私が弱いのでしょうか?
今回、自身の性格について何かアドバイスを頂きたくご質問をさせて頂きます。
私の性格は温厚と周りに良く言われます。
10代の頃は短気だったのですが、小さい頃から「短気は損気」と教わっていたこともありかなり落ち着きました。誰かに嫌味を言われたりケンカを売られても多少むっと思うことはあるものの基本的には怒る事は一切ありません。
もう一つ温厚にならざるを得ない状況がここ3年ありました。
現在付き合っている恋人です。繊細すぎて感情の起伏が激しく、ひとたび喧嘩となると「幻滅した」「他の男はそんなことしない」「死ねば?」「本当使えない」などさんざん罵倒されてきました。
恋人自身も様々なトラウマを抱えており、かなり神経質です。その後恋人は鬱を患いましたので一概に責められません。
その事が原因なのか「地獄に落ちればいい」「さっさと死ねばいい」等人の不幸を願ったり、「死ね」「使えない」等の言葉が自分に向けられたものではなくても非常に耳に痛く辛く感じます。
「言葉には魂がある。悪い言葉は自分の身を汚すだけでなく、人の不幸を願ったり妬んだりすると必ず自分に跳ね返ってくるもだよ。」「自分がされて嫌なことは人も嫌。」
私の育ての親が小さい頃から常々言っていた教えでした。釈尊が説かれたもののほとんどは幼い頃に養母に言われたことでした。※養母は特別信仰心があるというわけではありません。毎日仏壇に手を合わせ家内安全を願うくらいです。
自身が罵倒され続け心を病んだことも重なり、そのようなきつい言葉は基本的に冗談でも聞きたくありません。
自身もきつい言葉は使わず、表現を変えて伝えています。
八正道は人としてごく普通の事なのに、それを心がけるとあまりにも実践していない人が多く少し落ち込んでいるというか、複雑な思いで日々を過ごしております。
私自身も完璧にこなせているわけではないので、大口は叩けないのですが仏教の教えが日常で簡単に心がけられるものであると思うと、恋人含め教えたいと思います。ただあまりに仏教を語ると変な宗教に入っているのではないかと思われそうで中々できません。
また自身も勉強中の身なので軽々しく教えてはならないのではという思いもあります。
私が軟弱なだけなのでしょうか?
仏教を知れば知る程、実践すればする程、仏教の素晴らしさを知ると同時に周りの悪い場面も目についてしまいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
言葉は、ときには暴力になるわ。わかってもらいたいね。
そうですね。
仏法に触れ、ものの見方や捉え方が違ってきますから。あなたの生き方、それが身内による育て方、延いては仏様のお心からくる願いだったとしたら、こんなに素晴らしく有難いことはありませんよね。私も、仏法を大事に生きています。
ただね、あなたの信仰心を、たとえそれが導きになるとしても、相手が求めていなければ、伝えても通じないかもしれないね。
彼女、鬱になったからといって、あなたが我慢して彼女に合わせることはないと思うの。そうでないと、あなたが抱えてばかりでは、しんどくなるよ。
彼女は、繊細かもしれない。でも、だから相手に罵声を浴びせても許されるってことは無いわ。
「幻滅した」「死ねば?」「本当使えない」これらは、いくら彼とはいえ、人格否定だし。
他の男と比べて、何なのか?どうしろと?と思うわ。あなたには、失礼な言葉だよね。
もちろん、彼女も、言いたくない言葉を発してしまうのかもしれないけれど。彼女に辛い経験があったとしても、言わないだけで誰だって苦悩を抱えています。
好きな彼女なら、なおさら、「あなたのその言葉でまた傷つく人もいるんだよ。自分が辛くても相手にも想いがあることを忘れないで」と伝えてみては?
言葉は、ときには暴力になるわ。
それを、彼女にわかってもらうほうがいいわね。
質問者からのお礼
中田さま
お言葉のご返信が遅くなり大変申し訳ありません。
あれから半年程が経ちました。
中田さまにアドバイスを頂き勇気をだして自分に向けられた言葉は辛いということ、また支えたいといつも思っているが難しいこともあると相手に伝えました。
その後も相手の体調不良は不安定な時も多く、私自身会社でパワハラに遭い、余裕が完全になくなり休職ののち退職となりました。
様々なストレスで倒れ、持病も悪化してしまい、現在は入院しております。
心身共に疲弊してしまった中、ぼんやりと病室からの景色を眺めたり(13Fなので景色がとてもきれいなのです)仕事の事も考えず自分の治療のみに専念できたことが今思えば人生で初めてでした。
体は辛くても自分と向き合う時間が少しずつでき、相手との関係も見直すことができました。
恋心はいつしか同情心になっていたこと、自分でなければこの子は支えられないということが傲慢であったかもしれないということに気付き、悩みながらも私の方からお別れを致しました。
これからはお互いに自分の体のことに集中して別々の道を行こうということになり、穏やかにお別れすることができました。
今は気持ちも割り切る事ができ、相手の人生がこの先もっと幸せになるよう心から祈ることができるようになりました。
私もありがたいことに4年前に勤めていた会社の社長から復職を提案され退院後は仕事にも復帰できる予定です。
話は戻りますが、元恋人と過ごした約4年間は紆余曲折がありながらも充実し学びも多かった日々だったと思います。
今後に活かし、いつの日かまたステキな人に巡り会えたらなと思っております。
本当にありがとうございました。