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子供がいない人生

回答数回答 2
有り難し有り難し 61

結婚して7年、39歳です。
子供はいつか自然にと思っていましたが、性好意が好きではなく苦痛になりました。
34歳の時に子宮内膜症だとわかり、検査をしたところ、妊娠しにくくなっていると言われました。

性交渉時と、その後数日間の痛みもあります。
数か月はタイミングでやってみましたがうまくいかず、人工受精を勧められました。
この時点で、主人に『そっちの問題で俺の問題じゃないから。俺まで考えたり悩む必要はない』と言われ、それから性交渉はする気になれずしていません。
金銭的な面もありますが、純粋にそこまでして絶対に欲しい!
と思えなくなってしまいました。
自然になら授かりたい、でも性交渉は苦痛だし、人工受精してまでは…、でも…。
と悩んで何も決められずにいました。
腹痛がとにかく酷く、生理でないときに救急車で運ばれたこともあります。
担当の先生から、悪化する前に、生理を止める薬を暫く飲むように勧められましたが、自然でない形が嫌なので、ずっと何もせずにいました。
ですが、先生の強い勧めで、生理を止める薬を一年前からのみはじめました。
そしたら、今まで常に体調が悪かったのが良くなり、趣味のスポーツも再開できました。
内膜症の嚢胞も少し小さくなったそうです。
ですが、こもままでいたらずっと子供は授かりません。
一度は、子供は諦めて、趣味を充実させて生きていこうと決めましたが、ふとしたときに、これでいいのか、と悩みます。
子供がいない年上の夫婦を見れば安心し、赤ちゃんをみると複雑な気持ちになります。
よく、不妊治療をやめたら余裕ができて授かったと聞きますが、私にとっては性交渉は苦痛で避けています。
ずっとこのまま生きていくのは辛いです。
自分で、子供のいない人生を選ぶ!
とか、限界まで不妊治療を頑張る!
と覚悟ができればいいのですが。。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは「自然な気持ち」を大事にしては?

ご相談拝読しました。

子どもは授かりものであり、望めば誰でも作れるものではないということはもちろんですが、人生をどのように生きていくかということについて子どもの有無は大きいですから、やはり色々と考えますよね。
私も色々と考えている状況にありますからお気持ちは痛いほどわかります。

お話しをお聞きすると、いんこ様は本当はお子様を授かりたいのですよね。しかし性交渉や不妊治療に不安やモヤモヤする面があるのですね。

不妊治療については考え方も様々ですが、あくまでも「子どもを授かりたいという自然な気持ち」を「サポートしてくれる手段」と考えることもできます。するかしないか、するならどこまでするかという問題は大きいですが、大元はあくまでも「自然な気持ち」であるということを大事にしてはいかがでしょうか?

しかし何よりも問題なのは失礼ながらご主人の態度であるかと思います。ご夫婦の問題ですからあまりにも無責任であり冷たい様にも感じます。

いんこ様が全てを背負ってしまう様になっては心苦しいのですが、妊娠についてはやはり年齢の要素も大きいですから、話し合うならば今が大事です。

勇気を出して思いを真摯にご主人に伝えて話し合ってみませんか?

何よりも夫婦で話し合い、まずは願いを一つにするところからだと思います。ご主人のご理解が得られますよう念じます。

最後に悩ませるようでしたら申し訳ないですが、社会には妊娠を望んでも授かれないご夫婦もいれば、望まない妊娠をしてしまうケースもあります。養育里親や特別養子縁組という制度もあります。
もちろん子どものいない人生だって素晴らしいものだと私は思います。

どんな人生でも「これが私の人生だ」と頷けるよう、ご自身の思いを大切にしつつ、現実と向き合いながらその時その時の態度選択を決めていきましょう。

人生においてふりかかる縁は選べませんが、いただいた縁に対する態度はある程度選択できます。どんな選択でも意味が失われることはありません。

どうぞ幸せな人生を。またいつでもご相談を。

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おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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ご主人としっかり向き合ってますか?

いんこさん

1人で全て背負っていませんか?

ご主人はどう思われいるのでしょうか?
本当にお子さまを望んでいるのでしょうか?

ここで言うまでもありませんが、子どもがいてもいなくても、それぞれにメリット・デメリットがあります。

子どもの有無に関わらず、自分が決めたことなら、ましてや夫婦お2人で決めたことなら、いつか必ず納得出来る日がくるのではないかと思います。

しかし、私が一番気になるのは、夫婦2人でしっかりと話し合えているかどうかです。
不妊治療はご主人の協力が不可欠です。

あなただけの問題ではなく、夫婦お2人の問題です。
子どもを授かるにしろ、諦めるにしろ、お2人の未来の話です。
しっかりと夫婦で向き合ってみてください。

本当に愛し、愛されているのであれば、2人で決めたことにいつか納得出来る日が来ると思います。

アドバイスにならなくて申し訳ないですが、
今は苦しくても、いつかいんこさんが笑える日が来るように願っています。

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慶成(けいじょう)
広島市内中心部の寺町・品龍寺の副住職をしています。 2017年まで東京の...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
主人とは何度か話し合いをしました。

自分は子供を欲しいと思うけど、やりたいようにしていいよ。これ以上なにもしたくないんであれば、やめてもいいし、先に進めたいなら進めればいい。決めたことを教えて。
と言っています。
私さえ決められたらいいのですが、どちらにしても常に迷ってしまいます。

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