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私の兄

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

私の兄は会社員で
毎日普通に会社に通っていました。

しかしある日から体調が悪いと言って
会社を休むようになりました。

最初の頃は兄はもともと
身体が弱くて循環器系の持病を
持っているのでその影響かなと
思っていたのですが
どうも違うらしく病院に行って
詳しい検査をしてもらったら
大人の発達障害だという事が
わかりました。

幸い理解のある会社なので
しばらく休職をもらっている
ようなのですが毎日家にいるので
正直ストレスが溜まります。
会話もしたくないし顔を見たくないと
思うときも少なくありません。
家にいたくなくて家を出ていこうと
思ったこともあります。

でも、障害になってしまったのは
兄のせいでもないし誰のせいでも
ないことはわかっています。
兄も辛いと分かっているに
優しく接してあげられない
自分も嫌になります。

それに兄に対して溜まっている不満を
母にばかりぶつけてしまい
母まで困らせてしまって苦しいです。
今後、兄とどう向き合い
どう接していけばいいでしょうか。

回答よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「また、出てきたな」

fumaさん
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也といいます。
よろしくお願いします。

そうですか、お兄さんが発達障害と診断を受けたのですね。その話をお聞きになった時には、驚いたり不安になったりしたでしょうね。

そしてお兄さんは仕事を休職し、自宅にいらっしゃる。
そのお兄さんと接するのがストレスになり、それをお母さんにぶつけてしまうとのこと。

fumaさんは、頭では分かっていらっしゃいますね。
お兄さんだって、好きで発達障害になったわけではない。
優しくしたいのに、そうできない。
それどころか、お母さんに当たってしまう。

本当は、兄に優しくし、おそらく誰よりも傷つき苦しんでいるお母さんにも優しくしたい。
頭では分かっていても、それが出来ない。

仏教では、その「頭では分かっていても行動に移せない」こと、つまり自分の思う通りに出来ないことを「苦」といいます。

その「苦」を消すためにどうしたらいいか。まずはご自分の気持ちを認めてあげてください。「ああ、また私イライラしてる」「優しくできなくってイヤ!」そんな気持ちが生じてくるのを、自然なことと受け止めてください。

そしてその気持ちを表に出す前に、「ああ、また私の『苦』が出てきたな」と、ちょっと自分の中で見つめ、その時にゆっくりとした呼吸を続けてみてください。

fumaさんの「苦」はそうそう無くならないかもしれません。
でも接し方を変えると、変化が表れてくるのではないかと思います。

また気持ちを出したくなった時は、どうぞhasunohaへ!
(HP閲覧者が多く、しばらく質問しにくいかもしれませんが…)

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