お辛いご心中お察し致します…。
　『両家の御先祖が反対している…と言われ、それから毎日神社に行き許してくださいとお祈りをして』いらっしゃるそうですが、解決の方向へ進まないのですね。
　これは先に結論申せば、「ご夫婦の関係を神（仏）様に何とかして欲しいと願っても、それは無理だ」ということです。
　もし、それが叶うのであれば世界中から不幸な人はいなくなるはずです。
　いえ考えようでは、神仏があなたの願いを聞き入れたならば、夫君の「自由になりたい、ひとりになりたい」という意思が神仏に剥奪された…ということになります。
　いきなり随分と過激で、勝手な返答を致し申し訳ありません。
　今あなたにとって一番大切なことは『5年同棲して入籍しながら、しかも とても仲が良かったのに、結婚して半年で急に「俺は結婚不適合者…もう離れたい」等とおっしゃる夫君のお気持ちを聞くこと、知ること』ではないでしょうか。
　『何が何だか分からない』からこそ、夫君の気持ちをしっかりと聞き抜くべきだと思います。『とある方の、 両家の御先祖が反対している』などという、おっしゃったお方のお心の内にしか根拠の無いことを聞き入れている場合ではないように思います。
　夫君とお話しされましたか。それ以上に「夫婦ゲンカ」なされましたか。
　夫婦喧嘩は犬も食わないのです。ありふれたことです…絶対に避けるべきことでもありません。もちろん暴力は決して許されることではないのは当たり前ですが。
　言い合うことで、お互いの本音を知ることが出来ます。言い合うことでお互いの胸中に溜まった思いを吐き出すことが出来てスッキリすることもあります。
　夫婦喧嘩を勧めるわけではありませんが、それもできないようでは夫婦関係を続けていくことは難しいと思います。
　どうか、分からない夫君の心中はしっかりと時間掛けて聞いて下さい。
　その際、いかに夫君のおっしゃることが身勝手だと感じても「決してその時に反論しない…お話しを遮ること無く最後まで聞き抜く。その上で日を改めてあなたのお気持ちを箇条書きなどにして夫君に冷静に伝える」ようになさって下さい。
　今のお二人の状況はあまり安心できるものではないようですが、でもわかり合えていた5年間があるのですから関係修復は無理ではありません。
　どうか、夫君と腹を割って静かにしっかりと話し合って下さいませ。

小林　覚城

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ご相談ありがとうございます。

とりあえず別居なさって、お互いに頭を冷やす時間を取ってください。今はそれが安定した日常のために最善の選択ではないでしょうか。
あと、「とある方」のそのご助言ですが、一切気にしなくて結構です。
人生の意思決定権はいつも当事者本人に委ねられるべきです。逆境にも反対にも屈せず責任を持って本気で挑めば、神仏だろうが何だろうがグウの音も出ない程に納得させられる、後悔の無い日暮らしができるはずです。
それこそ、先祖代々受け継いだ命に対して恥じない生き方というものでしょう。

ある程度時間を置いたら、旦那様とよく話し合ってください。
何を思ってそのような発言や態度に至ったのか、正直に話してもらい、それを貴女は素直に真正面から受け止めるのです。その時は少し覚悟が必要かもしれません。

大事な局面、落ち着いて参りましょう。急いては事をし損じる、です。

TAIKEN

普伝院

現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくて...

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