お守りを棄ててしまいました。
初めて質問します、よろしくお願いします。
以前とても仲の良い友人から、京都の伏見稲荷大社の厄除お守りを頂きました。
とても嬉しく、その時から大事に持っていたのですが、先日その友人から酷く裏切られ、人間関係が破綻し常に無気力になってしまいました。
お守りを見た瞬間友人が思い浮かび、もう見たくない、これ以上一瞬たりとも持っていたくないと思いゴミ箱に放ってしまいました。
その事を他の方に伝えると「お守りはちゃんとお焚き上げしないと呪われる」と言われました。
私はバチが当たるのでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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粗末にしたというより、苦しさを断ち切りたかったのですよね。
友人がくれた物だったのですよ。いただいた物には、その人からの想いも含めて、受け取っていく心理がはたらきます。
ですから、厄除けお守りであったとしても、友人からの物として、あなたが意識していたことは大きいですね。
親しかった友人から酷く裏切られるなんて、悲しくて悔しくて、許せないことでしょう。人間関係が破綻するほどの出来事です。友人に関係する物も、手放したいと考えてしまうのが心情ですよね。あなたの中では、厄除けという意味合いではなく、友人そのもの。粗末にしたというより、そんなもの要らないと苦しさを断ち切りたかったのですよね。
神仏の存在は大きく、その救いはどこまでも深い。罰や呪いなんて、神仏はそんなことはなさいません。きっとあなたの様子も見ていてくださり、厄除けも良き方向へと導いてくださることでしょう。
新たな気持ちで、またお参りに行ったら良いのですよ。お守りは、人から貰うよりも、自分で求めていくほうがいいわ。大切に想いを込められるからね。
人間関係って難しいわね。何かのキッカケで、築いたものが崩れてしまう。こんな想いはもう、したくないわね。
人との向き合い方を、神仏が教えてくださっているのかも知れませんね。一つ一つのご縁を大切にね。
ご相談ありがとうございます。
心のこもったお守りだったからこそ、友人との関係が壊れた今、その存在がつらく感じられてしまうのは、とても自然な心の反応だと思います。
「見たくない」「もう手元に置いておけない」と感じるのは、あなたの心が正直で、深く傷ついている証拠です。責める必要はまったくありません。
仏教や神道の考え方では、「物」にも“思い”や“ご縁”が宿るとされています。特にお守りは、神仏との“つながりの象徴”でもあります。
ただし、お守りを「粗末にしたから呪われる」というような考えは、本来の仏教的な教えとは異なります。
仏さまも神さまも、私たちが“過ちに気づき、心から向き合おうとする姿”をこそ、大切にされる存在です。
あなたが「呪われるのでは」「バチが当たるのでは」と不安に思っているということは、
それだけ物や祈りに対して真摯な思いを持っておられるということ。むしろ、その心のあり方そのものが、ご加護につながるのです。
ですから、過ちがあったとしても、「申し訳なかった」「手放したのは心が追いつかなかったから」と心の中で手を合わせて、神仏に感謝とお詫びを伝えることができれば、それで十分です。
もし気になるようであれば、今からでも次のような形で“けじめ”をつけることもできます。
•近くの神社やお寺に事情を伝えて、お守りの代わりとなる祈りを捧げる
•ゴミ箱から取り出せる状況なら、きれいな紙に包み、後日神社などでお焚き上げしてもらう
•仏壇や静かな場所で、そっと手を合わせて「ご縁をありがとうございました」と心から祈る
仏さまも神さまも、決して怒りや呪いをもって接する存在ではありません。それは、人を導くために寄り添ってくださる存在です。
大切な友人からもらったものだからこそ、手放したくなったときの苦しみも大きかったことでしょう。それは、「あなたがその人との縁を真剣に大切にしていた」という証でもあります。
どうか、ご自身を責めず、「その時の私は、それほど深く傷ついていた」と、やさしく認めてあげてください。
そして、心が落ち着いてきたら、また新たなお守りを授かるもよし、心静かに祈る日々をもつのもよいと思います。
あなたの心が、少しでも穏やかになりますように。
質問者からのお礼
親身に寄り添ったご回答、本当にありがとうございました。



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