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ときめきなのか、胸騒ぎなのか

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

お坊様方、いつも、尊いお智慧をありがとうございます。
今日は、男性との関係で不安に感じることをご相談に参りました。

今、わたしは地元でやや大きめのショッピングモールの、とあるテナントでパート店員として働いています。
別なテナントの従業員の男性で、よく挨拶をしてくれる方がいて、わたしも挨拶を返していました。
どうもその男性が、先日わたしの同僚に、わたしのことについて質問をされたらしいのです。わたしの年齢について聞いて、「ぼくと同じくらいなんですね」と言われたそうです。そして、わたしに対して「よろしくお伝えください」とも言われていたみたいです。
その後、ショッピングモール内で姿が見えると、その男性は遠くからでも手を振ってくれるようになりました。

わたしも、自分に注目してくれる異性がいてくださることは嬉しいです。男性との交際経験がまだないので、そういった経験もいつかはしたいと思っています。
ただ、その男性の言動が何を表しているのか、経験のない悲しさで、何とも判断しがたく、不安な気持ちでいっぱいです。
わざわざ、わたしの同僚によろしく伝えて欲しいと言われているということは、わたしに対して積極的な気持ちでいてくださるということで、ありがたい反面、もしかしたらストーカー的な気質のある人なのだろうか、と思ってしまったりもします。手を振ってくれるのも、積極的なのかストーカーなのか、どちらを表しているのだろうかと、疑心暗鬼になって、ただ素直には喜ぶことができなくなりました。

伝言してくれた同僚と他一人の同僚は、「良いことじゃない、あなたも連絡先とか聞いてみたら?」と前向きにアドバイスしてくれますが、別な同僚は「ああいう男の子は勘違いしてストーカーになるかもしれないから、気をつけて。気のあるようなそぶりをしない方が良いわよ」と注意してくれたりします。ちなみに、同僚はみんな、既婚者か結婚経験者です。

まだ、お互いに名前も知らない関係ですが、わたしは今後どうすれば良いのでしょうか?
職場に迷惑をかけることはできませんし...。
くだらない心配ですが、本人は真剣です。お智慧をお貸しいただければこの上ない幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

くだらなくありませんよ

ご相談拝読しました。

こればかりは直接関わってみないとあなたも彼の事が好きなのかどうか、そして信頼できる相手なのかどうか判断しかねるのではないでしょうか。

そのモール内のお店で仕事終わりなどに食事してみては?モール内だから知り合いの目が気になるというデメリットもありますが、安全を重視するなら悪い選択肢ではないと思います。

お相手があなたに興味関心があるのは間違いないでしょう。でもそれがこの先どのように進展するのかは相手だってわかっているわけではありません。

一度話してみて違うなと思ったなら「これからもこれまで通りの感じで」ということにすれば相手も察するでしょうし、万が一ネチッこくされてもこくモール内の相談窓口で対処できるのではないでしょうか。

石橋を叩いて壊してしまうのでなく、叩く力をいい具合に抜いてみては?叩かないわけではないのですから。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

法覚寺様
ご親身に、的確なお言葉をありがとうございます。
わたしも漠然とですが、いつかその方と直接話し合ってみないことには事態を打開できないのでは、と思っておりました。でも、冷静になることができずに、考えがまとまりませんでした。こちらでご相談してみて、こうしてお答えをいただけて、本当に良かったです。
あれから、家族にもそれとなく話してみました。注意した方が良いのではないかというニュアンスのことを言われました。
モール内で話し合いの場を設けるというご助言、確かにその通りだと思います。ただ、古い田舎のモールですので、管理者側も必要最低限のことすら気を回してくれないような有り様です。もしトラブルに遭ったとしても、迷惑がって対応してくれないかもしれません。すると、勤めているテナントに大きな迷惑がかかることになります。それで、つい慎重になってしまうのです。
同僚にも少しずつ相談して、対応していきたいと思います。
尊いお智慧を、本当にありがとうございました。冷静になることができました。重ねて感謝申し上げます。

一年以上経っての追記になりますが、その後のことをご報告いたします。

あれから、話し合いの場はありませんでした。というのが、話し合う以前に相手の人の言動が何となく気持ち悪く思えてきてしまったからです。
たとえばこういう点です。同僚には馴れ馴れしく、「元カノに似ている」とか「仕事できる人なの?」とかわたしについて話すのに、わたし自身には挨拶以外のアクションを仕掛けないこと(最初は前向きなアドバイスをしてくれた同僚も、「そういうところが気持ち悪い」と言うようになりました)。
挨拶くらいしかしないのに、その挨拶のしかたも、いつの間にか馴れ馴れしい「タメ口」になっていること。

今のところ害はないし、同僚たちもとても心配してくれています。同僚のうちのひとりは、その人を注意できる立場の人が知り合いだから、困ったときは相談してとまで言ってくれました。
その人の基本的な情報についても同僚たちがそれとなく探ってくれて、その人が発達障害を持っていることなどを知りました。

しかし、発達障害があるからといって、気持ち悪いと感じる馴れ馴れしい言動の説明はつかないと思います。たまたま友人に発達障害を持つ人がいますが、わたしはもちろん、その友人の言動を気持ち悪いと感じることはありません。

障害があるからではなく、その人の言動自体が、生理的に無理です。理解できないし、無意識にわたしを含む女性を見下しているような気がして、受け付けません。

その人に対する態度をはっきり決めることができたことと、同僚たちの優しい心に気が付けたことが、大きな収穫だと思っています。

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