも利害の一つです。
また、パートナーと同居すれば住居や家電などもシェアできるし家事も分担できるので、コスパ・タイパは良くなります。
ということで、あまり遠い未来の心配をしても仕方ないので、目の前の利害の一致を見出せる相手かどうかを考えれば充分だと思いますよ。
あとは、欲・怒り・怠け・プライドの煩悩は誰にでもあるので、夫婦はお互いの煩悩を許し合いながら、ときには煩悩に負けないように叱咤激励し合うことも必要でしょうね。