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自分勝手な堕胎

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有り難し有り難し 50

私は去年自分の都合で堕胎をしました。
厳しい意見をお願いします。

パートナーと籍を入れる前に妊娠が発覚しました。
その時はお互い早いながらも喜びましたが、だんだん彼の事が気持ち悪くなってしまい、一緒になりたくないと私のわがままで彼を振り切り堕胎しました。

しかし彼はそんな私を見捨てずに一緒に居てくれました。彼にとても酷いことも言いました。
彼が一番辛いはずなのに私の身体を一番に心配してくれて大切にしてくれました。

堕胎前はとても一緒に居られないと思っていたのに堕胎後はその気持ちは全く無くなっていました。

私はとても後悔しました。どれだけ後悔してももう彼と私の赤ちゃんは戻ってこないと、自分を傷つけ死にたい毎日です。

先日、彼からどうしても私と籍を入れると言われ嬉しいのですが赤ちゃんを作るのが怖いです。

彼は前の子を育ててあげることが出来なかったから次の子は2人分可愛がってあげようと言ってくれています。

でも私は前回のように堕ろしたいと思ってしまったらどうしようと怖くて子作りをしていいのか分かりません。

どうか意見をお聞かせください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人間という動物

あすぱらさん
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。
お返事が遅くなり、ごめんなさい。

質問を拝読させて頂きました。
そして思ったことは、人間ってやはり動物なんだな、ということです。

女性でない私には聞いた話でしかありませんが、女性は妊娠や出産を機に、身体や心に大きな変化を生じることがあると聞きます。また、パートナーに嫌悪感を抱いてしまうこともあると聞きます。

あすぱらさんが、まさにそれだったのでしょう。ですから後悔し、死にたいとさえ思って自分を傷つける日々を送っていらっしゃいますが、その行いをしたのは あすぱらさんではないと、私は思います。あまりご自分を責めないようになさってください。

あすぱらさんの彼もつらかったと思います。それでも貴女をいたわってくれ、一緒になりたいと言う彼の気持ちに、私は心を打たれました。一緒に酌み交わしたいほどの気分です。

……私の気分はさておき、やはり体質の影響はあると思います。
次に妊娠して、また同じ気持ちにならないとは限りません。
もちろん、つわりや出産が、最初は軽かったのに2回目は重かったりということもあるようですから、同様にならない可能性もあります。結局は、その状態になってみないと分かりません。

ただ前回と違うことは、今のおふたりには経験がある、ということです。
もし同じように彼を気持ち悪いと思ってしまっても、どういう方法でそれを乗り越えるか、相談し考えることが出来るのです。

彼はとても優しい方です。どうか彼と幸せな家庭を築けるようにと念じております。

追伸
入籍なさったとのこと、おめでとうございます!
晴れの日も雨の日も、凪の日も嵐の日もあるでしょう。でも2人で乗り越えていってくださいね。

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有り難し
おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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赤ちゃんが授けてくれた大きな愛です

とてもお優しい良い方に巡り合われたのですね。幸せ者ですね。
堕胎されたことは、確かに過去の事実としてあったことでしょう。しかし、その亡くなった赤ちゃんのおかげであなたは、大切な彼の存在に気付くことができた。これも事実です。
赤ちゃんとの別れがなかったら気がつかなかった事実。
命をかけてあなたを救ってくれた命だと思い、その分その彼を大切にしてください。もし新し命を授かることができたら、それは彼が言うように2倍3倍大切にしてあげてください。

もし、それでも気になるようでしたら、お寺に行きお経をあげてもらったらいいです。そして、感謝の気持ちとこれから旦那様になられる彼を心から支え続ける決意を込めて供養したらいいと思います。

マイナスにとらえる必要はないです。今のあなたは過去の別れがあってこその今。幸せになってください。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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質問者からのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。

先日彼と籍を入れ、落ち着いたところです。

ありがたいお言葉本当にありがとうございました。
今は新しい家族が増えるといいなと、不安もありますが少し前向きになりました。
彼も子供は欲しいけれど子供が欲しくて君と結婚したんじゃない、君と一緒に居たいんだと言ってくれました。
大切にされています。
私にはとても勿体ないくらいの人です。

まだまだ彼を支えるということをあまり理解出来ていませんが、
楽しく明るい家庭にしていきたいと思います。

回答していただきありがとうございました。

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