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現世は地獄なのか

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有り難し有り難し 11

自分は生まれたときから喘息、アレルギー、同性愛と身体的社会的にある種のハンデを抱え生まれてきました。
身体的な問題は部活などで一般人レベルまでには至ることができ、改善出来たと思います。
性的趣向は女性の方と付き合ったりしましたがやはり違和感があり、変られないものですね。
この世の中を生きていくにつれて、何か自分ではどうしようもないことが頻繁におこり自分の人生を歪められているような気がしてなりません。
育った家庭も母と父方の祖母、父と兄が冷戦状態で暖かい家庭ではありませんでしたし、部活でも素人の私が小学のときに全国大会にいった人たちとレギュラー争い。高校受験も三年間頑張って勉強したが定員割れであまり頑張って来なかった人も受かる。大学は父が廃業し、進学を諦めました。
そういったことで高校卒業後直ぐに就職しましたが、一定の成果をあげると次々に増えていきそれが出来ると不得意な分野にまわされ、またそれが出来るとまわされるということが短い期間で起こります。
同期などはのほほんと同じ仕事をしているのに。
職を変えてもまた同じような現象が繰り返されます。

何故か最初から不利なことばかりが繰り返され、乗り越えてもまた不利な位置に戻される。或いは努力しても報われない。
そんなことが頻繁におこるのでもう何もする気にならなくなってしまいました。
世の中を見ても些細な争いや戦争・病気・飢餓
自分やそのごく狭い周囲のことしか考えないような言動
一つの失敗で築き上げてきたものが壊れる
なにか蜘蛛の糸を垂らされ必死に登りなりなさいですとか、石を必死に積み上げてる最中に崩されるですとか聞いたことがある話がこの世には溢れているように思えます。
やはりこの世は地獄なのでしょうか?
早くこの世を抜け出したいと思う今日このごろです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

抜け出して、どちらへ?

こんにちは。「やはりこの世は地獄」というのは、「何となく予感がしていたが、実際生きてみて確信した」という意味ですね。
それはさぞかし大変であったと思います。
ただね、私も行ったことがないので分かりませんが、地獄には一本の花だって咲いていないでしょう。一幅の綺麗な景色もないでしょう。
あなたがもし、これらを見たことがあるならば、そこは地獄ではないでしょうね。
つまり、この世には「地獄じゃないかと思うこともある」し、「地獄ではないと感じることもある」のが真相ではありませんか。
「この世は地獄である」というのは、一つの視点というかテーマです。あなたがそのテーマを持ち続ける間、物事はそのテーマで判断されます。「この世は金次第である」と思っている人は、そこでしか判断できないのと似ていますね。
仏教では、「この世は思い通りにならないことが多い」と言っています。あなたの言う「歪められた」がそれに当たるか分かりませんが、そうであるならば「この世はみんな歪められる所」なのです。だから、時々合う「思い通りにいった、嬉しかった」が尊いものになるのです。
さて「抜け出して、どこへ?」です。地獄を含む六つの世界が想定されていますが、何れも程度の差こそあれ、「苦がある」という本質は変わりません。なので、「抜け出す」ことを企図するよりも、「その中にあって、どうするか?」を望んだ方が良いと思いますよ。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

ご回答下さりありがとうございます。
就職して何年かたった頃から、この考えが芽生えはじめました。違和感というか何というか、、この世が地獄であると仮定すると合点がいくことが沢山あったからです。
仰るとおり、一つのテーマで見ていただけですね。自分の考えが凝り固まっていたことに気づかされました。

自分の力が及ばない範囲から攻撃してくるものの正体は何なのでしょうね。もし死ぬことがあればそいつにあらゆる苦痛を与え続けてやります
私は元々だれからも優しい人間と言われ人に迷惑もかけないようにしてきました。
そんな俺に対して執拗に攻撃してくる奴が憎い
因果応報です

「地獄」問答一覧

悪人は地獄で必ず裁かれますか?

いつもお世話になっています。地獄は本当にあり、悪人は必ずそこで裁かれますか?前回質問させていただいた事と絡んでいますが、仮に義父としますが、かなり鬼畜な男で死ぬまで反省、謝罪、改心しませんでした。病気で死にましたがあまり苦しまずに死にました。また、健在な時も現世の裁きもすり抜け、バチもあたる事もありませんでした。事故に3回ほどあいましたが、なんとケガ無しでした。悪魔の強運というか、悪魔が味方についているのか?母も不思議がってました。しかし、あれだけ迷惑、悪行をして、反省しなかったのだから地獄に落ちて裁かれなくてはいけません。悪人は地獄で必ず裁かれますよね?お答えお願いいたします。なお、冥福を祈ってあげなさい というお答えは絶対しないでください。文章上、義父としましたが義父ではありません。血もつながっていないし、戸籍でも全く関係ありません。赤の他人です。この辺の経緯は話すとかなり長くなるので仮に義父としました。だから遺骨も墓もどうなっているのかわかりません。ちなみにこの男、親類、縁者他全て絶縁されてます。悪行をするからです。くどいようですが冥福、供養は絶対する気がないので言わないでください。お答えお願いいたします。追伸、どんな男か詳しく知りたい方は前回の私の質問を見てください。

有り難し有り難し 24
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父を死なせた私は地獄行きなのでしょうか?

先日、父がアルコール性肝不全により亡くなりました。普段からアルコールを大量に飲むことによってなった病気だとお医者様からは聞かされました。 この病気の原因は父自身だと周りは言いますが、 私は父が亡くなったのは私のせいではないかと思っています。 私は中学の頃から約10年にわたり、父の私にかまってほしいという態度をうざったく感じ、父に酷い態度をとっていました。食事に誘ってくる父を冷たくあしらったり、リビングにいる父を毛嫌いし、自分の部屋で食事を取るように言ったり、リビングでテレビを見ることも嫌いました。また、会うたびに舌打ちをしたり、「死ね」と暴言を吐くこともありました(その後謝りましたが)、加えて一度、押し倒したこともありました。そんな態度の私に対して父も同じような言動をとってきて、仲は険悪になっていき、アルコールの量も増えていった気がします。 その頃から、父の勤務先の環境が本人と合わなくなり、父は鬱病を患い、仕事を辞めました。それに対して私の態度も悪くなっていきました。 そんな父が3ヶ月ほど前、肝不全で入院することになり、その際父に「その病気は私のせいか」と聞いたところ、「あれは自分も同じような態度をとっていたからおあいこで、酒は自分が好きで飲んでいる」と言っていました。その後退院した父でしたが、私はまた、夜中にリビングでテレビを見ながら食事をしようとした父に対して、自分の部屋で食事をとるように言いました。また、前と同じような態度をとっていたかもしれません。 その後父がまた倒れ、入院することになった時、また父に「これは私のせいか?」と聞いたところ朦朧とした意識の中、父に「ケンカ」と一言言われました。どういう意味かわかりませんが、私との喧嘩のせいで亡くなったという意味なのか、あれはただの喧嘩だったという意味だったのか、それが最後の会話になったので、今となってはわかりません。 ここまでのことをしていた私は親を殺した、罪人として地獄に落ちるのでしょうか? 父は私を恨んでいるのでしょうか?

有り難し有り難し 30
回答数回答 1

地獄は実在しますか

度々お世話になっております 半年前からずっと今まで察知した事の無い死の予感がグルグルと渦を巻いており最近頻発する地震により大きなものが発生するという、またその被害を受けて命を落としてしまうと魂が警告しているのではと最近感じて日々を過ごしております。 そこでなのですが過去に盗・嘘・邪淫【自慰/配偶者でない彼と肉体関係を持ってしまった。求めてしまった】・食べ物粗末にした時期がある・我儘・怒りに身を任せて暴れてしまう・ペットを飼育管理不足で殺生してしまった・以前にお話した真言の関係性は以下にな所もありますがそれでもしかしたら命を奪ってしまった人がいるかもしれない、それと同じく私が聞いた幻聴理由に僧の彼をせめてしまった【五戒⠀】・親になんで産んだんだと責めてしまった・失敗した写仏/写経を供養せずそのまま捨ててしまった【仏の身を傷つける事になる?】包丁でお腹を刺し自殺未遂をしかけたことがある・幼い妹を恐れさせてしまった・幼少期に兄に性的な行為をされそれを求めてしまった時期があった。 このような事からこの私が感じ取ってる嫌な予感が当たってしまった後の世の事を考えて地獄は実在するのでしょうか。 またこの様なものは深い階層のある地獄のどちらへ落とされるのか仏教の戒において知りたいです

有り難し有り難し 29
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無限地獄

人には正義がありますよね。 曖昧な言葉ですが確かにあると感じます。 電車内で喫煙した者に勇気を持って注意した高校生、その高校生に腹を立て殴る蹴るの暴行を加えた犯人。 ネット上では高校生の勇気を称え犯人の横暴に憤りを隠せない意見が目立ちます。 このような意見がたくさん出るのは自然なことです。 これは人々の正義感からくるものでしょう。 2ちゃんねるの創始者である西村ひろゆきさんも「頭のおかしな人に対して、正義を貫いた高校生が勇気を賞賛されて、得をする社会の方が良いと思うのですよ。正義の結果に治療費が掛かるなら、振り込みますよー」とTwitterで仰っています。 自分自身もそんな正義が尊重される世の中になってほしいです。 ですが世の中には自分とは相寄れない正義を持つ人々がいます。 お坊様たちも仏教を正しいと思い信仰している以上、その教えに反する者とは相寄れないはずです。 全ての正義が共存するなどありえず、ぶつかれば場合によっては戦うしかなくなる。 これは無限地獄ではないでしょうか。 いつまでも終わりのない地獄。 仏教では執着を手放すことを勧めているので「正義にこだわるな、手放せ」という回答が返ってきそうです。 しかしその考えも執着を手放すことに執着しているとも言えますし、それが原因で新たな争いも起こるでしょう。 この無限地獄は生きている間ずっと続く。 災害や戦争、不況などで環境が悪くなれば尚更。 私はこの無限地獄に耐えて生きていくのが辛い。 死という選択肢が頭をよぎります。 でも死にたくないと思う自分もいる。 生き続けることを選んだ場合、この先どうやって無限地獄を耐え忍べばいいのでしょうか?

有り難し有り難し 50
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