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過去のトラウマを断ち切る方法

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

私は短大を卒業してすぐに整形外科病院に就職しました。
夏休みごろから就活をしていたのですが、冬休みになっても決まっていないのは私だけでは?と焦っていた時に受かった病院で、後先のことをよく考えずに入社してしまいました。

そこの病院は毎日たくさんの患者さんがいらっしゃてて、最初はハードな仕事だなー、ついていくの大変だーと思えるぐらいだったのですが、だんだん先輩の注意や怒られることに怯えてしまい、先輩がなにか言葉を発する時には顔色を窺ったり、一緒に仕事をすると手が震えてしました。食もだんだん細くなり、夜も眠れなくなってしまいました。最後には先輩に近寄られただけで、過呼吸を起こし、そのまま退職してしまいました。

今は違う病院で落ち着いて仕事ができる環境になったのですが、それでも自分のミスを注意されたり、怒られたりすると過去のことが頭を過ぎって夢見が悪かったりします。

もう過去のことに囚われて、これからのことに怯えるのはやめたいので、なにか断ち切れるお言葉がほしいです。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

対応できる心の余裕を

はじめまして
釈理薫と申します。

最初の就職先でうまくいかず、それがトラウマになっているとのこと。
大変なことと思います。

実は私の身近な人も長年うまくいなしてやっていた職場で、職場の移転などで環境が代わり適応できなくなり数年休んでいた人がいます。
その人は精神内科で「適応障害」と診断されました。
自分に余裕がなくなり、周りに対応できなくなる状態です。

その人は数年間お休みして、そのあと別の職場にかよって、元の職場に復帰いたしました。

瑠璃子さんが同じような状況かわかりませんが、もし周りの状況(先輩の叱責など)に対応できなくなってしまったら、余裕が戻るまでお休みしてしまうのも手だと思います。

世間は諸行無常(とどまらず、常に変化する)ので、それに対応する余裕を持つことが大事だと思います。
仏道の修行も、周りに流されず対応できる余裕を育んでいるのかもしれません。
お念仏の行も、坐禅の行も。

過去をたちきっても、また未来がやってきます。
何が来ても対応できる余裕を育んでみてください。
応援しています。

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有り難し
おきもち

平松理薫(釈理薫)
真宗大谷派(東本願寺)僧侶 東京品川 日夜山正徳寺 住職 主な活動...
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質問者からのお礼

お話を聞いてくれてありがとうございます。
そうですね、焦ってことを急いでもしょうがない時がありますもんね。

これからはできるだけ落ち着いて行動できるようにがんばります!!

本当にありがとうございました!!

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