この問答を娑婆にも伝える
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
火
心が無かったら苦しいことは無くなるでしょう。でも、心が無ければ私たちお坊さんはここに居ません。心が無くて人の苦しみが分からなければ、目の前の人を支えたいとは思えないから。苦しむことが出来るから他人を思いやることが出来るんです。心は優しさの源。
でも実際のとこ、自分が苦しいから他人にはもっと苦しんでいて欲しいと思う人たちが、そこら中にいる。だから足の引っ張り合いが起きる。心は愚かさの源。
結局、心は火のようなものなのでしょうね。正しく用いれば恵みを与えてくれるけど、間違った用い方をすると多くを破壊する。
だからお釈迦さまは教えを説いて旅した。心を正しく調えるための教え。その旅は自ら苦しむ道。でも、世界を優しくする道。お坊さんはその遺志を継がないといけない。お坊さんは、皆さんにもその意志について来ていただきたいと願います。
人は1人では生きていけない。だから優しくならないと上手く生きられない。優しさは賢さ。優しい方が結局は楽。それが当たり前な世界にしたい。
{{count}}
有り難し
質問者からのお礼
大慈 様
大慈さんの想い、他のお坊さんの想いが、うまく言えないけど少し違うけど心地いいです。
裏に入れようとか不幸になればいいとか、自分の得になるように仕向ける、という事がなくて、心がラクになります。
いつも有難うございます。