自殺したら地獄行きですか?
現在メンタルクリニックに通院しています。
普段から誤解されやすい性格で、クリニックの先生にも上手く今の心情を伝えることができません。
生きていく気力がもうありません。
お世話になった方にはもう手紙を残してあります。
自分が死んだ場合の身の回りの処理も記しました。
あとは両親より先に死ぬことだけが申し訳なく思うくらいでしょうか。
私は子供の頃から周りのことを考えない人間でした。
大人になった今も人の気持ちに心から寄り添うことができません。
その分たくさん迷惑や嫌な気持ちをさせてきました。
それだけでも私は極楽行きには程遠いと思いますが、自殺したら魂は地獄行きですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どうせ地獄行きなんだ、それなら…
”自殺したら魂は地獄行きですか?”
はい、おっしゃるとおりです。
きっとあなたは今、「死んだほうがマシ」と思うほどお辛いのでしょう。
しかしながら、自殺をしてしまえば「生きてるほうがマシだった」と激しく後悔をする…なんていう言葉ではまったく追いつかない程のえげつない仕打ちを永遠とも思える天文学的な時間受け続けなくてはならない…という運命が待っています。
”私は子供の頃から周りのことを考えない人間でした”
あなたが今日も生きているのは、あなたの事を一生懸命に考えてくれた人たちがいた証拠。
”大人になった今も人の気持ちに心から寄り添うことができません”
あなたが今日も生きているのは、いつでも一人は味方ががいた証拠。
”その分たくさん迷惑や嫌な気持ちをさせてきました”
あなたが今日も生きているのは、赦されてきた証拠。
”お世話になった方にはもう手紙を残してあります”
ちゃんとお世話してくれた人がいるんじゃん。
”自分が死んだ場合の身の回りの処理も記しました”
あなたには迷惑をかけたくない大切な人がいる証拠。
”あとは両親より先に死ぬことだけが申し訳なく思う”
あなたにはご両親の愛情がちゃんと届いていた証拠。
大丈夫。全部そろってる。きっと生きていけるよ(笑)
自殺したら地獄。でも、あなたの無能さをアテにする生き方も地獄。
それなら他人様の”まごころ”という仏様におまかせしてみませんか?
もしそれがダメだったとしても別にいいじゃん。
どうせ地獄に堕ちる身だ(笑)
念仏すれば極楽浄土に往生できます
誰も死んで戻って来た人はいないので、わかりませんよね。
しかし、浄土宗では、死後に極楽浄土(阿弥陀仏が建てた浄土)に往生することをお勧めしています。
その方法は、簡単です。
「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)と口で念仏を称(とな)えて、「往生できるぞ」と心に思うだけでよいのです。
どんな罪人悪人でも、念仏すれば、阿弥陀仏の力で極楽に往生させてもらえます。
善人の場合は自分の力(功徳)で往生できますが、私達のような悪人は、自力往生は難しいので、阿弥陀仏の力(他力)で往生させてもらうのです。
南無阿弥陀仏の念仏は、往生極楽という人生のハッピーエンドをくれます。
浄土宗や浄土真宗は死後のことばかり考えている暗い宗派だと誤解している人もいるかもしれませんが、
むしろ逆で、念仏すれば死後(あの世)の心配をする必要がなくなるんだから、あとはこの世のことを考えればよいだけなのです。
極楽に行けるから自殺してもいいとは言いませんが、
たとえ自殺しても念仏していれば大丈夫です。少しでも明るい気持ちになっていただければ幸いです。
念仏を連続でとなえるときは、
「なむあみだぶなむあみだぶなむあみだぶ」
と一定リズムでとなえます。
スピードは自由です。
数分間でもやってみてください。
また、一回だけや、十回だけとかでもかまいません。
念仏するたび、阿弥陀仏はあなたのことを思い出してくださいます。
あなたは救われます
拝読させて頂きました。
今辛い苦しみの中にいらっしゃるのでしょうか?あなたのその辛いお気持ちを心からお察し申し上げます。
ご質問ですけれど
自殺したから地獄に行くわけではありません。
己れの犯した悪しき行いによって地獄に行くのです。
仏様に心から帰依して仏様にどうぞ私を救って下さい、仏様の極楽へとお導きくださいと心を込めてお願いなさり、南無阿弥陀仏とお念仏おとなえなさる方を仏様は決して見捨てはしません。仏様は必ず仏様の元に導いて下さり、極楽に生まれて心から安心することができるのです。
あなたの心も体も今大変辛い状況にあるでしょう。
先ずはしっかりと心も体も休めて下さい、そしてしっかりと睡眠をとって下さい、そしてゆっくりと入浴なさり心身ともに疲れを癒して下さい。
そして心をひとまず落ち着けて下さい。
あなたの生命は大切です。あなたは沢山の方々やものごとにつながりながら生きているのです。
辛い苦しみもあるでしょうけれどもその苦しみはしばらく脇に置いておいて、心をゆっくりと落ち着けてみて下さい。そしてあなたの身の回りのことをゆっくりと見つめなおしてみて下さいね。
あなたの周りにはあなたにとってとても大切な方々やものごとがあるでしょうからね。
先ずはあなた自身の生活や人生や周りの人たちを大切になさって生きて下さい。
いつの日にかあなたの天寿を全うなさる時が必ず参ります。あせる必要はないのです。
今の自分のことや生活を大事に送っていって下さい。
そしてあなたが天寿を全うなさる時必ず仏様があなたをお導きなさって下さいますようにと、仏様があなたの一切の苦しみから救って下さいますようにと真心込めて仏様にお願いなさり、お念仏おとなえなさって下さい。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
あなたが天寿を全うなさる時必ず仏様があなたをお導きなさって下さいますからね。そしてあなたは仏様の極楽に生まれて心安らかになられます。
どうぞ安心なさって下さい。そしてしっかりとあなた自身の人生をこれから全うなさって下さいね。
あなたが素直なお気持ちで仏様にお向き合いなさり清らかお気持ちで毎日を過ごしていかれて、仏様に導かれ救われていかれますようにと切に仏様にお祈りさせて頂きます。
至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
問題は業(カルマ)のありよう次第
ポルンガ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
ポルンガ様が、もしも、「自殺したら地獄に行くかも」とお思いであるのであれば、自殺は辞めておかれることをお勧め申し上げたいと存じます。
まあ、自殺によって、地獄に行くかどうかは、「自殺」によって決まるものではなく、自殺という行為に付随する動機や心の状態(特に、煩悩によるものであるのかどうか)がどうであるのかが、その要因としても左右されてくるところであり、また、自殺それだけで決まるものでもなく、今世の全ての業(カルマ)、あるいは過去世からの業を総合しての(異熟による)因縁(原因と条件)次第によるところとなって参ります。
極端に言えば、自殺しても、業の総合(異熟)の状態次第の結果においては、また人として生まれられることもあれば、あるいは、浄土へと行けることだってあり得るのであります。
とにかく、問題は業(カルマ)のありよう次第であります。
地獄には絶対に行かない、という自信がなければ、とにかく自殺は辞めておくべきです。
それよりも、明らかに迷い苦しみが無くなるという善き結果である悟りへと向けた因縁となる仏道に、少しずつでも、今からでも取り組むことをお勧め申し上げたいのであります。
千里の道も一歩から。極楽への道も一歩からです。まず一歩を歩み出して参りましょう。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ありがとうございました。