うまく頑張れない
進学校に入って、最初は成績が良かったけど、だんだん成績がおちてきて、毎日こつこつ勉強しようとしても眠くなって怠けちゃって上手くいかなくて、まわりの友達にどんどん抜かされて、どうやってもまわりの人みたいに上手くいかなくて、自分に自信がもてなくなって、つらいです。先生や友達に「もっとしっかりせんなんよ!」って言われるけど期待に答えられなくて、親にもきつく当たっちゃって、どうしてもこんな自分がきらいです。私はどうしたらいいんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人の期待ではなく自分の喜びを優先して
ふうかさん
うまく頑張れないということですが、いままでずいぶん頑張ってきたではないですか。だから進学校に入ることができたのです。期待をされるということは、先生も友達もふうかさんが頑張れる人だとしっているからでしょう。いつも期待に応えるばかりで疲れてしまいましたね。期待に応えるために勉強することが嫌になったのではないかと思います。もう頑張るのいやだよ~って叫びたいのが本音ではないですか。アタマは頑張ろうとするけど、心の本心である潜在意識はもう頑張れないっと言っているようです。
勉強しようとすると眠くなるのは、カラダの疲れだけが原因ではありません。嫌なことから逃げたくなると、眠気が襲ってきます。頑張り屋の人は眠むくなる自分がいやにで、自己嫌悪になって、自信がなくなって、力が発揮できなくなって、成績も落ちてきます。こうして負のスパイラルになるのです。今、こういう状態だから、どうしようもできなくて、とてもつらいと思います。もうどうしていいかわからなくなってしまいますよね。
だから今は、頑張ろうとするのでなくて、頑張ろうとする気持ちから、少し離れてみましょう。離れるのが負のスパイラルが抜ける方法です。人とも比べないことです。ふうかさんは怠け者ではなくて、すごく頑張り屋なのです。
自分の好きなこと、喜びのあることをして心を休めてみましょう。頑張ろうとして心がギューッとなっているから、心がほんわかなる、喜びのあることをしてみてください。できればアタマを使わないこと、五感を楽しませることやカラダを使うことをした方がいいかも。軽い運動や自然のなかですごすことや好きな音楽とか・・・そうしていると、だんだん自然にエネルギーがチャージされてやる気がでてきます。自然に、そうなるまで焦らないで、少し時間を待ってみましょう。
これから先の長い人生でも、人の期待に応える生き方ではなく、自分の喜びを優先するのは、とても大事なことです。喜びのある生活のなかでこそ、能力や頑張りは発揮されるのです。自分が何によって喜びを感じるのかをみつけてみてください。そうすることで自分のことも好きになれます。ふうかさんのこれからの人生が輝きますよう願っています。仙如
夜更かしを控え、朝食をしっかり食べる
あなたは、まだまだ睡眠が必要な年齢だと思います。
しっかり睡眠をとり、朝食をちゃんと食べるなど、生活習慣を見直してみましょう。
私も高校時代に成績が落ちた経験があります。
平日の深夜に月~金でやってる好きなテレビ番組があり、それを見ていたら昼間眠くて。
今思えば、あの頃もっと睡眠をとっていたら、成績上がってただろうなと思います。
テスト前の一夜漬けではなく、しっかりと実力をつけるためには、普段の集中力が大事。
眠気や妄想雑念は、頭が別のことを考えてるわけだから、机に向かっていても、実は脳内の勉強時間は減ってしまいます。
実験です。
口で「あいうえお」と唱えながら同時に頭の中で「一二三四五」と念じてみましょう。
それを数回、途切れさせないよう続けてみる。
すると、頭の中は忙しくて、その瞬間は他のことを考えられません。
つまり、頭は、同時に二つのことを考えられないと、この実験でわかります。
(口のあいうえおは、頭の思考と口の動きを混同しないために、あえて口の動きをふさいだのです。)
頭の中で眠気や妄想雑念が浮かんでるときは、頭は同時に勉強することは不可能なんです。
脳内の限られた時間を無駄なく使うために、夜更かしを控えてしっかり睡眠をとりましょう。