hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

寂しくて辛くて何もやる気が起きません。

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

二回ほど失恋の件で質問させていただきました。

 例の彼女と別れてからというもの、目に見えるものすべてが灰色に見える気がします。何をしても面白くないし仕事をしても充実感がありません。
 
 確かに別れた時の一コマを取り出せば、あの人は非常識でとても酷い人でした。でも私はあの人のことが本当に大好きでした。

 楽しかった思い出を思い出すと、「あの時は本当に幸せだったのに何で今はこんなに悲しいんだろう」と思われ、悲しくなります。思い出さないように努力しても思い出してしまいます。

 ここ4か月そのような精神状態が続き、もはや抜け殻のようになっています。しなくてはいけないことがあるのにやる気が起きません。

 朝になって目が覚めても、その日を生きるのが嫌になり、また寝てしまいます。そして大体午後二時ごろに目が覚め、その後は何もせずダラダラし、貴重な一日を無駄にしてしまいます。
 
 何のために生きているのか分からなくなってしまいました。この状態が続けばいつか死んでしまいそうです。どうすればやる気を取り戻せるでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

愛別離苦ですね

読まさせていただきました。

仏教の苦しみの四苦八苦のうちの八苦のなかの、愛別離苦(あいべつりく 愛する者が
別れたり離れたりする苦しみ)なのですね。

失恋は苦しいものです。私も36歳の時に初めて付き合った彼女と別れた時は、本当に
抜け殻のようになってしまいました。それ以前の幸せな時間があるから、よけい惨めに
感じるのですね。

『Time goes by』というELTの歌がありますが、題名を訳すると、時は過ぎゆくでしょうか?
時間がすべてを解決してくれます。また元彼女さんとのことは楽しかった思い出だけ、
記憶に残すこと。感謝することがポイントですね。仏教の教えでも批難はしてはならない、
感謝することが大事ですから。

私は『もう恋なんてしない』という槇原敬之の曲を聴いて、自分を励ましていました。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

質問者からのお礼

ありがとうございます。
思い出を忘れようともしましたが、これからはその思い出に感謝してみようと思います。
もうその思い出を分かち合える相手もいませんが、いつか美しい思い出として自分の宝物にできる日が来ることを楽しみにして待つことにします。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ