ご真言について回答受付中
うだか無回答/30代
ご真言について質問です。
真言密教では三密加持といって、身口意の三業を大日如来と一体化?させると聞きます。
真言を唱える時は、やはり三密加持をしないと効果はないのでしょうか?
口だけで唱えるだけでは不十分で、灌頂などを受けないといけないのでしょうか?
宗派によって違うとは思いますが、ご教授お願いいたします。
2025年3月16日 14:25
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お坊さんからの回答 1件
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真言を唱えるとは仏として生きること
うだかさん、はじめまして。質問を拝読しました。
うだかさんは、真言を唱える時に三密加持をしないと効果はないのか、口だけで唱えるだけでは不十分なのか?について知りたいのですね。
上記について真言僧として回答いたします。
三密加持をするということは、「手に印を結び、口に真言を唱え、心に仏を念じるとき、この身このままで仏になることができる」という密教の教えです。
文言通りに解釈すると三密加持をすることで仏になれますが、正しくは「仏として生きる覚悟をもち、少しでも仏に近づくことを約束する」ことです。
三密加持をしたから、真言を唱えたからと言って仏に「変身」することはありません。
なお、灌頂を承けるのは「密教やお大師さまの教えを後世に伝え残していくことを誓う」ための儀式です。灌頂を承けたら仏になれるわけでも、真言に効果が出るわけでもありません。
真言を唱えたいと願うなら、仏のように人々を救い続ける生き方をしてもらいたいと思います。
合掌
2025年3月17日 20:27
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有り難し
質問者からのお礼
なるほど、そういう事だったんですね!
ご丁寧な解説、ありがとうございます!