受験を通して自分の人生がどうでもよくなりました
長文失礼します。
私は、大学受験を間近に控えた浪人生です。
高校卒業までは、家も裕福ではなく、公立の学校に通いバイトをしながらという生活ではありましたが、友達にも恵まれ、学業においては今までずっといわゆるトップ層に位置し、充実した人生を送っていました(と自分では思っています)。
しかし某難関国公立大学に挑戦したところ大学受験に失敗してしまい、両親に頭を下げ、バイトをして家にお金を入れながらではありますが浪人させてもらえることになりました。
そうして浪人生として2回目の受験に挑んだのですが、先日行われましたセンター試験(いわゆる1次試験)にて、去年よりも情けない点数を取ってしまい、去年よりも志望校を下げざるを得ない状況となりました。
問題はここからなのですが、センター試験が終わってから、心持ちが何か変わってしまい、私立大学の本試験、国立大学の2次試験が迫ってきているにも関わらず、勉強する気が全く起きないのです。
そして、落ちたらもう死んだらええわ、という考えが、ずっと頭の中にあって離れないのです。
家族は仕事で家を空けているので、家にはおらず、私は家で勉強せずに携帯をずっと眺めて過ごしています。
そのことを家族にも友達にも言えず、しかし皆私が一日中受験のラストスパートを頑張っていると信じて疑わず、応援メッセージをくれます。
そしてその度に、自己嫌悪に陥り、まあ落ちたら死んだらええわ、と考えてしまいます。
このままでは周りの皆の期待を裏切った挙句自殺した浪人が一人生まれるのが目に見えています。
自分勝手な人間であることは重々承知しておりますが、どうか私の考えを変えるお言葉をください。
どうかよろしくお願い申し上げます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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無礼者
では高中卒はみな死ねということですか。
生きるということはそんなに甘くないのです。
勉強する気がないなら働けばいい。
その方がよっぽど世間様に申し訳が立つ。
働いて働いて泥のように寝てまた働いて。
それが人間らしい生き方です。
大学出ようが社会に出たらそうやって生きるしかないんです。
だめなら死ねばいい?必死に生きている人に対する無礼な発言は心底慎むべきです。
受験生であるならば、受験生としての本分を全うしなさい。
私は普段、高校教員をしておりますので、あなたのご相談には、2本立てで回答させていただきます。
【現役高校教員としての回答】
残念ながら、あなたは「生きる力」を高校時代に学ぶことが出来なかったようですね。
現役生の中には浪人が出来ずに、専門学校に進学する生徒もいます。また中には、経済的に大学への進学を許されず、就職する生徒もいます。それに対して、あなたはどうですか?難関大学への受験が出来、そして現役時に受験を失敗しても、浪人することがあなたは出来たんですよ。センター試験の点数が低かったことで受験に身が入らないようでは、変化の激しいこれからの社会を生き抜く力は到底ついているとは言えないでしょう。「生きる力」を付けるためにも、あなたは受験生としての本分を全うすることです。つまり、結果が出るまで勉強をすることです。
【僧侶としての回答】
「自分はこうでなければ幸せではない。」という考えにとらわれると、そこから苦が生じます。どのような考えであっても、それにこだわる心のあり方を仏教では執着(しゅうじゃく)と言います。なぜ、ある考えにこだわれば、そこから苦が生じるかといえば、どのような考えであれ、それ自体で成立しているものはないからです。たとえば、「自分は難関大学に合格しなければ幸せにはなれない。」という考えは、難関大学に入りたくても入ることが出来ない、つまり不合格になる受験生の上に成り立つ考えです。そうであれば、自分が不合格になることもある状況における考えなわけですね。そういうわけで、どのような考えであれ、その考えにこだわれば、そこから苦が生じる可能性が出てくるわけです。ですから、今のあなたに必要なことは、「浪人したんだから、現役の時よりも偏差値が高い大学に進学しなければならない。」といった考えに縛られないことです。
以上が私からの回答です。
質問者からのお礼
ご回答どうもありがとうございます。
自分の地元の友人のほとんどが中高卒であり、中高卒を馬鹿にしているつもりは全くなかったのですが、そこが誤解されるような文を書いてしまったのは残念です。
何年もかけて積み重ねたものがふいになってしまい、自暴自棄になっていることが伝えたかったのですが、自分の文章力のせいでうまく伝わっていなかったようです。
しかし、自分が今までで生きる力を養えていなかったことと、「執着」というものの存在を知り、自分の心の病んでいる原因が少しわかりました。
どうもありがとうございます。