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良くない念がつきやすい体質についての相談です

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変な話かもしれませんがお読みいただけますと幸いです。
結論から言うと、「ある土地のある歴史上の人物のお墓参り」についていくべきかどうかというお話です。

1.なぜ迷う必要があるのか、というとタイトルの通り私は良くない念を受け取ってしまうことがあり、本来ならばそのような土地には行かないようにと昔住職さんに言われたことがあるのです。(その歴史上の人物のお墓の場所が所謂いわくつきという土地です)

2.しかし、どうやら私の先祖はその土地と関わりが強く、またその歴史上の人物を討った武士と関わりがあるようなのです。

3.場所や人物などは伏せますが、以前その土地で起こった大地震の際は前日に大地震が来る予知夢を見ましたし、その史実の人物に関してもやたら縁を感じることがあり、調べてみると2.のような関係があることが分かりました。その他にもその土地に関する縁を感じることが多く、遅かれ早かれ私はその土地に行くのであろうと思います。

呼ばれているとも感じます。ただし私は前述の通り感受性が強く、その史実の人物に縁があるとは言えお墓参りに行ってもいいのか、(良い縁だとは言い難いですし)もし行くとしたらどのような準備をしてお墓参りにいくべきなのか、悩んでいます。

何とも抽象的な話になりますが、お答えいただけますと嬉しく思います。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

用心して下さい

質問読ませていただきました。

霊媒体質の方ですね。悪霊と言いますか、悪い念と言いますか、そのようなモノには十分注意する必要があります。

実は私、霊媒体質については疑問をもっておりました。

しかし、ある経験から考えを改めました。

その経験とはこうです。

私のお勤めする寺院に近く、同じ宗派の寺院のご信徒が、「ある新興宗教の教祖に肩を触られた娘がいきなり人が変わってしまったようになった」と言って親子でお寺にきました。
その娘さんは、もともと霊などに対する感受性が強かったようです。

その寺院のご僧侶も半信半疑で「まずはお経を唱えよう」といって一緒にお経を唱えました。すると、代わる代わる色んな霊がその娘さんの身体を借りて出てきました。その1つ1つの霊を、あの手この手を試しながら祓っていったそうです。その数なんと50以上、時間は1週間ほどかかったそうです。
普通の女の子が、全く別の人格をそんなにたくさん演じれるはずありません。お経を聞いて、体内の霊が女の子の身体を借りてもがき苦しむ姿、今でも夢に見るとそのご僧侶はおっしゃっておられました。

ほんの1年前のお話です。

また昔のことですが、私の師匠がお勤めしていたお寺が、近所に迷惑をかけてしまったようで手土産を持って謝罪に回ったようです。
そのとき、霊能者のような女の方が近所に住まわれていました。
その方のお家に入って「この度は申し訳ありませんでした」と師匠が話しかけたとき、その姿を見てその霊能者は「こっちに来るな、お前の方に何か大きな光るものが乗っている」と言われたそうです。
いわゆる守護霊というやつでしょう。

私自身は経験はありませんが、色んな方の話を聞くと、「なるほど、私が経験してないだけで実際にそういうことがあるんだ、自分の知っていることだけが全てではない」と認識を改めました。

話は長くなりましたが、もしそのような場所に行かれるのであれば、霊験あらたかな寺院に参詣し悪霊から守ってもらうように祈祷してもらう、もしくはそういった寺院のお守りを持参するなど、「こいつに近寄ったらやばい」、「近寄りたくても近寄れない」と思わせる効果のあることをして下さい。

お墓参りに行かれるのであれば、無事にお墓参りが済むようお祈り申し上げております。

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おきもち

個別相談可能
京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお勤めさせていただいております。山手の方にある、自然に囲まれた日蓮系宗派のお寺です。 13才から僧侶となり、たくさんの方と関わってきました。 現在は42才となり、3人の子育てに奮闘中です!また、教育関係の仕事にも勤めたことがあります。 自分の経験したこと全てが私自身の糧となり、それが人を救う力になればいいなと、何があってもポジティブに考えるようにしてます。 その経験を活かし、 ・人間関係 ・将来の不安 ・仏事全般 など、様々な質問に答えていきたいと思っております。 何か悩み事がある、個人的に相談したい、質問について他の人に知られたくない、という方は遠慮なくメールにてご相談下さい。 今までにたくさんの方からメールにてご相談をいただいておりますので、気軽にご相談してみて下さいね! また、ハスノハの回答には字数制限があり、私の回答に対するお礼に返事が出来ない場合も多々あります。ですので、返事を望まれる場合もメールにてご連絡下さい。 メールアドレスは下記をご参照下さい。 一両日中に返事をするようにしておりますが、こちらからの返事が届かない場合は、 ・メールアドレスを間違えていないか ・受信拒否設定はどうなっているか を確認して、もう一度メールを送っていただければありがたく思います。 また、お寺に直接訪問されてのご相談も受け付けております。その場合は、まずメールか電話にてその旨をお知らせ下さい。 お寺の予定と照らし合わせて、日時を調整させていただき、お寺の詳しい場所などをお伝えいたします。 ただし、電話回線が1本しかないこと、他の法務の電話が多いことから、失礼ながら電話での悩み相談は承っておりません。 直接お寺に参詣されての相談か、メールにての相談に限らせていただきます。 また、直接お寺に参詣されての法事や、ZOOMを通じての法事なども受け付けておりますので、希望があれば何でもご相談ください。 メールアドレス joukai4378+soudan@gmail.com 電話番号 0774-65-0161
法事や行事がなければ、平日・休日共に 9:00~12:00 14:00~17:00 の時間帯で相談できます。 土曜日や祝日の前の日なら、お寺の予定が何もなければ 21:00~ でも相談できます。 他にも調整できる場合もあるので、お問い合わせください。 人に話をしたり言葉に出すことで、気持ちが晴れたり、考えがまとまったりすることもあります。 どうぞ遠慮なくご相談ください。

君子危うきに近寄らず

初めまして。
質問拝読しました。

正直、それだけ不安要素が多ければ行かない方が良いかと思います。
「君子危うきに近寄らず」です。

ひとまず、行きたいという気持ちは使命感なのか、一時的な気の迷いなのか、何かしらのメッセージを受けて呼ばれているのか、なぜ呼ばれているのかを一度落ち着いてご自身の心を見つめていただき、行きたいという気持ちの中身と行くべきか否かを判断していただければ良いかと思います。

ただならぬ理由があり、その地に行くと決めたのであれば、まずその理由をご自身の中でハッキリさせて心に迷いがない状態で、ご自身の家の墓参りを先に済ませ、有縁の寺社へお参りして、身代り護符や災難除けのお守りやお札を頂き、供物(花とお参りの対象が男性なら酒、女性なら砂糖菓子、和菓子、高価なものでなくていいです。)を持ってお参りされたら良いかと思います。

合掌。

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おきもち

未だ愚迷凡夫の身ではありますが、皆様の一助になるようなお答えができれば幸いです。 私自身、いわゆる「お寺の息子」として生まれましたが、小さなお寺ということや両親の教育方針もあり、感謝すること、仏様、お大師様に手を合わせることの大切さは教えられてきましたが、後継者としてのプレッシャー等は全くありませんでした。 実際、当初は仏門に入る心づもりなどなく、仏教とは関係のない分野の理系大学に進学し、在学中に起業。 仲間とIT系の会社を立ち上げたり、飲食業や人材派遣などの運営企画に携わる傍、ディスコやクラブのDJやバーのマスター、占い師(手相、姓名判断、九星気学、宿曜)としても仕事しておりました。 が、その中で思うことが度々あり僧侶を志し、お大師様とご本尊様のご加護のもとご縁に導かれ仏門に進みました。 今もいつもお大師様とご本尊浪切不動明王様方にはお導き頂き、助けて頂いております。 (趣味程度ですが、暦の研究や宿曜経の読解、気学をメインに占いは現在も嗜んでおります) 「目に見える世界」「目に見えない世界」を共に大切にして釈尊の末弟、宗祖弘法大師空海の末弟として、真言僧侶の立場、金剛乗仏教・密教の観点からお答えさせていただきます。 皆様からの相談を通じて、また他の僧侶の皆様のご回答を通じて多くを学べればと思います。 皆様との御法縁に感謝して精進してまいります。 煩悩即菩提 即事而真 当相即道 また自坊(金剛寺)では護摩祈祷会や阿字観体験会(阿息観による密教瞑想体験)も開催しております。 また自治体や地元社会福祉協議会様や企業、団体様より依頼を受けて法話(講話)や瞑想指導を不定期で行っております よろしくお願いいたします。 合掌
可否が時期によります ご相談ください

安心してお参りください

こんばんは。

 いわくつきとされるお墓へのお参りに躊躇しているのですね。

 私の考えでは、特に行っても問題ないと思います。

 さて、仏教とは、思い通りにならない事に対し、いかに気持ちに決着をつけて、心静かにまた楽しく暮らすことができるかを実践するものです。亡くなった霊が悪さをするとか、霊的なものに呼ばれるとかそういうのじゃないです。
 質問に対するお答えとしては、何かあなたに体の不調や不吉があったときに「これは霊の仕業かもしれない」と思う事が、心の苦しみの原因かと思います。仏教は因果を説きますが、不思議な因果には否定的です。物事には必ずきちんとした原因があります。何かあってもそれにはきちんとした理由や原因があります。またはばらばらに偶然起こったことに脳が勝手に結び付け説明をつけてしまった現象にすぎません。

 と言いながらも一方で私は霊の存在を完全に否定するものではありません。霊の存在があるとする立場でお答えするならば、あなたの「良くない念がつきやすい体質」と考えている点、いわばあなたの弱点に「霊」が付け込んで体調を悪くしたり不吉をもってきたりすると考えます。

 ですから、気を強く持ち、「私には悪い念は入ってこない」と念じ、お参りをすると良いと思います。
 最後に、もしかしたら、悪いものが憑いたかもしれないと感じた時に行う、私もよく行うおまじないを紹介しておきます。
 肩に付いたゴミを払うように、手でパッパと肩を払います。左右両方です。右手で左肩を払い、左手で右肩を払います(順番はどちらでも良いです)。また首の後ろも入りやすいとされるので、首の後ろも同じように払います。これで大丈夫。
 安心してお参りに行ってきてください。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

質問者からのお礼

このような抽象的な話を聞いてくださりありがとうございます。その娘さんほどではないと思いますが、私も一度に3体の霊が憑いていた事がありました。このような体質が酷い方は気苦労されますでしょうね。
気配などは感じても見えるわけではないので自分でも知らないうちに持って帰ってきてしまうようです。その体質であると知ったときはとても驚き、誠海様と同じように世の中説明できないものが
あるのだと知りました。

ご意見とても参考になりました。本来ならば行くべきではないのでしょうが、その土地に行かなくてはならないとこのような強い気持ちを持った事は初めてなので、私の家の宗派の寺院に参詣し、その地に向かおうと思います。心構えと申しますか、強い気持ちを持つことができました。ありがとうございます。

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