同じ趣味を持つ友人と自分を比べてしまう、自信を持てない
私は趣味で絵を描いています
SNSなどにも投稿しており、多くはないですが見てくれる人もいますし、嬉しい事に感想も頂けます
ですがどうしても自分の絵に自信が持てない、出来損ないのゴミのようにしか思えないのです
というのも、私には長い付き合いの友人がいます
彼との仲は良好で、むしろ一番の親友と言ってもいいです
ただ、彼もまた絵を描いていて、同じくSNSに投稿しています
評価自体はあまり私と差はないです、ただ絵そのものは明らかに私よりも上手で、埋もれている人材なんだと思います
私は彼の絵が好きです、勿論友人としても
なのに彼の絵を自分と比べて落ち込んでしまいますし、激しい嫉妬もします
また、彼が世間に評価され私が置いてかれるのも不安で、またそうなれば私が彼よりも強く劣っている事が証明されてしまいます
一時期は負の感情に耐え切れず、子供の癇癪のように彼を一方的に詰っていた事もありました
なのに彼はそんな自分に理解を示し、言い返すことも無く受け止め支えてくれました
自分はなんて愚かなんだろう、なんて弱いんだろう
強い自己嫌悪に陥り、涙で眠れない日もありました
そもそもは自分は、人を幸せにしたくて絵を描き始めました
学生自体にいじめを受けていて、精神的に辛かった時、私を救ってくれたのはある人の作品でした
絵や漫画に限らず、創作物は人に笑顔をもたらせる事を知り、私もそういう人でありたいと思ったのです
しかし今の私は、嫉妬心と負の感情でそういう絵なんて描けない、あまつさえ人を傷付ける事までしました
分かっているんです、全て自分が悪い事を
正直な所、心の奥底で彼を見下しているんだと思います
私のほうが頑張っている、必死に打ち込んでいる、なのにどうして彼のほうが上なのか、などと
自分の不甲斐なさを、彼のせいにしているんだと思います
そんな自分がたまらなく嫌いです
そして納得のいかない作品しか生み出せない自分も嫌いです
未熟な精神、醜い嫉妬心を無くし
自分に自信を持つには、どうすればいいのでしょうか…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
顔は人それぞれ違います。
心は人それぞれ違います。
言葉も人それぞれ違います。
行動や経験や知識も人それぞれ違います。
絵を描く目的も、表現方法も人それぞれ違います。
あなたの絵はあなたにしか描けないのです。
人と比べることに意味はありません。
自分の表現を追求していきましょう。
どうしたらもっとあなたの思いが表現できるのか、どうしたら見る人にもっと伝わるのか、友人の絵を見て参考にするのもいいでしょう、いろんな人の絵やアート作品、あるいは自然を見て探求してもいいでしょう。
誰とも比べることができない、あなたにしか描けないものがあると思いますよ。
あなたしかもっていないものが沢山あるのですから。
例えば今だって、他の人に比べて下手で自信を失っているけど、そこからどうにか抜け出したい、という思いは友人は持っていないでしょう。
いろんなことを考えさせられました
よいお友達をお持ちですね。お坊さんがよく取り上げる作文を思い出していました。「元服」という題です。読んでみてください。
https://blogs.yahoo.co.jp/seizoh529/29974479.html
どうお感じになったでしょう。
さて、芸術に生きようとする人は、ことに一家を成す以前は、つねにあなたと同じようなことで悩んでおられるものと思います。着実に公務員をやっているような人を横目で見れば、自分はこんなことを続けていてよいのだろう、と思わないわけがないです。自分より早く名を成した人はもちろん、自分より才能がありそうな人をみて嫉妬するなという方が無理です。
成功した芸術家の本を読んでいると、若い頃はあなたと同じことで悩んでおられた人が多いようです。そして、嫉妬みたいなものが精進する意欲のみなもとになっている面もあるので、そうした感情がかならずしも悪とばかりは思えません。
かくいう私も実は同じことで悩んだり、妬んだりしています。私もあなたと同じように、原点において、仏教のよさを人々に伝えたいと願ってこの道に入ったのですが、気づいてみるとどうでもよいようなことに苦しみ、本来進むべき方向を見失っています。
売れるか、売れないか、ウケるか、ウケないか、というところに関心が向かうとろくなことはありません。しかし、現実には妙なウラの世界の駆け引きや、コネ、七光り、その他もろもろが渦巻きますから、どうして、なぜ、と憤ることが多々あります。これらによって原点がどこにあったか曇って見えなくなってしまっています。
あなたの求めておられる答えは、実はあなたのお尋ねの文面のなかにありますよね。その文面を拝読しながら、自分が入り込んだ迷路の出口が見えてきた思いがしました。
誰と比べるとか、そういうことじゃなくて、自分が本来そうありたいと思って、歩きはじめたその出発点に立ち返っていきませんか。私はこのことをあなたに教えていただきました。
質問者からのお礼
ご回答とURL先の作文、全て一字一句大事に読ませて頂きました
まだまだ本当に自分は未熟者で、だからこそ目を逸らさずに受け止め
向き合って行く事、道を踏み外さず進んでいく事が大事なのだと思いました
ありがとうございます