怒り狂う人
こんにちは。
先日もご相談させて頂いたのですが、年上の異性の友人について
再度の相談です。
彼とは配属が違いますが同じ職場で働いています。
普段は明るく人当たりも良く、会話も楽しい方なのですが、
一度許せないスイッチが入ってしまうと猛烈に怒り狂います。
飲食店で無愛想な店員がいると、その店員に直接言わず
他の店員にクレームをつけたり、社内でもあの人嫌い
あの人クズ、あの人許せないと、兎に角人の事を悪く言います。
何か一言言わないと気が済まないようです。
仲の良い私に対しては、朝から晩までLINEを送ってきます。
数時間返事をしないと「無視?」「何か返事返せ」と送ってくるせっかちな人です。
夜に度々電話してきては社内の愚痴を一時間以上話します。
但しお酒好きな彼は酔って電話を掛けてきており、翌日、会話の内容を忘れています。
子供っぽくて本当は弱い人なのだろう。ストレスが溜まっているのだろうと
LINEにも返信し、電話もうんうんと聞くだけに徹しておりましたが、
先日LINEで私の上司の悪口をつらつら並べ立てられ、同じ土俵に立たなくてもいいとは
頭では分かっていながらも、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまいました。
あなたは自分の期待した答えが返ってこないと気に入らないんでしょう?
自己中すぎるよ。
どうしてそこまで人を悪く言うの?
今度は私に腹が立つんでしょう?
案の定、目も当てられないような汚い言葉でボロカスに罵られ、
お前にイラついて仕方がないとの事です(笑)
言い過ぎた部分にはごめんなさいと送り、それ以降私からは何も送っていません。
彼からもアクションありません。
さて、これっきりならそれで構わないのですが、
こういう感情的に怒り狂う人はほとぼりが冷めたらまた連絡を寄越してくると思うのです。
今後彼と接触する機会があった際に、先日の出来事を責めるつもりはありません。
ただ、どの様に今後接するのがベターでしょうか?
必要最低限は分かっています。
しかしそのような当り障りない態度をとると構って構ってというようなLINEが次々届き、また怒り出します。
せっかく知り合えたご縁ですので、無下に切り捨てるのも気がひけます。
付き合いを慎重にしないといけない相手と対峙する際、
気を付けている事はありますか?
度々の質問で申し訳ございませんが宜しくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
怒りは無謀に始まり後悔に終わる
今僕が勤めている職場(お寺)にも、まさに同じような方がおり、自分のことのように質問を読ませて頂きました。
『ダンマパダ』という経典の中にこんな話があります。ある一人の男が釈尊を見るや否や、罵声を浴びせ、土を取って釈尊に投じました。すると、たまたま逆風があって、土は男にふりかかり、男を汚し返したそうです。
そして、釈尊はこのようにおっしゃいました。「もし人、故なくして、悪語を放ち、怒罵を浴びせ、清浄にして無垢なるひとを汚さんとせば、その悪帰って己に帰す 」と
つまり、他人の悪口や誹謗中傷を言えば言うほど、他人を傷つけているようで、実は一番自分を傷つけているということです。人は怒った後、その人の悪口をいってしまいがちですが、それは何の解決にもならない上、自分のためにもなりません。
またその根本である怒りは無謀に始まり、後悔に終わるといいます。人はカッとなったら、烈火の如く起こってしまいますが、怒りがおさまったあと、よくよく考えてみると、何の対したことのないことで怒ってたことに気付き、言わなきゃよかったと後悔することがおおいです。
職場がその方と一緒ということで、会う頻度はとても高く、またそういったいざこざが発生する可能性も高いと思いますが、そんなときはこのタイトルの言葉を思い出し、自分自身に打ち勝っていってください。その一勝一勝が自分の成長につながっていくと思います。
そして、そういった方とは、少しずつでいいので、距離を置いていくことが得策だと思います。そうすれば、自ずと相手もわかってくると思います。
他人を変えるより、自分の考え方を変える方が簡単です。
これらは僕が怒られたときに考えていることです。グラスさんの参考になれば、幸いです。
質問者からのお礼
望月亮徳様、ありがとうございます。
怒りは無謀に始まり後悔に終わる。本当にそうですね。
相手を変える事は出来ないからこそ、自分の考え方を変えられるよう、自分自身を見つめ直してみます。
有難いお言葉本当にありがとうございました。