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ご先祖様に手を合わせる際のマナーについて教えて下さい。

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

何方かお手数ですが、他人のお宅や配偶者宅のご先祖様に手を合わせる際のマナーや作法について教えていただけませんでしょうか。
拙い文章となりますがお付き合いいただけましたら助かります。宜しくお願い致します。

先日私の実家へ主人を初めて連れて行きました。
私の実家には父方のご先祖様のお仏壇があります。私は手を合わせ、私から主人にも勧めましたがその場で断られました。

帰宅後、主人に何故ご先祖様に手を合わせてくれなかったのか聞きますと、墓守である私の父からお仏壇に手を合わせても良いと許可をもらっていないからマナーとして断った、との理由でした。
それならば主人から父へ手を合わせても良いか聞いたら良かったのでは、と言いましたが、それは常識としてあり得ないし父の気分を害すかもしれないから出来ない、との事。だから、次回私の実家へ行った時には、私から父へ主人がお仏壇に手を合わせても良いか聞いて欲しい、と言われました。

ここで私は疑問に思いました。何故私を介して父から主人がご先祖様に手を合わせる許可を得なければならないのか、と聞いたところ、主人の答えは常識だから。の一点張りで詳細な説明がありませんでした。
私の父へ直接主人が手を合わせて良いか確認する事は非常識なのでしょうか?
主人に話を聞いても何故それが常識なのかという事は主人にも分からないようで、ただ昔から主人の家庭ではそうして来たからという経験に基づいている様でした。

私の家庭ではあまりお仏壇に触れる機会がなかった為、また周りにそういったことに詳しい知人もいない為、実際主人の言った様なマナーが一般的なのかどうかも分かりません。正解はないのかもしれませんが、アドバイスやご意見を頂戴したいです。

私は格好はいくら出来ても気持ちが無ければ意味がないと思っており、あまり作法にこだわってきませんでした。周りの方やご先祖様にあまりに不快で無礼なことさえしなければまぁ良いのだろうと今まで思っていましたが、不快か無礼かも人それぞれかと思い、皆様に質問させて頂きました。

ご回答頂けましたら幸いです。長文乱文お付き合い頂き、ありがとうございました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

手を合わせずにはいられない気持ち

人は止められても止められないことがあります。
たとえお父様が手を合わせてくれるなと言っても僕は妻のご先祖供養をせずにはいられないんだよ、という気持ちが心の奥底から湧き出るものだと思うのです。
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常識だというのは、そもそも気持ちがない証です。
そういう人は地獄に落としてやるのが仏の慈悲です。そのためにはあなたは心静かに婚家先のご先祖供養をしっかりとなさるのが宜しい。

7
有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

質問者からのお礼

おはようございます。
私の心のモヤモヤが一体なんだったのか、ご回答を拝見しまして良く観察することが出来ました。

常識だというのは、そもそも気持ちがない証です。>ご先祖様に手を合わせる事は、常識とかそういうことに縛られるものじゃないだろうと私自身思っていたので、主人の主張は理解出来ませんでした。
主人の様に作法を気にする人も居るんだ、と受け入れる事にし、私は私のままいる事にしました。
ありがとうございました。

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