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家族の病気とご先祖様

回答数回答 1
有り難し有り難し 20

ご相談させていただき、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
2年ほど前に父の初盆の事で、相談させていただいた者です。
その時は、コロナで初盆に行くことが出来ないことを相談させていただきました。
その際、縁ある場に行けなくても、偲び遇うことは出来るできるので、それぞれの居る場所で、手を合わせましょう。
と言うアドバイスをいただき、 
結局、コロナ禍も落ち着かないままでしたので、それぞれの居る場で手を合わせることにしました。

その後の事を相談させていただきます。
相談させていただいた、一年後、
母は、私や弟の家の近くに引っ越しました。
母が引っ越ししてきた前日、弟が脳腫瘍で倒れました。

弟は懸命に闘病生活を送りました。
でも、病状は悪化するばかりです。

母は最近、色々悔やむようになりました。
私たち家族は転勤族だったので、
毎年帰省ができず、ご先祖様に手を合わすことができなかったこと。
父が退職して、実家のある県に越したけれども、親戚との関係が悪くなって、
仏壇に手を合わせることが少なくなってしまった。
私たち子供が帰省した時も、親戚の家にあまり連れて行かなかった。お墓もすぐ近くにあったのでできなかった。
でもそれは言い訳だったのかもしれない。
と悔やんでいます。
脳の病気は先祖を粗末にしているからと聞いた。
だから弟はこうなってしまったのではないかと。

私はそうではないといいながらも、
次は私かもしれない、と実は以前から思う時があります。
どこにいても、ご飯をお供えして、
手を合わせることは、母から教わり今も毎日やっています。

この件に関して、どう考えられますでしょうか?そして、私たちにできることはどんなことか、アドバイスをいただけますか?
 
あともう一点、父のお骨はご先祖様のお墓とは別の納骨堂にいますが、母が引っ越す時、移動しませんでした。
母も高齢になってきたので、移動した方が良いのでしょうか?
私の夫の実家はまた別の遠い場所でお墓もそこにあります。
いつも母が心配する時、私がいるよと言いますが、「お墓はどうなるの?いつかそこは帰るでしょう?」と心配しています。
また、結局、コロナが始まってから、未だ父の納骨堂に行って手を合わせることができていません。
それも弟の事と関係するのでしょうか?
よろしくお願いします。

2022年10月17日 11:03

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先祖が病や災いを与えることなどありません。治療療養に専念を

お盆は、それぞれに先祖を思いながらお過ごしなされたということ。安心もありますし、やはり手を合わせるとホッとしますよね。

弟さんのこと、心配でしょうね。
病や災いがあると、先祖がと亡くなった方を気にされる方もいます。(先祖のせいだと、先祖が原因かのように思われる方もいます)それがきっかけで、手を合わせる道を歩まれることは大切なことですが、先祖が病や災いを与えることなどありません。
自分が亡くなった後に、後の者にそのように思われるのは、私たちだって悲しいことでしょ。ですから、脳の病気は先祖を粗末にしているからということは、ありません。

病には、必ず原因があります。生活習慣や体質、様々な要因があります。医療と連携を取りながら、治療をなさいますように、念じております。

また、お骨やお墓の件は、ご家族で話し合われるのが一番ですが。今後見ていけないのであれば、移動させるか、永代としてお付き合いのある信頼できるお寺さまに相談なさり頼んでいかれるか。いろんな考えがありますので。やはり、ご家族で話し合って納得のいく道をと思います。

2022年10月18日 12:08
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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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質問者からのお礼

アドバイスありがとうございます。
確かに、自分が亡くなった身として考えると、それはあまり良い気分にはなれませんね。
母はきっと、弟の病気が分かって1年間、弟と色々治療の模索をしても、なかなか改善されない。
むしろ悪くなる一方で、考えも偏ってしまったのかと思います。

本人も、今まで罰が当たるようなことをしていなかったか、自分の人生を振り返ったことでそう考えたと言っていました。

けれども、ご先祖様に直接手を合わせていなくても、
私が小さい頃から母は手を合わせているところは見ていました。

弟もまだ頑張っているところなので、振り返らずに手助け、応援していこうと思います。

アドバイスをいただけて、とても安心しました。
本当にありがとうございました。

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