水子供養について
私は10年前に当時の彼との子を堕胎しました。彼は一般の仕事をしていましたが親が住職をされている方でした。その後、理不尽な別れ方をされたのが納得がいかず、私の親に全てを話すと相手親子は我が家に土下座をしに来てくれた経緯があります。私も水子供養をして頂きましたが、相手もきっとしっかりやっていてくれている事と思います。
10年の中で子供の事を忘れはしませんが私の中で蓋をしていた様に思います。地元から離れてからは何年もお墓参りにも行っていませんでした。たまに実家に帰ったらお仏壇に手を合わせるくらいでした。
結婚した今、主人はこの事を知りません。しかし数ヶ月前に子供を出産した今、我が子の可愛さに「あの時の子もきっとこんなに可愛かったんだろうな」と考えるようになり、改めてなんて事をしてしまったのだろうと死にたくなります。しかし、今いる子供の為にそれはしてはいけません。こちらで他の質問者の方へのお坊さんの返事で、年に1回くらいはお参りをする様にと見ました。
私も実家に帰った際にお参りに行けば、その位の頻度でなら行けるのですが、主人はきっと気づくと思います。ゆくゆくは子供も、あそこはなんなのだろうと思い始めると思います。主人には、話したら主人にもこの罪を背負わせる気がするので墓場まで持っていく秘密にするつもりでしたが、話してお墓参りに行った方がいいのでしょうか?今住んでいる所の近くにだったら、1人でいけるお寺があるのですが、きっと宗派とかも全然違う、縁もゆかりも無い所です…そこに行くのは意味はないですか?
また、「毎日手を合わせる」というのは、お仏壇も神棚もない場合はどこに合わせたらいいのでしょうか?
今いる子が可愛くて可愛くて、その分本当に辛い気持ちになります。主人にも隠して結婚した罪悪感でいっぱいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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今居る我が子を大切に育てる。供養も償いも、其れで十分。
つらい思いをされたのですね。
時々、お寺にも「水子供養をしてもらえますか?」という方が見せます。相手の男性が一緒についてくる場合もありますが、女性の方が一人でお見えになる場合の方が多いですね。水子供養を依頼される方の姿を見るにつけ、悲しくなりやるせなくなります。そして、本来なら付き添ってあげるべき男性がこの場に居ないことに怒りを覚えております。
読経を致しますが、依頼者には次の様に語るようにしています。
「同じことを繰り返さないことを、仏様と赤ちゃんに誓いましょう。」
「結婚して善き伴侶を得て、堂々と出産し、立派な子に育てる。それこそが、あなたのやるべき償いです。供養なんです。」と。
今、一生懸命育児をされて居られると思いますが、それも立派な御供養だと思います。堕胎を繰り返すようなことは決してしない。その誓いを込めて、お子様に愛情を注いで立派な人間に育てていくことが、何よりも大事だと思います。墓参する機会が無いことが気になるのは仕方がないことですが、あまり気にする必要はありません。亡き子に手を合わせたいと思った時は近所のお寺の本堂でも地蔵さんでも観音様でもいいですから、それに向かって手を合わせましょう。宗派が違っても構いません。気にする必要はありません。手を合わせることが、亡き子にも気持ちは通じると思います。
いつか、旦那さんやお子様に自分の失敗を語る時が来ると思います。早く打ち明けてしまいたい、打ち明けて楽になりたい。そういう気持ちはもっともかもしれません。しかし、急ぐ必要はありません。急いだために大切なものを壊してしまう危険も有ります。何事も時節因縁というものがあります。タイミングというものがあります。急ぐ必要はありません。御主人に話すにしても、もう少し子育ての年数を積んでからでも良いと思います。
お子様に話すにしても、成人近くになり恋人が出来るような時期になってからで良いと思います。
その子を思いながらこれからも生き抜いてください
拝読させて頂きました。
あなたのその子への切なる思いを伺いました。
その子を真心込めてご供養させて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
その子は仏様のもとでこころやすらかに穏やかにあなたをいつもいつも見守っていて下さいますよ。
あなたが苦しむ時も迷う時もじーっと耳を傾けて、あなたのそばにいつも寄り添っていて下さいます。そしていつもこれからもあなたを守り続けて下さいます。
その子をおもう時、どうかその子をこころの中に描いてこころを込めて手を合わせてご供養なさって下さいね。
あなたのおもい全てをその子は受け止めて下さいますからね。
どうか日々のご生活も皆さんと共にこころ豊かに幸せに生き抜いて下さい、あなたや皆さんが幸せに生き抜いてくださる事をその子は何より願い見守っているのですからね。
まだ遠い先のことでしょうがいつの日かあなたがその天寿を全うなさる時には真っ先にその子が仏様と共にあなたを正しくお導きなさって下さいますからね。
どうか安心して今目の前の人生を生き抜いて下さいね。
いつ如何なる時もその子があなたを見守っていてくれて、あなたが皆さんとこころ豊かにお健やかに毎日を生きて頂きます様にと心からその子にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様、吉田俊英様、お返事ありがとうございました。お二人から頂いたお言葉を大切に胸に刻み一生懸命に生きていこうと思います。そしていつか、再会した時に恥ずかしい人間のままでいないよう、徳を積む事を心がけて生活していこうかと思います。