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お守り本尊(香合仏)

回答数回答 2
有り難し有り難し 21

はじめまして。
この度は罰あたりな事に、開眼していただいたお守り本尊(香合仏)をなくしてしまったようです。

去年の春に愛犬を失い、今を生きるというのは本当に奇跡なのだということを忘れないよう、また日々のお礼を申し上げる目的で自分の干支の香合仏を求め、開眼していただきました。こちらをAとします。

ところが、実は去年の今ごろに新しい子犬が香合仏Aを噛み砕いてしまったので、開眼していただいたお寺に新しい香合仏Bと両方を持ち込み、Aをお返ししてBをお守り本尊として持ち歩いておりました。
即ち、今なくしてしまったのはBです。

この秋に内臓に病変が見つかり、先日経過観察のための検査を受けた矢先のことなので、私の心が浮わついておりました。

お守り本尊Aを傷つけ、Bをなくしてしまった私は、もう新しいお守り本尊を持つ資格はないのではないかと考えてしまいます。

しかし、元来ずぼらな私は、直接お礼を申し上げる対象がないとありがたいと思うことも忘れがちになりやすいため、手元にいていただきたいという気持ちがあります。
もちろん、出てきてくだされば言うことはありません。

みなさまにお尋ねしたいのは、
1.もうお守り本尊自体を持たないほうがいいのかどうか。
2.開眼していただいたのは虚空蔵菩薩様です。今後も見つからない場合、手元にないけれどお返しをするというプロセスが必要かどうか。
などお教えいただければ幸いです。

大変お恥ずかしい話ですが、どうぞよろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こんにちは。

 大切にしていたお守りをなくしてしまったのですね。

 どのようなものでもいつかは壊れたり朽ちたりする時がきます。また所持していれば常に紛失するリスクをもっています。お守りが壊れたりなくなったりするのは仕方のない事です。もしかしたら何かの身代わりになってくれたのかもしれません。紛失の因縁で不幸になることはありえませんのでご安心を。

 「手元にないけれどお返しをするというプロセス」は特に必要ないと思います。
 またあなたにとって必要なものであれば、新しく求めても良いと思います。

 先日、私は銀行の預金通帳を紛失してしまい、思い当たる所は全て探したのですが見つからず、銀行に行って再発行してもらいました。手間と時間と手数料がかかりました。帰ってきて、やれやれあの通帳はどこに行ってしまったんだろうと思いながら引き出しの整理を始めたらすぐに出てきました(笑)書類のすきまにはさまっていました。

 お守り、見つかると良いですね。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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見つかってよかったですね。。

川口英俊でございます。

この度は、見つかってよかったですね。。

ご不安になられたお気持ち、誠に理解ができます。

拙生も不注意から、大切にしていた金剛杵を失くしてしまい、まだ落ち着かない気持ちがございますが、それがゆえに、どこか自分の行いを見つめる機会にもなり、気づきがあるところであります。

また、日常は当たり前ではない、有り難いという気づきも頂けるところであり、日々を大切に過ごして参りたいものでございます。

1.もうお守り本尊自体を持たないほうがいいのかどうか。

そんなことはありません。拙生もお写真の御影も含めて、いくつも仏様をお祀りさせて頂いており、御仏の心に少しでも近づけるようにと拝しております。中には行方不明になり、机の下から見つかったものも(すみません)。

2.開眼していただいたのは虚空蔵菩薩様です。今後も見つからない場合、手元にないけれどお返しをするというプロセスが必要かどうか。

もし、今後も同様なことがあった場合、失くしてしまわれた(と思われる) ものを思い浮かべて、 撥遣供養をすることも。

感謝の思いを込めて、「オン バサラ ボキシヤボク」の撥遣呪、あるいは、「オン ヴァジュラ ムー」の撥遣呪をお唱えし、無事に本地(ご本尊様のいらっしゃられる浄土)へお帰り頂くように調えるということも。

そして、また新しいお守り本尊をお求めになられて頂くことが宜しいでしょう。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

光禪様
お答えいただきましてありがとうございました。
今までいただいたお守りの中で、最も意識的に求めて、大切にした(しようとした)ので途方にくれてしまっておりました。
また、お礼を伝える意識の先とするために開眼していただいたことが、お守りというよりは携帯する本尊=お仏壇に奉る大事なお像とまで自分の心中で拡大されていたのだということに気がつきました。
確かに、携帯すれば破損紛失はあり得るリスクですし、今までいただいたお守りの数々もちゃんと祈祷されているはずなので、このお守り本尊だけが特別なものではありませんね。(もちろん、失いたくない特別ではありますが、この"特別"は私の気持ちだけが付随させたものですね。)

通帳の下りの「無くしたものあるある」に張り詰めていた気を和らげていただきました。
色々思い詰めていたんだなあ、と気づくことが出来て良かったです。
改めてありがとうございました。

追記します。
まさか、今、ずっと探していた場所に見つけました!
執着で視野が狭まっていたのでしょうか!?
今年一番の不思議です。

川口英俊様
ご心配いただきまして、ありがとうございます。
本当にありがたいことに、お礼を書き込んで30分もしないうちに、見つけたことには人体の不思議とひょっとしたらの仏様の縁とを感じております。
最も、度肝を抜かれたことでまた気づいたことが頭からこぼれそうになるのが悩みどころではございますが…。
また、疑問2つにお答えいただきましてありがとうございました。
破損紛失のリスクは0にならないものですから、お作法を教えていただけてとても嬉しいです。万が一の心配が失せました。
おかげさまで別件の我が家の事情への心もちも変わりました。
やはり長年の懸念であったのか、すっきりした思いです。
川口様の金剛杵も見つかるよう願っております。
どうもありがとうございました。

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