相手を尊重する、愛を持って接する
看護を学んでると
高齢者の方と関わる際は相手を尊重して接しなさいと教えてもらいます。敬語を使って、言葉遣いに配慮して…でも、本当に自分はこの方を尊重しているのか、心から、私の倍生きており、それだけの人生経験がある方だと思って行動できているのかわかりません。
そして、愛を持って接しなさいと言われました。私も愛を持って接していきたいと思いました。しかし、愛を持って接するがわかりません。
尊重、愛を持って接する、それらは表面上行動として行えるのかもしれませんが、心から行う行動とは全然違うと思います。ですので、どうしたら愛を尊重を心から思って行動できるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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医は仁術
あなたは大変素直な人で、純粋にご自分の職務と向き合っておられるようです。大変感心しますし、ありがたいことです。
”どうしたら愛を尊重を心から思って行動できるのでしょうか。”
『愛の反対は無関心』
マザーテレサの御言葉です。
私自身の経験ですが、入院中、激痛でのたうちまわっている私に、「まぁ日にち薬ですからね」と言い放って目も合わせず去っていくベテラン看護師さんより、ナースセンターの前を通ればいつも先輩から叱られているけれども、「痛みますか?患部を見ますね、ああ、これは痛そうですね。痛み止めをお持ちしましょうか?」とわかりもしないくせに、でも大変心配そうに声をかけてくれる新人看護師さんのほうが断然安心しできし、それが何よりの鎮痛剤でした。
看護の知識や技術、経験はもちろん大切ですが、何よりもあなたが患者さんたちに無関心ではいられない人であること。それこそが愛と尊重を以て患者さんと接することに繋がっていくのだと私は確信しています。
あなたは我々坊さんとは少々畑こそ違えども、目の前で苦しんでいる、悲しんでいる人たちを支え、励まし、慰め、癒やすお仕事です。しかしながら、あなたの看護は我々坊さんよりももっと直接的にいのちの現場でたくさんの人々を救えると思います。
何卒、今後もご精進くださいませ。拝
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
患者様が苦しんでいる姿を見て何もできず、どうしたらいいのか悩むこともありました。ですが、経験されたお話を読み、安心しましたし、嬉しく思いました。私達が声かけをすることで安心してくれる方がいる、鎮痛剤と言ってくれる方もいると分かったからです。
そして、そのように患者様に向ける関心が愛に変わると分かりました。
本当にありがとうございます。