祖父や先祖に責められそう
初めまして相談させていただきます
現在双極症で実家にて5年ほど療養している無職の37歳です
私は地方の旧家の一人娘ですが、思いもよらない精神疾患にかかり恋人もいないので出産適齢期を逃してもう実家の直系が私の代で終わることになります
元々あまり結婚願望や出産に消極的なので、個人的には仕方ないことと思ってますし、父も諦めてるのか孫を諦めたのか何も言わずに私が回復してきてることから社会復帰と体調の安定のことだけを言いますが、私が学生の時には父は婿を取って孫を見たいとしきりに言っており、祖父も存命の時はそのことをよく言ってました
私個人は子供はもういいのですが、ふと将来実家の墓に入った時に祖父や先祖から血筋を途絶えさせたと責められるのではないかと思い詰めてしまいます
よく先祖は子孫の幸せを祈ってるとか言いますが、血筋の存続にこだわってた我が家では先祖の祟りとかあるのではないかとまだ心身ともに不安定なところがあるせいか不安になります
信仰心が強いわけでないですが、霊的なものを少し信じるところがあるので先祖に責められてしまうのではないかと思ってます
私は先祖から責められても仕方ないと受け入れるべきでしょうか?
死ぬことというより死んだ時が怖くなります
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
先祖は苦しめる存在ではなく、あなたの命を慈しんでくださる。
血筋の存続に執着して、今の世を生きる者(あなた)を苦しめても、それは幸せとは言えないでしょう。
この世で生きておられた時は、存続に期待を寄せておられた先人達も、命終え、仏の世界に参られた後は、執着から解放されるのです。
ですから、生前の時のままに、存続への執着よりも、今はただ、あなたが自らを生きていかれることを願ってくださっていますよ。
祟りなどあるはずがないのです。子孫である あなたを苦しめるような存在ではなく、あなたの命を、慈しんでくださっていますよ。
何の心配もせず、出産にプレッシャーを感じることなく、あなたの人生を あなたが思うように、生きていきましょう。
“血筋”よりも大切なもの
あなたが抱えている不安は、病気のせいでも、弱さのせいでもありません。
それは「命のつながりを大切にしてきた家」で生まれ育った方が、
自然に感じてしまう“こころの痛み”です。
まずお伝えしたいのは、あなたの存在そのものが、すでにご先祖への最大の供養です。
1. 先祖は「責める存在」ではなく「見守る存在」
仏教では、亡くなった人は“怨む霊”ではなく、
この世を生きる私たちを照らす「縁(えにし)」であると説きます。
あなたが心を痛めながらも誠実に生きている、その姿を見て、ご先祖は決して責めたりはしません。
むしろ「よくここまで生きてくれた」と、深い慈しみで包んでいるはずです。
2. 「血筋」は命の“形”であり、“目的”ではない
ご先祖が大切にしてきたのは、
「血」を続けることではなく、その中で育まれてきた“心”をつなぐことです。
思いやり、感謝、誠実さ、あなたがそれを持って生きている限り、
血のつながりよりも深い“いのちの循環”は続いています。
3. 「祟り」ではなく、「想い」を感じている
“祟り”という形で恐れを感じるのは、実は「まだ応えきれていない想い」が心の中に残っているから。
「私はあなたたちの想いを無視していない」
「私なりの形でこの家を大切にしている」
と、心の中で静かに語りかけてみてください。
それはお詫びではなく、感謝の祈りです。
その瞬間、あなたの中の不安は少しずつ柔らぎます。
4. 死を恐れる気持ちは、「生きたい証」
「死んだときに責められるのでは」と感じるのは、
実は“まだ生きたい”“この人生を大切にしたい”という証拠です。
仏教では「恐れ」もまた、生きる力の裏返し。
恐れを否定せず、「私の中にまだ生きたい力がある」と受け止めてください。
5. 最後に
あなたがこの世で「ありがとう」をひとつでも増やすたびに、
その光は先祖へと届いていきます。
血を残せなくても、心を残すことはできる。
あなたが優しく笑い、誰かを思いやるとき、
その瞬間こそ、ご先祖の願いが叶っているのです。
どうか、
「責められるのでは」ではなく、
「見守られているのだ」と信じてください。
あなたのいのちは、途切れてなどいません。
今この瞬間も、しっかりと続いています。
合掌
ご安心なさって下さい
拝読させて頂きました。
どうかご安心なさって下さいね。ご先祖様もご両親様もそのようなことであなたを責めたりはしないですからね。あなたが毎日を健やかに豊かに生き抜いていくのを優しく見守り続けて下さいます。ですからそのようなことにとらわれないで下さいね。
あなたがあなたがこれからもずっとご先祖様に優しく見守られて健やかに毎日を生きることできますように切にご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
ご親切にありがとうございます
正直本当に祖先はわかってくれるのかが不安な気持ちは完全には拭えないですが、私の人生を歩み続けていいことは確信しましたので少しずつ歩んでいきます
本当にありがとうございました



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