虫を殺すという事
私は虫を殺す事に抵抗があります。
家や車に虫がでたら、極力生きたままの状態で外に出します。(苦手な虫はほかの人に出してもらう)
しかしながら、主人が単身赴任で居ない状態になってしまい、
見るだけで苦手な大きな蜘蛛に殺虫剤を噴射して殺めたり、
室内に蟻が発生した際に、薬剤を仕掛けてしまいました。
申し訳ないというか、可哀想というか、本当はこんな事をしたくないです。
自責の想いが消えません。
あまり色々と可哀想だとか思うと憑いてくるよ、と言ってくる人もいて、自分はどうしたらいいかわからなくなります。
ちなみに轢かれた動物などを見たら、可哀想で半日くらい凹みます。
気にしないで過ごした方がいいのでしょうか?
わたしはどうあるべきなのでしょう。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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できる範囲で
私も、ゴキブリや蜘蛛などはできるだけ殺さずに生きたまま逃がすようにしています。
蚊が飛んでいても、手で追い払う程度で、パチンと叩くことはほとんどありません。
しかし、ゴキブリ用の毒入りエサを置いたり、蚊取り線香などを使います。
「危険だから食わずにこの家から逃げてくれ」と、意味のない願いをこめながら。
仏教は、自分と他者の悩み苦しみを減らす教えです。
他者を殺さないのは、他者の苦しみを減らすために役立ちます。
一方で、後悔などは自分を苦しめる煩悩です。
できる範囲で不殺生にとりくみつつ、殺してしまったときは、後悔を引きずらないようにしましょう。
できることをできる範囲でやればよいと思います。
追記
不殺生は、一生かけて取り組まねばならないむずかし問題です。
だからこそ修行になるのでしょうね。
質問者からのお礼
その通りだと思うのですが、やはり自責の念に苛まれてしまいます。見て見ぬふりをして生きて行きたい。