息子のことについて
現在20才の息子は中学生の頃から、素行が悪くなり遅刻、ズル休みが増え、学校からの呼び出し、指導も度々ありました。
私は息子が問題行動を繰り返すと、つい感情的になり手を挙げたり、
あんたのことが信用出来ない。
もう疲れた。家の中も暗くなるし出て行って。
とか言ってしまい息子の自尊心を傷つけてしまったと思います。
一方主人はそんな時に、あまり注意とか説教がましい事は言わず、問題を起こした今(鉄は熱いうちに打て)父親としてガツンと注意して欲しいとずっと不満に思っていました。
その後何とか高校に入学したけれど1年の半ばにこれも問題行動を起こして退学し、定時制高校も退学。
その後半年程家に引きこもり、ゲーム依存になって部屋の中を荒らしたり、コントローラやテレビを何回か壊したりもしました。
私もその時期は鬱になりかけて、荒れて壁に穴を開けた息子の首を絞めて、一緒に死のうか?と
言ってしまいました。
自分の鬱状態の克服と息子のためにと、色々思案しながら相談先を探して、私は息子の発達障害の可能性も含めて3年前からカウンセラーの方に相談はしています。
息子は高卒認定を受けるためにフリースクールを探し、息子の気持ちも確認しながら、フリースクールに通うことになり、運良く高卒認定の試験にも合格して昨年専門学校に入学。
専門学校もフリースクールの先生に相談しながら息子が決めました。
その後、休みがちながらも何とかギリで進級、
就職内定、と順調に進んできたのですか、今になって卒業がとても難しくなっています。
息子の1番の欠点は自己管理の甘さ、先の見通しが立てられない事です。
どうしても朝方までゲームをやり、朝起きるのが辛い、または起きれないで学校を休み、欠課数が増えます。
何度も学校の先生から忠告されましたが、
改善しないし、私が言っても
卒業すればいいんじゃろ。うるさい。放っといてくれ。と言います。
もう成人した息子だから自己責任で、手を離せばいいと頭では理解出来ても、なかなか思うように
気持ちが離れることが出来ません。
今までの息子の言動や性格を考えると、果たして
自立出来るのか?不安て溜まりません。
息子を信用できない私です。
今まで息子に浴びせた酷い言動のせいなんでしょうか?
私が息子の為と思って敷いたレールは
私の自己満足で間違っていたのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
次のステップは大人として扱うこと
みかんさん
これまでの母親として息子さんのために奮闘してきたことがよく伝わってきました。いろいろ大変でしたね。子育て中に、カッとして暴言を吐いてしまって後で反省することなど、たいていの母親がやっていることです。それに、みかんさんが息子さんに望んでいることは、特別ハードルが高いことではありません。周りの多くの子のように普通に学校に通ってほしかっただけだし、いまだって夜寝て、朝に普通に起きてほしいだけですよね。
息子さんの性格の特徴は育て方のせいでなく、こういう個性の子があなたのところに生まれてきただけです。兄弟だって性格まったく違うのですから。
20年間、最善を尽くしてきたのですから、間違ってはいません。でもそれなのに何故、不安で苦しいのでしょうか?息子さんを思う気持ちの根本に「こうあってほしい」「こうあってほしくない」という欲の心があるからです。それが苦しみの原因です。親は「すべきこと」義務を果たすだけでいいのです。「こうあってほしい」は執着になります。それが暗い感情をつくります。執着を離れてみれば、その時々にやるべきことはすべてやってきたことが見えてきます。フリースクール→高校認定→専門学校の流れは、普通に学校行くより難易度高いことです。息子さん、実はかなり潜在的な力があり、努力家で根性もあります。そういう視点で息子さんをみてあげてください。あなたも、悩みながら精一杯やってきたから、息子さんもそれにこたえてきたのだと思います。成人になった息子さんを大人として扱うことが、次のステップです。頼りなく不安で信用できなくてもです。年代ごとに子育ては変えなくてはいけません。
あなたが息子さんのためにやってきたことは間違ってはいません。だから子離れのときがきたのです。20歳の息子に今まで通り接すれば「うるさい」「放っておいて」と言われます。それは親離れの言葉です。きちんと成長している証拠です。大人として接すれば、大人になっていきます。子供扱いしていれば、いつまでも子供のままです。もう干渉する母親は卒業です。大人どうし語り合うスタイルに路線変更していきましょう。子育ては、修行のようなもの・・・。20年の修行、お疲れさまでした。仙如
非行に走る子どもの共通点!
みかんさん
ご質問読ませていただきました。
みかんさんが息子さんを思う気持ちとっても伝わってきました。いま、とても心配されていることでしょう。
しかし、息子さんを信じあげてください。
息子さんは努力家で、頭が良い方なのだと思います。
まず、自分を信じ息子さんを信じましょう。
親が子どもを信じられないのなら、子どもも親を信じることができません。
息子さんの産まれた時のことを思い出してください。息子さんはあなたを絶対的に信頼し、あなたに全てをゆだねていたと思います。
母親であるあなたも条件のない本当の愛で、息子さんをいつくしみ、育てられたことと思います。
それがいつからか、大きくなるにつれ、息子さんにこうなって欲しい、こうあるべきだと自分の思い通りになるようにされていたのではないですか?
子どもを愛しているといいながら、理想的な子どもにしようとするのが私たちです。
仏教では、「愛」は執着と言われます。
まさに、自分の子どもに執着しているのかもしれません。
それは愛ではなくて、親のエゴです。
自己愛と言ってもいいでしょう。
非行に走る子どもにはある共通点があるそうです。
それは、親が口を出しすぎるということです。
口を出し、親の価値観をなんでも押し付けてしまうことだそうです。
今の親子の関係を客観的に見させていただくと、お互いに「疑いの心」があるように思います。
あえて愛という言葉をつかいますが、本当に愛することは、信じることだと思います。
今の息子さんのありのままを大きく受けとめることです。そしていつくしみの心で見守ることです。
まずは、息子さんを信じてみましょう。
口を出すのはもうやめにしましょう。
子どもは自分を信じてもらうことで、
初めて、信じてくれた親を信じることができます。
そして初めて自分自身を信じることができるのです。
自分を信じることができると行動が変わってきます。
何も言わずいつくしみの心で見守ってあげてください。
質問者からのお礼
早速のお返事ありがとうございます。
私の育て方が間違いではないと言っていただいてとても嬉しかったです。
でもやはり私は息子へ干渉しすぎた。
私の愛情は執着(エゴ)だと痛感しました。
これからは息子を信じて干渉しないように努力
します。