勝っても負けても辛いです。
私はモノづくりが好きです。以前、一生懸命作って自分でも納得のいく作品ができたのでコンテストに出したことがありました。
ありがたいことにたくさんの方に見ていただき、たくさん感想を頂けたのですが、嬉しい言葉に混じって聞こえてきた悲しい言葉にとても動揺してしまいました。
それは以下のようなものです。
『あんなものを見せられたら自分が作ったものが恥ずかしくなる』
『努力する事が虚しくなった』
いずれも、私より知識やキャリアのある方からの言葉で、それ以来何をするにしても『自分が何かしらの成果や結果を出すことで、誰かの拠り所を奪っているのではないか』という考えが頭から離れなくなり、素直に作品を披露したり、作品について話すことが出来なくなりました。
また一方で、私自身うまくいかない時に仲間が先にスキルアップしたり、いい評価をもらっているのを見ると『自分が努力しても一生追いつけないかもしれない。』『私が頑張れる場所はもう用意されていないのかもしれない』と思い詰める事もあります。
どちらの立場も葛藤も身をもって感じているがゆえに、作ること、感じること、考えること全てが辛く窮屈です。
気持ちよくモノづくりできるようになるためにアドバイスいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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何のためのモノづくりなのか?
こんにちは。ころんさん。
勝つものは恨まれる
負ける者は悔しくて夜も眠られず
勝と負けるを離れる者は
寝ても覚めても安らかなり。
お経の中にこの様な言葉があります。
モノづくりは自分の心を作る事、成長させる事ではありませんか。
ただ自分は自分の作品を自分らしくつくだけです。
良し悪しは人に任せて自分の道を進んでください。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
恥ずかしながら仏教の事をあまり知らないので、お経にこんなお話があったという事に驚きしました。
今も昔も人は勝ち負けの苦しみを抱えているのですね。
自分は自分だ。そう思える勇気が持てるよう、ちょっとでも自分の成長に目を向けて見たいと思いました。